2017-10

『ハロモニ@』終了と、モーニング娘。の人気に関して

    『ハロモニ@』終了と、
                    モーニング娘。の人気に関して


 『ハロモニ@』に関しては、「漸く終わるのか」といった印象である。
 正直なところ、もっと早期に終了すると思っていた。
 『@』になって低予算路線にシフトした内容を見たときは、「これは、非ハロプロ系の新番組が始まるまでの、いわば穴埋め番組だな」と思った。視聴率もこのところ最低レベルだったようだし、そんな番組がここまで続いたことはむしろ不思議である。

 モー娘。のファンの実数は、シングルCD『みかん』(イベント応募券が同封されていなかった)の売上実績から明らかになっている。固定ファンが約3万人、浮動票的なファンが約1万人、合計約4万人である。
 『ハロモニ@』は、モー娘。の番組だった。ファンが4万人しかいないアイドルの番組を、日曜の昼にやること自体に無理があった。単純に、そういうことなのだと思う。

 現在のモー娘。は、うわべの知名度と実際の知名度の乖離が大き過ぎるのが問題だ。一般的に、「モーニング娘。」というグループ名を知っている人は多いけれども、「現在のメンバーに関しては顔を名前も知らない」という人がほとんどだろう。

 この点に関して、「ジャニーズのアイドルグループに関してもそうではないか」と言う人もいるが、そういった認識は間違いである。
 例えば、私はジャニーズ系のアイドルのファンではない。ジャニーズ系のCDを買った経験は、『世界に一つだけの花』がヒットした当時、カラオケで歌うために(練習用として)買ったことがあるのみ。
 こんな私でも、SMAPに関しては顔だけではなく名前も大体分かる(顔と名前が一致する)。トキオとかいうグループのメンバーの名前は1人も知らないが、写真を見せられたら、ほぼ全員「この人はトキオの人」だと分かる。V6に関しても同様だ。
 嵐やカトゥーンとかいうグループに関しては、それぞれ2、3人を識別できる。つまり、嵐とカトゥーンのメンバーの写真がごちゃ混ぜになっていても、そのうち数名に関しては「この人は嵐のメンバー」、「この人はカツゥーンのメンバー」だと確信を持って分類することが出来る。

 なぜファンでもないのにグループ名とメンバーの顔が一致するのかというと、それは彼らがTVの音楽番組に定期的に登場しているからである。あるいは、映画やTVドラマで主役クラスの役を演じているからである。覚えるつもりが無くても、何となく記憶してしまうのだ。

 現在のモー娘。は、そうではない。
 現在のモー娘。と、AKB48から選び出した9人の写真をごちゃ混ぜにして、一般人に見せた場合、「この人はモー娘。のメンバー」、「この人はAKBのメンバー」だと確信を持って分類してもらえるメンバーが何人いるだろうか?

 おそらく、一般人にとって「この人はモー娘。のメンバー」だと特定可能なメンバーは、高橋愛ただ1人だろう(一般人の過半数が高橋愛を特定できるという意味ではない。飽く迄も、有意なレベルで高橋愛が特定されるという意味)。
 それ以外のメンバーに関しては、「モー娘。なのかAKBなのか分からない」というのが実情だと思う。モー娘。というパッケージから取り出して、メンバー1人1人を単独で見せた場合、「モー娘。のメンバーであるかどうかすら分からない」即ち、本当に「顔も名前も知らない」という状態になってしまうのだ。

 ここが、ジャニーズのグループアイドルとは決定的に違うところである。
 一般人にとって、ジャニーズのグループアイドルの個々のメンバーは「名前は知らなくても顔は知っている」場合が多く、かつ「名前は知らないけれど、どのグループのメンバーなのかは知っている」場合もそれなりにあるということだ。

 高橋愛を除けば、モー娘。の個々のメンバーの一般的な知名度は、今やAKB48と同レベルなのだと言って良いだろう。即ち、実質的な知名度は芸能人としては最低レベルで、ほぼゼロに等しい。

 小春に関しては、月島きらりとしての知名度はあると思うが、「モー娘。の久住小春」としての知名度は無きに等しいと思う。月島きらり名義でリリースされたCDと、モー娘。がリリースしたCD『みかん』の売上の差を見れば、そう言わざるを得ない。
 先ほどの例のように、AKB48から選び出した9人の写真をごちゃ混ぜにして一般人に見せた場合、小春に関しては「この人は(モー娘。でもAKBでもなく)、月島きらりでしょ?」と特定されるケースが最も多いのではないか。

 思い起こせば、『ハロモニ。』が面白かった当時は、金を払ってでも観たい番組だった。
 『ハロモニ。』が地上波から撤退し、スカパーの有料番組になったとしても、300円/回(1200円/月)なら十分に契約する価値があると考えていた。
 今の『ハロモニ@』は、とてもじゃないが金を払ってまで観たいとは思えない。
 この差がどこから生じているのかを探ることは、TV番組の価値とは何かを考える上で、多くの示唆を得ることになるだろう。まぁ、そういうことはアップフロントのスタッフが既にやっているとは思うが。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。