Anna ファーストアルバム『恋のカタチ』リリース記念インストアイベント
Anna ファーストアルバム『恋のカタチ』リリース記念インストアイベント
会場 :石丸電気SOFT2
公演日:2008年9月27日(土)
有楽町で『20世紀少年』を観て、食事を済ませた後に秋葉原へ。
16時7分前に石丸ソフト2のショウウィンドウの前に並び、約10分後に入場整理券を受け取ると、直ちにその場から立ち去った。35分後に同じ場所に戻って来ると、歩道の車道側ギリギリ端に寄って入場を待つ。
【約50人の列】が2列、合計約100人。
いつものボンブラ(BON-BON BLANCO)のイベントより、【約50人の列】が丸々1列分少ない。必ずしもボンブラファン=アンナ(SANTOS ANNA)ファンではないということか。
アンナには女性ファンもそれなりにいると思うのだが、今日は女性が1人も列にいない。ひぃちゃん(稲森寿世)のイベントのときもそうだったし、女性はアキバには足を運びにくいのだろう。
まぁ、ボンブラの基調であるラテン音楽自体、アキバには場違いなのだが。あ、マコ(MAKO)のキャラクターだけは、アキバに合っているな…。
私の整理番号は52番だったので、イベント会場に入ると余裕で座れた。前回のボンブラのイベントとは違い、真ん中ぐらいの列(前回は最前列)だったので、安心して中央寄りの席を選んだ。
会場全体を見回すと、座席は全部埋まっているようだが、やはり立ち見の客が少ない。前々回のボンブラのイベントのときは、両サイドの立ち見スペースもビッシリ入っていた(前々回は左スペースで立ち見)ことを思うと、ちょっと物足りない感じがした。
今回のアンナはボンブラのアンナ(SANTOS ANNA)であると同時に、アニメ歌手としてのアンナ(Anna)でもある。『恋のカタチ』のジャケ写や歌詞冊子の写真のアンナは、ボンブラのアンナと同一人物と思えないほど乙女チックだし、いったい今日のステージはどんなキャラで演るのか、全く予想が出来なかった。
予定より遅れて、ライブが始まった。
ステージには「どこのアイドルの方ですか?」と思わず訊きたくなるような衣装を着たアンナがいる。見た瞬間、私は目が点になった。今どき、ハロプロのステージでもここまでアイドルぶりぶりな衣装はそうそう目に出来るものではない。
曲は『ラッキーチューン』なので、曲と衣装は合っている感じ。
しかし、あのアンナが歌いながらアイドルっぽいダンス…と言うか、手の動きをやっていることには違和感をバリバリに感じる。確かにカワイイ曲だし、アンナもカワイイ(肌の露出の少ない衣装なので断言は出来ないが、プロポーションはGirls Woodstock Vol.4のときと同様で細身)のだけれども、やはり衣装が極端すぎる。
いつものボンブラの衣装ではマズイのは分かるが、『恋のカタチ』のジャケ写のような、パーカーにショートパンツといった普通の衣装にするべきだった。ワンピースなら、最新の会報に載っていた、私服と思われる黄色のワンピースとか、十分普通にカワイイではないか。
MCでは一体どうなるんだろう…と思っていたら、MCではいつも通りのアンナだった。
「この衣装はネタだと思うんだけど」
と自ら言い捨ててみたり、衣装に関しては開き直っているような感じだった。実際、衣装は着てしまえば自分では見えないので、気にならないことは想像できる。
問題は、アイドル風の振り付けにあったのだと思う。
最後に歌った『今すぐKiss Me』を除くと、アンナはどこか歌いずらそうな感じで歌っていた。「アクセルを踏みながら、同時にブレーキも踏んでいる」ような、アンナにしてはぎこちないパフォーマンス。これは、アイドル風の振り付けにアンナが抵抗を感じていたことに因るものだと思う。
またアンナは、本来「テンション上げ上げ」な曲とは言えない『星のカケラ』と『LIFE IN ME』を、無理にそんな感じで歌おうとした。ポップスをロックのノリで歌ったり聴いたりするなんて、上手くいくワケがない。結果として、全体として不自然さを感じさせたステージとなった。
アンナは2曲目から客を立たせて煽りを入れていたが、2曲目の『kissの行方』はむしろ座って聴く曲であるし、クラップ(手拍子)を入れる曲でもない。セットリストを
1. 『ラッキーチューン』
2. 『kissの行方』
3. 『SCAR』
として、3曲目までは客を座らせたままにするべきだった。
一番不自然であり不満だったのは、アンナが自分の実力(歌唱力)を完全には信じていない点である。
