2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)の感想 ~ ついでに『ガンダム00』も ~

『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)の感想
 ~ ついでに『ガンダム00』も ~

ファーストガンダム一式

 『ガンダム00』に対する苦言ばかり呈していても楽しくないので、『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)を毎週DVDで見直して、その素晴らしさと問題点、当時の懐かしい記憶などを語っていこうと思う。また、そうすることで、ファーストガンダムから27年経って作られた『ガンダム00』の素晴らしさや問題点が浮き彫りになれば、とも思う。

 私は現在43才。中学生のときに、名古屋TVで放映されていた『機動戦士ガンダム』を毎週観ていた、いわゆるファーストガンダムリアルタイム世代である。

 ちなみに、『機動戦士ガンダム』の再放送も中学生のときに間違いなく観ている。そして再々放送も、中学生のうちに観たような気がする。多分、名古屋TVは1979年から約3年間連続で『機動戦士ガンダム』を放送したのではなかろうか。


              第1話  ガンダム大地に立つ!!

 約25年振りに第1話を見直して最も印象に残ったことは、“アムロは決して現場の素人ではない”ということだ。

 リアルタイムで観ていたにもかかわらず、約25年も二次情報だけに晒されていると、記憶が変形してしまっていることに驚かされた。
 雑誌でたまに目にする“アムロは内向的な少年で…”といったステレオタイプの説明から、アムロが今で言う“インターネットばかりやっていて現場を知らないオタクタイプ”だったような、そんな間違ったイメージが自分の中に作られていた。

「この振動の伝わり方は…爆発だ!」
とアムロが正確に感じ取れたのは、彼が過去に父親の仕事場(即ち軍事施設)を訪問した際、実験か何かで爆発の振動を肌身で感じた経験があるからだろう。そして直ぐに「こんな退避カプセルではもたない」と判断し、外に出て父親と連絡を取ろうとした。
 感覚・判断・行動力、どれを取っても素人ではない。
 有線ミサイルの誤爆を受けた際も、とっさに地面に伏せることで命拾いしている。

 アムロは軍人の息子であり、素人とは違うのだ。
 頭でっかちの単なるコンピュータマニアではなく、現場の感覚と行動力を身に着けているのだ。
 だから、フラウの家族の死に直面したアムロが、ガンダムに乗り込む決意をするという展開にも説得力が感じられる。

 もちろん、事前にガンダムのマニュアルをある程度読んでいるという伏線がある。
 その際、アムロがマニュアルを開いて最初に目にしたのは、ガンダムの側面図である。
 そして、アムロが初めて実物のガンダムを目にしたのも、ガンダムの側面(横顔)なのだ。
 マニュアルで見た絵と同じ構図が、そこに現実として在る。
 視聴者としては、
「アムロがさっき読んでいたマニュアルは、このモビルスーツのマニュアルなんだ!」
と、ピンと来る。
 この演出の上手さには唸らされた。

 これ以外にも、上手いと思わされる点は多い。
 ザクマシンガンを撃つとドラム缶大の薬莢が排出されるシーン。これはアムロが車に向かって走っていく背後にガランガランと薬莢が転がっていくカットが有名だけど、ジーンのザクが最初の1発目を撃ったときにも、ちゃんと薬莢が飛んでいる。2発目は、より分かり易い。

 有線ミサイルも何気に描かれている。
 第一、27年前にオニール型のスペースコロニーが物語の舞台になっていること自体が凄い。
 「コロニー落とし」を映像化したのは、ガンダムが世界初じゃないのか?
 冒頭のナレーションは完全にSFだし、ホントも凄いわ。

 この回、アムロはガンダムをトレーラーから起き上がらせることには苦労したが、ジャンプして逃げるザクを追いかけてビームサーベルで一刀両断し、更には突進して来るザクのコクピットを正確にビームサーベルで貫くという芸当を成し遂げる。

 リアルタイムで見ていた当時、クラスメートの男子の中には「起き上がるのに苦労した直後に、あんなに上手く動けるのはおかしい」という者もいたが、後の回でこの説明が出来ることが分かる。ただし、実はこの回にも一言だけだが、その説明がなされているのだ。
「コンピュータ管理で操縦が出来る…教育型コンピュータ…」

 アムロが乗り込んだガンダムは、コクピットが解放されており、すぐに乗り込めるようになっていた。実弾も装填され、「5倍のエネルギーゲイン」があり、いわば暖気運転状態になっていた。この機体が、既にテストである程度使われていたものだと考えても不自然ではない。
 アムロが操縦するガンダムがビームサーベルで2機のザクを倒せたのは、この機体がテスト運用時に既にそういう動きのパターンを“教育”されていたからなのだ。

 では何故、ガンダムをトレーラーから起き上がらせることには苦労したのか?
 それは、この機体が「トレーラーから起き上がること」は初めてだったからに違いない。
 実際、ガンダムがトレーラーから起き上がったのは、おそらく第1話だけである。ガンダムに限らず、モビルスーツが起動する際は、最初から立ち姿勢であることが圧倒的に多い。この機体も、テスト運用時はずっと立った状態で起動されていたのだろう。つまり、「トレーラーから起き上がる動作」の“教育”を受けていなかったのだ。

 あと、細かいことだけど、ジーンが
「へッ、怯えてやがるぜ、このモビルスーツ」
と言ってガンダムに肉薄している際、実はジーン本人もビビッていて顔面汗びっしょりになっているのが、凄いリアル。
 アニメなんだけど、アニメであることを忘れるというか、実話がアニメで再現されているような感覚に陥る。
 ガンダムのバルカン砲も、連射しているとすぐに弾切れを起こすし…。

 『ガンダム00』では、こういうリアリティのある描写がない。
 あるいはあったかも知れないが、印象に残っていない。


****************************************

 おまけ 『ガンダム00』 #6 傷痕

 どうしてこうも個人個人の話を乱発するんだ?
 どうしてそれを全部同時に進行させようとするんだ?
 下手なテッポも数撃ちゃ当たるってか?
 よっぽど一つ一つの話に自信がないんだな、だから乱発しないと不安になる。
 こうなると、話の中心も何もあったもんじゃない。
 世界観もドラマもなく、あるのは個人個人のエピソードだけ。
 幹が無いのに、枝葉ばかりが多い。
 「戦争を根絶させるための武力介入」は、そんなことでは描き出せないだろうに。
 せっかく沙慈に戦争をいうドラマを背負わせられる感じになってきているんだから、そこを中心にして世界を描くべき。それと直接繋がらない他のエピソードは、全部後回しで良い。
 少しはファーストガンダムを見習えっちゅうの!(あ、言っちゃった!)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://sinden.blog6.fc2.com/tb.php/815-32d08791

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

震電

震電

 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。