2017-08

TV特撮シリーズ存続のため、“1作品半年サイクル化”を提案する(その2)

TV特撮シリーズ存続のため、“1作品半年サイクル化”を提案する(その2)

 この記事は、『TV特撮シリーズ存続のため、“1作品半年サイクル化”を提案する(その1)』の続きである。

 日本の代表的な特撮TVシリーズ枠であるスーパーヒーロータイムは、緩やかに死へと向かっている。視聴率が、ここ数年右肩下がりで低下し続けているのだ。
 これが、少子化の進行による自然減であり、何年か後には下げ止まる、あるいは上昇に転ずる。そう確実に言えるデータを見せてもらえれば、前言を撤回する。

 ここではとりあえず、
「このままでは日本のTV特撮シリーズは、遠くない将来打ち止めとなる(アニメ等の競合作品に放送枠を奪われる)」
という前提で話を進める。
 つまり「現状を変えなければ、終わってしまう」ということだ。
 では、何を変えるのか。
 その一つの答えが、TV特撮シリーズの“1作品半年サイクル化”である。

 今まで戦隊シリーズも単体(ライダーやメタル)ヒーローシリーズも、1作品を1年間続けていたが、これを1作品半年間に変更する。即ち、半年サイクルで新番組を放送するということである。
 番組の放送期間は、『その1』で書いたように、

 スタートダッシュで冬のボーナス狙い…11月の最終週に始まり、翌年5月の最終週の一週前に終了。
 スタートダッシュで夏のボーナス狙い…5月の最終週に始まり、11月の最終週の一週前に終了。

とする。
 この点が先ず、TV特撮シリーズの“1作品半年サイクル化”メリットとして挙げられる。
 夏冬のボーナスのタイミングに合わせて番組を開始することで、玩具の売上を向上させるのだ。例え視聴率が回復しなくても、玩具の売上によって十分な利益を上げることが出来れば、TV特撮シリーズを継続することが可能となる。アニメの例ではあるが、『太陽の牙 ダグラム』がこれに相当する。

 “1作品半年サイクル化”による、番組コストの向上は原則として発生しない。
 単純に、現状の1年サイクルの番組を2つに分けたと考えれば分かり易い。
 例えば、『仮面ライダーキバ』の場合、エンペラーフォーム、ライジングイクサ、サガ、ダークキバを出さないで番組が終了するのである。つまり、1作当たりに登場するキャラクターやガジェットの数が原則として半分になるということだ。

 実はこれが、二つ目のメリットでもある。
 最近のTV特撮シリーズは、キャラクターやガジェットを1作に詰め込みすぎなのだ。それを、“1作品半年サイクル化”によって、半分に減らすことが出来る。年間を通して売り出すキャラクターやガジェットの数は変わらないので、マーチャンダイジングに関しては問題ない。

 改めて言うまでもないが、スーパー戦隊シリーズを始め、日本のTV特撮シリーズはそのほとんどがコアターゲットを5才前後に設定した子供番組である。
 最近のTV特撮シリーズ、特に本家本元のスーパーヒーロータイムは、子供番組にしてはキャラクターやガジェットを出し過ぎである。ガジェットの中には、1年で2、3回しか登場しないものがあるのだが、そんなものまで玩具化されていたりする。それが果たして利益を生んでいるのか、素人目にも疑問を感じざるを得ない。

 「ガジェットの数を半分にしても、放送期間も半分なのだから改善にはならない」というのは錯覚である。スーパー戦隊シリーズの巨大ロボを例にとれば、すぐ分かる筈だ。
 今は「1年で4号ロボまで登場する」のが当たり前になっているが、これが「半年で2号ロボまで」になったらどうなるか?
 ロボが2台までなら、同時に登場しても画面構成や戦闘シーケンス上不自然に映らない。半年間、毎日2台とも登場することすら可能だろう。1年間で4台を四苦八苦して登場させている現状と比べ、どちらが良いかは言うまでもないと思う。

 とりあえず、今回はここまで。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。