「ここに来ている人は、私の歌を聴きに来ているんだよね」
「私のルックスを目当てで来ている人は、バーン!(グーで殴る仕草)だからね」
「ここに来ているみんなとは、音楽で繋がっている」
というMCからは、実力派歌手としての自信とプライドが窺える。しかし、その一方で、
「ここで踊っておかないと、家に帰ってから後悔しちゃうよ」
と、前回のイベントのMCと全く同じことを言ったり、挙句の果ては
「私のことは眼中になくてもいいから」
とまで言ってしまう。
ステージに立つ主役を差し置いて客が盛り上るなど、本来あってはならないことではないか。実力のないクチパク歌手ならいざ知らず、若手トップクラスの実力を持つ女性歌手であるアンナが口にするような台詞ではない。
客が飛んだり跳ねたり叫んだりしないと不安を感じるような、そんなレベルの歌手ではないだろう、アンナは。
大体、今日のイベントでは座席がパイプ椅子を間隔無し並べたものなのだから、客だってライブハウスみたいに動けはしない。しかし、声援や拍手はライブハウスと同じだった筈だ。客の動きが小さいからと言って、盛り上っていないと不安になるなど馬鹿げている。
直立不動で固まっている客がいたら、「ああ、私の歌声に聴き入って固まっているんだな」と思えば良いのだし、実際そうだろう。客のほぼ100%はリピーターだったのだから。
『今すぐKiss Me』の際、私は合いの手を入れたが、私の周囲の客はそうしなかった。しかし、私の周囲の客が盛り上っていなかったかといえば、決してそんなことはない。
私だって常に合いの手を入れるとは限らない。喉の調子が悪いときはやらないし、声の高さが合わないと感じたときはやらない。しかし、そういうときにライブを楽しめていないかといえば、決してそんなことはない。
断言できる。
・飛んだり跳ねたり叫んだり、声援を飛ばしたり、歌の際に合いの手を入れたりすること。
・客が楽曲を楽しんだり、アーティストのパフォーマンスを受けて盛り上ること。
この両者は、基本的には無関係である。
アーティストのパフォーマンスなど無関心で、ただ騒ぎたいために会場に来て騒いでいる連中もいる。
楽曲に聴き入り、立ちつくしたまま手拍子もままならないけれど、ライブパフォーマンスをを心から楽しんでいるファンもいる。
つまり、そういうことなのだ。
握手会では、そういうことを短時間では伝えられないと思ったので、別件に触れた。
「アンナさんが「1番好きな曲は何ですか」と言われたように思ったので、私は1回しか手を挙げませんでした」
MCの際、アンナが「アルバムの中で好きな曲は何?」という質問をして、客に手を挙げさせるという一幕があった。その際、アンナが実際に「1番好きな曲」と言ったかどうかは覚えていない。ただ、そのとき私はアンナがそう言ったように思えた。だから、私は『kissの行方』のところで手を挙げただけで、それ以外では挙手しなかった。
しかし、どうやらアンナは「何回でも挙手可」という意味で言ったらしく、曲名を挙げるごとに上がる手の数が少ないことを気にしていた。だから、私は自分が1回しか挙手しなかった理由をアンナに伝えたかったのだ。
アンナは私の発言を受けて
「私も、自分が作詞した曲を挙げること忘れちゃった」
と苦笑いしていた。そう言われてみれば、そうである。確かにアンナは『恋のカタチ』を挙げなかった。アルバムのタイトルにもなっているのに。
ポスターを受け取ってステージを降りた後、物販コーナーに直行した。まだアルバムが残っていたので、1枚購入した。今回、入場のために予約しておいた1枚は、ポイントを使って約半額で購入したので、ファンとしてここでもう一推しといったところだ。amazonでも購入済みなので、今回は3枚購入ということになる。もともと1枚は実家用に持ち帰るつもりだったので、余分に買ったのは1枚だけである。
特にもう一度握手したいという欲求もないし、このまま帰ろうと一旦は出口に足を向けた。しかしその時、アンナの“自信の無さの裏返し”のような煽りの一件が、ふと脳裏を過った。後ろ髪を引かれるとは、こういうことを言うのだろう。私は踵を返し、自分の座っていた椅子のところへ戻った。
スタッフの声が良く聞き取れなくて、危うく待っていた時間を無駄にするところだった。
「1回目の握手が済んでいない方はいませんか?」
と言っているのかと思ったら、
「これで握手会を終了しますが、もう握手会を持っている方はいませんか?」
