2017-10

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『機動戦士ガンダム』第11話の感想 ~ ついでに『ガンダムOO』も ~

『機動戦士ガンダム』第11話の感想
 ~ ついでに『ガンダム00』も ~


 ファーストガンダムは、世界初の“リアル路線ロボットアニメ”である。まさにエポックメイキングな作品と言える。

 実は、同じくロボットアニメにおけるエポックメイキング作品である『鉄人28号』も、「兵器として作られた巨大ロボットを、少年が操縦する」という設定だけ見れば、ファーストガンダムと共通している。そして意外なことに、もう一つのエポックメイキング作『マジンガーZ』に登場する巨大ロボットと、ファーストガンダムのモビルスーツは同サイズである。

 また、単なる一個の兵器にすぎないガンダムが、様々な理由付けにより、劇中ではスーパーロボット的な活躍をするのもまた事実である。ファーストガンダムは、“リアル路線ロボットアニメ”であると同時に、“洗練されたスタイルのスーパーロボットアニメ”でもあったのだ。

                第11話 イセリナ、恋のあと

 ファーストガンダムの中で、唯一「なくてもいいんじゃないのか」と思えるエピソード。劇場版では、単に時間の都合でカットされただけではなく、Gメカ同様に完全に「なかったこと」にされたという印象が強い。
 ただしそれは、サブタイトルになっている「イセリナの恋」が生み出したエピソードに関する部分である。ガルマを喪ったザビ家一族が、彼の死をどう受け止めているのかを描いた部分は、劇場版にも使われている…筈。(劇場版はまだ観返していないので、断言が出来ない。劇場版は購入済みだが、TVシリーズを最終話まで全て観返し終えてから観返す予定)

 このエピソードは、ガルマの葬儀に関する部分を除けば、2つのことを描くためだけに作られたように思える。即ち、

(1)ビームジャベリンを登場させる
(2)アムロが、名前も知らない人から「仇」と言われてショックを受ける

の2点だ。(2)は次の回の伏線になっていると捉えることが出来る。つまり、次の回でアムロが軽い精神病のような状態に陥っていることの理由付けだ。

 しかし、改めて考えてみると、これは相当強烈な体験である。
 初対面の女性、それもどう見ても民間人の女性から、いきなり仇呼ばわりされて銃口を向けられ、更に自分の目の前でその女性が転落死する。そして、死体となった彼女を、現場で仲間と一緒に土に埋める。
 アムロが生身の人の死や死体を間近で見るのは、これが初めてではない。第1話で、人の死、死体の山を目の当たりにしている。それがガンダムに乗り込む原動力となったのだし、「自分と仲間の命を守るために戦う」という大義名分にもなったのだろう。アムロの戦いは、常に“生き延びるための手段”だったのだ。

 そんなアムロも、結果として、戦争の中で人を殺すことがもはや当たり前になっていた。そしてある日突然、見ず知らずの生身の女性から直に仇と呼ばれる。
 その女性の死体を埋め終った後、アムロは祈りを捧げることが出来ただろうか?
 仇として自分の命を狙い、それを果たすことなく死んでいった女性に対し、15才の少年は一体何を祈れば良かったのだろうか…。

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 おまけ 『ガンダム00』 #16 悲劇への序章

 そう言えば、前回から新エンディングが付いたけど、良い歌だなぁ~。オープニングと違って女性ボーカルも上手いし。映像は『ダグラム』の“朽ちダグ”みたいだけど、それでも腐女子向けのような気持ち悪い映像よりは遥にマシである。

 閑話休題、私は初代ロックオンの最期のシーンが気に入らない。
 あんなシーンに感動する人は、ハッキリ言って思考停止している。

 私利私欲、私怨を超えた存在であるソレスタルビーイングのガンダムマイスターが、最後の最後で私怨のために戦った。彼は、ロックオン・ストラトスとして生きることを放棄し、ニール・ディランディとして死ぬことを選んだのだ。これは、弱い人間のやることだと思う。
 しかも今際の際に、地球にいる人類に対して「お前ら、満足か、こんな世界で」などと言う。私怨を果たすための戦いで死んでいく男に、そんなことを言う資格などありはしない。やっていることと言っていることが矛盾しているではないか。

 だから、二代目ロックオンが初代の死に関して「個人的な恨みのために…兄さんらしい」と言い捨てたときは、我が意を得たりの思いがした。
 最近、刹那の回想シーンで、初代ロックオンが自分の死に方を否定することを言っている。今更だけど、言わないよりは良い。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。

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