と言っているではないか。私は慌てて握手券を取り出すと、ステージ脇へ。
握手会で、最後の一人になるなんて初めてだ。1回のイベントで握手を2回することも、多分初めてである(握手券を2枚貰ったことはあるが、1枚しか使わなかった)。「何かカッコ悪いな」と思いながらステージに上がった。
アンナは特に疲れた様子も見せず、1回目のときと全く同じように握手をしてくれた。
「アンナさんの歌をライブでジックリ聴いているだけで十分に満足できるので、踊らなくても、叫ばなくても、全然後悔しないという人は、たくさんいると思いますよ」
そう私が言うと、
「嬉しいこと言ってくれるじゃないですかぁ〜」
アンナは、本当に嬉しそうだった。私は、そんなアンナを見てホッとした。
「私も、今日は本当に満足しました」
「ありがとうございます」
今日2枚目のポスターを受け取って、ステージを降りる。寸前にちょっとバタバタしてしまったが、今回は考える時間が十分にあった。それが良かったのだと思う。噛まずに言えたし、気持ちもアンナにちゃんと伝わった。
恋のカタチが色々あるように、
ファンのカタチにも色々ある。
アーティストも、ファンも、ファン同士も、そういうことを分かり合えれば、ライブに来た皆が幸せになれる。
「踊りたい人は踊って、じっくり聴きたい人は無理に踊らなくてもいいから」
次回のイベントでは、アンナが自然体でサラリとそういうことを言ってくれたら良いのにな。
そんなことを思いながら、石丸電気を後にした。
会場 :石丸電気SOFT2
公演日:2008年9月27日(土)
有楽町で『20世紀少年』を観て、食事を済ませた後に秋葉原へ。
16時7分前に石丸ソフト2のショウウィンドウの前に並び、約10分後に入場整理券を受け取ると、直ちにその場から立ち去った。35分後に同じ場所に戻って来ると、歩道の車道側ギリギリ端に寄って入場を待つ。
【約50人の列】が2列、合計約100人。
いつものボンブラ(BON-BON BLANCO)のイベントより、【約50人の列】が丸々1列分少ない。必ずしもボンブラファン=アンナ(SANTOS ANNA)ファンではないということか。
アンナには女性ファンもそれなりにいると思うのだが、今日は女性が1人も列にいない。ひぃちゃん(稲森寿世)のイベントのときもそうだったし、女性はアキバには足を運びにくいのだろう。
まぁ、ボンブラの基調であるラテン音楽自体、アキバには場違いなのだが。あ、マコ(MAKO)のキャラクターだけは、アキバに合っているな…。
私の整理番号は52番だったので、イベント会場に入ると余裕で座れた。前回のボンブラのイベントとは違い、真ん中ぐらいの列(前回は最前列)だったので、安心して中央寄りの席を選んだ。
会場全体を見回すと、座席は全部埋まっているようだが、やはり立ち見の客が少ない。前々回のボンブラのイベントのときは、両サイドの立ち見スペースもビッシリ入っていた(前々回は左スペースで立ち見)ことを思うと、ちょっと物足りない感じがした。
今回のアンナはボンブラのアンナ(SANTOS ANNA)であると同時に、アニメ歌手としてのアンナ(Anna)でもある。『恋のカタチ』のジャケ写や歌詞冊子の写真のアンナは、ボンブラのアンナと同一人物と思えないほど乙女チックだし、いったい今日のステージはどんなキャラで演るのか、全く予想が出来なかった。
予定より遅れて、ライブが始まった。
ステージには「どこのアイドルの方ですか?」と思わず訊きたくなるような衣装を着たアンナがいる。見た瞬間、私は目が点になった。今どき、ハロプロのステージでもここまでアイドルぶりぶりな衣装はそうそう目に出来るものではない。
曲は『ラッキーチューン』なので、曲と衣装は合っている感じ。
しかし、あのアンナが歌いながらアイドルっぽいダンス…と言うか、手の動きをやっていることには違和感をバリバリに感じる。確かにカワイイ曲だし、アンナもカワイイ(肌の露出の少ない衣装なので断言は出来ないが、プロポーションはGirls Woodstock Vol.4のときと同様で細身)のだけれども、やはり衣装が極端すぎる。
いつものボンブラの衣装ではマズイのは分かるが、『恋のカタチ』のジャケ写のような、パーカーにショートパンツといった普通の衣装にするべきだった。ワンピースなら、最新の会報に載っていた、私服と思われる黄色のワンピースとか、十分普通にカワイイではないか。
MCでは一体どうなるんだろう…と思っていたら、MCではいつも通りのアンナだった。
「この衣装はネタだと思うんだけど」
と自ら言い捨ててみたり、衣装に関しては開き直っているような感じだった。実際、衣装は着てしまえば自分では見えないので、気にならないことは想像できる。
問題は、アイドル風の振り付けにあったのだと思う。
最後に歌った『今すぐKiss Me』を除くと、アンナはどこか歌いずらそうな感じで歌っていた。「アクセルを踏みながら、同時にブレーキも踏んでいる」ような、アンナにしてはぎこちないパフォーマンス。これは、アイドル風の振り付けにアンナが抵抗を感じていたことに因るものだと思う。
またアンナは、本来「テンション上げ上げ」な曲とは言えない『星のカケラ』と『LIFE IN ME』を、無理にそんな感じで歌おうとした。ポップスをロックのノリで歌ったり聴いたりするなんて、上手くいくワケがない。結果として、全体として不自然さを感じさせたステージとなった。
アンナは2曲目から客を立たせて煽りを入れていたが、2曲目の『kissの行方』はむしろ座って聴く曲であるし、クラップ(手拍子)を入れる曲でもない。セットリストを
1. 『ラッキーチューン』
2. 『kissの行方』
3. 『SCAR』
として、3曲目までは客を座らせたままにするべきだった。
一番不自然であり不満だったのは、アンナが自分の実力(歌唱力)を完全には信じていない点である。
「ここに来ている人は、私の歌を聴きに来ているんだよね」
「私のルックスを目当てで来ている人は、バーン!(グーで殴る仕草)だからね」
「ここに来ているみんなとは、音楽で繋がっている」
というMCからは、実力派歌手としての自信とプライドが窺える。しかし、その一方で、
「ここで踊っておかないと、家に帰ってから後悔しちゃうよ」
と、前回のイベントのMCと全く同じことを言ったり、挙句の果ては
「私のことは眼中になくてもいいから」
とまで言ってしまう。
ステージに立つ主役を差し置いて客が盛り上るなど、本来あってはならないことではないか。実力のないクチパク歌手ならいざ知らず、若手トップクラスの実力を持つ女性歌手であるアンナが口にするような台詞ではない。
客が飛んだり跳ねたり叫んだりしないと不安を感じるような、そんなレベルの歌手ではないだろう、アンナは。
大体、今日のイベントでは座席がパイプ椅子を間隔無し並べたものなのだから、客だってライブハウスみたいに動けはしない。しかし、声援や拍手はライブハウスと同じだった筈だ。客の動きが小さいからと言って、盛り上っていないと不安になるなど馬鹿げている。
直立不動で固まっている客がいたら、「ああ、私の歌声に聴き入って固まっているんだな」と思えば良いのだし、実際そうだろう。客のほぼ100%はリピーターだったのだから。
『今すぐKiss Me』の際、私は合いの手を入れたが、私の周囲の客はそうしなかった。しかし、私の周囲の客が盛り上っていなかったかといえば、決してそんなことはない。
私だって常に合いの手を入れるとは限らない。喉の調子が悪いときはやらないし、声の高さが合わないと感じたときはやらない。しかし、そういうときにライブを楽しめていないかといえば、決してそんなことはない。
断言できる。
・飛んだり跳ねたり叫んだり、声援を飛ばしたり、歌の際に合いの手を入れたりすること。
・客が楽曲を楽しんだり、アーティストのパフォーマンスを受けて盛り上ること。
この両者は、基本的には無関係である。
アーティストのパフォーマンスなど無関心で、ただ騒ぎたいために会場に来て騒いでいる連中もいる。
楽曲に聴き入り、立ちつくしたまま手拍子もままならないけれど、ライブパフォーマンスをを心から楽しんでいるファンもいる。
つまり、そういうことなのだ。
握手会では、そういうことを短時間では伝えられないと思ったので、別件に触れた。
「アンナさんが「1番好きな曲は何ですか」と言われたように思ったので、私は1回しか手を挙げませんでした」
MCの際、アンナが「アルバムの中で好きな曲は何?」という質問をして、客に手を挙げさせるという一幕があった。その際、アンナが実際に「1番好きな曲」と言ったかどうかは覚えていない。ただ、そのとき私はアンナがそう言ったように思えた。だから、私は『kissの行方』のところで手を挙げただけで、それ以外では挙手しなかった。
しかし、どうやらアンナは「何回でも挙手可」という意味で言ったらしく、曲名を挙げるごとに上がる手の数が少ないことを気にしていた。だから、私は自分が1回しか挙手しなかった理由をアンナに伝えたかったのだ。
アンナは私の発言を受けて
「私も、自分が作詞した曲を挙げること忘れちゃった」
と苦笑いしていた。そう言われてみれば、そうである。確かにアンナは『恋のカタチ』を挙げなかった。アルバムのタイトルにもなっているのに。
ポスターを受け取ってステージを降りた後、物販コーナーに直行した。まだアルバムが残っていたので、1枚購入した。今回、入場のために予約しておいた1枚は、ポイントを使って約半額で購入したので、ファンとしてここでもう一推しといったところだ。amazonでも購入済みなので、今回は3枚購入ということになる。もともと1枚は実家用に持ち帰るつもりだったので、余分に買ったのは1枚だけである。
特にもう一度握手したいという欲求もないし、このまま帰ろうと一旦は出口に足を向けた。しかしその時、アンナの“自信の無さの裏返し”のような煽りの一件が、ふと脳裏を過った。後ろ髪を引かれるとは、こういうことを言うのだろう。私は踵を返し、自分の座っていた椅子のところへ戻った。
スタッフの声が良く聞き取れなくて、危うく待っていた時間を無駄にするところだった。
「1回目の握手が済んでいない方はいませんか?」
と言っているのかと思ったら、
「これで握手会を終了しますが、もう握手会を持っている方はいませんか?」
と言っているではないか。私は慌てて握手券を取り出すと、ステージ脇へ。
握手会で、最後の一人になるなんて初めてだ。1回のイベントで握手を2回することも、多分初めてである(握手券を2枚貰ったことはあるが、1枚しか使わなかった)。「何かカッコ悪いな」と思いながらステージに上がった。
アンナは特に疲れた様子も見せず、1回目のときと全く同じように握手をしてくれた。
「アンナさんの歌をライブでジックリ聴いているだけで十分に満足できるので、踊らなくても、叫ばなくても、全然後悔しないという人は、たくさんいると思いますよ」
そう私が言うと、
「嬉しいこと言ってくれるじゃないですかぁ〜」
アンナは、本当に嬉しそうだった。私は、そんなアンナを見てホッとした。
「私も、今日は本当に満足しました」
「ありがとうございます」
今日2枚目のポスターを受け取って、ステージを降りる。寸前にちょっとバタバタしてしまったが、今回は考える時間が十分にあった。それが良かったのだと思う。噛まずに言えたし、気持ちもアンナにちゃんと伝わった。
恋のカタチが色々あるように、
ファンのカタチにも色々ある。
アーティストも、ファンも、ファン同士も、そういうことを分かり合えれば、ライブに来た皆が幸せになれる。
「踊りたい人は踊って、じっくり聴きたい人は無理に踊らなくてもいいから」
次回のイベントでは、アンナが自然体でサラリとそういうことを言ってくれたら良いのにな。
そんなことを思いながら、石丸電気を後にした。
コメント
良いファンですね。
コメントありがとうございます
アンナには常に自信満々泰然自若でいて欲しいのですが、ボンブラのイベントのときよりも客が少なかったことから、流石にちょっと不安を感じていたのかなと思います。
>アンナの性格から言えば、ガツンと歌う方が趣味に合うのでしょうが、私は今回みたいな歌い方も好きですね。
最初にCDで『ラッキチューン』を聴いた時は、これはアンナよりもマコ向きなのではないかと思ったりもしましたが、私も今ではアルバム『恋のカタチ』全体が気に入っています。
ガツン系とバラードだけではなく、乙女系(?)ポップスも歌いこなすアンナは、日本の若手女性歌手の中ではトップクラスの“歌姫”に間違いないでしょう、実力的には。
>アンナの性格から言えば、ガツンと歌う方が趣味に合うのでしょうが、私は今回みたいな歌い方も好きですね。
最初にCDで『ラッキチューン』を聴いた時は、これはアンナよりもマコ向きなのではないかと思ったりもしましたが、私も今ではアルバム『恋のカタチ』全体が気に入っています。
ガツン系とバラードだけではなく、乙女系(?)ポップスも歌いこなすアンナは、日本の若手女性歌手の中ではトップクラスの“歌姫”に間違いないでしょう、実力的には。
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アンナの性格から言えば、ガツンと歌う方が趣味に合うのでしょうが、私は今回みたいな歌い方も好きですね。
ホント、謙虚なのは素晴らしいことですが、もっと自信を持ってステージに立ってもらえたらと思います。
トップクラスの歌い手だと、勝手に思っていますから。