2017-08

稲森寿世 CD発売記念イベント

稲森寿世 CD発売記念イベント

                  会場 :石丸電気SOFT2、SOFT1
                  公演日:2008年8月17日(日)


 「ひぃちゃん」こと稲森寿世は、次世代渋谷系ガールだ。
 私は、渋谷には映画館とライブハウスしか行ったことがないのだが、渋谷とアキバは文化的には真逆の世界のような気がする。用語としては反対語、概念としては対立概念であるかのような印象だ。

 となれば、「次世代渋谷系ガール」ひぃちゃんにとっては、アキバはアウェイ中のアウェイである。だから、動員において苦戦するだろうとは思っていたが、その度合いは想像以上だった。
 先着順に入れるイベントなのに、開場30分前に現着したら、並んでいたのは、たったの3人ですよ。私が4番目。開場5分前になっても、全部で12人しか並んでいない。

 私は、この時点で「CD5枚買い」することを決意した。
 ボンブラ(BON-BON BLANCO)のDVD販促イベントの件で既に書いた(その記事は → こちら)が、私は本来こういう行為は大嫌いである。握手も特にしたいとは思わないし、増してや「1分間撮影会」などには全く興味が無い。ポケットカメラを携帯しているのは小雨の日に蜘蛛の巣の写真を撮るため(それに関しては → こちら)であり、このカメラで人間を撮影したことは1度もない。

 しかし、「1分間撮影会」というイベントが用意されているにもかかわらず、「開場5分前になっても、全部で12人しか並んでいない」のである。この状況下では、ファンとして、“ノルマ”を背負わざるを得ない。義理チョコならぬ“義理カメラマン”となることを決意したのだ。

 会場入りして席を確保(4番目なので当然ながら最前列)した直後、決意が鈍らないうちにとCD販売コーナーへと身体を運んだ。コストを最小限に抑えるため、通常版のみで5枚購入。1枚はミニライブの鑑賞代として購入するつもりだったので、4枚余分に買ったことになる。(この後、2回目のイベントにも参加し、その際にはCDを買わなかったので、この日余分に買ったのは3枚ということになる)

 販促会場で買ったので、石丸電気のポイントは付かない。こんなことならボンブラのときと同様、石丸の店内ショップで買っておけば良かったと思うが、開場5分前までは1枚しか買うつもりがなかったのだからしょうがない(こういうのも、衝動買いの一種なのだろうか?)
 ちなみに、オンラインショップで通常版とDVD付を各1枚(通常版1枚は実家用)予約購入しているので、これらも合わせると7枚となる(う~む)。

 会場には横6列×縦8列の椅子が並べられており、開演直前には縦7列目まで埋まっていたようである。だから、40人は入っていたと思う。そして、その大半が握手会に参加(少なくとも1枚はCDを購入)していたし、「1分間撮影会」にも3人1組で確か3組が参加したと思う。(これは、11時からSOFT2で行われたイベントに関する数字。13時からSOFT1で行われたイベントに関しては確認せず)

 この結果を見ると、私が頑張って「5枚買い」することは無かったようにも思える。それでも、ひぃちゃんにとっては試練の場となったことだろう。いかに「盆開け」かつ「アウェイ」とは言え、エイベックスの新人が休日のイベントに100人を動員できなかったのだから。

 ちなみに、「4枚(以上)購入特典」の「2ショットチェキ」がコレ。
 私がピースポーズを取っているのは、ひぃちゃんに「ポーズはピースにしようねっ」と言われたからである。43才のオッサンは、17才になったばかりの小娘に全く逆らえませんでした。
オッサン(私)と美少女(ひぃちゃん)
 私の頭上の文字「稲森寿世」が、キッチリ映っているのは偶然ではない。意図的に少し身をかがめて、頭を下げているのだ。上着を脱いでいるのも、背景の色を考慮した上でのこと。私はストリップ劇場で、ある程度ポラ慣れしているので、2ショット撮影時には背景のことまで気を配るのである。

 ついでに書いておくが、2回目のイベントの質問のコーナーで挙手し、
「ひいちゃんが取り組んでいるエコ活動について教えて下さい」
と言ったのは私だ。
 これは実は質問ではなく、ひぃちゃんへの単なるネタ振りである。私が望んだ通り、ひぃちゃんは立て板に水の如く説明を行い、時間を使った。
 なぜ私がこれを望んだかと言うと、1回目のイベントの同コーナーにおいて、頭のおかしい客が、ひぃちゃんの個人情報を聞き出そうと質問を重ね、場の雰囲気を悪くしていたからである(あれが装っていたものであったとしても、ああいう嫌がらせをする輩は頭がおかしい)。あの手の客に質問する機会を与えないようにするため、ひぃちゃんが時間を長く使えるネタをあえて振ったのである。

 そして、「1分間撮影会」で撮った写真がコレ。
ひぃちゃん斜めのフルショット
ひぃちゃんバストショット(トリミング)
 このカメラ(ORIMPUSのμ830)では蜘蛛や花しか撮ったことが無かったので、ズームの使い方すら知らなかった(必要なかった)。よって、アップは撮らず、フルショットばかり撮った。と言うよりも、前述の通り私は「義理カメラマン」だったので、1分間ひたすら定間隔でシャッターを押していただけというのが正直なところだ。ただ、
「ひぃちゃん!」
と声をかけると、本当にひぃちゃんがクルッとこっちを向いて微笑んでくれるので、そのときだけは真面目に撮った。フルショットをあえて斜めの構図で撮った1枚は、なかなか面白い絵になっている(もちろん被写体が良いからだが)と自分では思っている。

 さて、この日の私のお目当ては、飽く迄も歌手としての稲森寿世である。
 ひぃちゃんの生歌を聴くことが、この日の最大にして唯一の目的だと言っても過言ではない。
 その目的は、果たせた。
 3曲×2で、延べ6曲を良い環境で聴けたのは、本当に大きな収穫だった。

 ひぃちゃんの生の歌声は、基本的にはCDの歌声と変わらなかった。
 ひぃちゃんの歌の上手さ(歌唱力)は、本物だったのだ。
 ひぃちゃんは、まだ17才になったばかりと若いこともあり、ボンブラのアンナ(SANTOS ANNA)、しょこたん(中川翔子)、BoAには及ばないものの、私にとって彼女達に次ぐ第4の存在となった。

 トークの際、ひぃちゃんは、歌手デビューするにあたって「週6回とかのレッスンを受けてきた」と明言した。そのレッスンに関して「進学と並行して行っていた」・「この努力が本当に報われるのかと不安になった時期もあった」とも言っていた。このことから、レッスンは中3の頃からデビュー決定前まで、大きな中断も無く継続されていたと想像できる。

 これがハッタリとは思えない。
 ひぃちゃんの生歌を間近で聴いて、ひぃちゃんは「プロの歌手になるべく適正な訓練を積んだ人間である」ことを実感した。
 ひぃちゃんは決して、「歌が上手い素人」ではない。「訓練されたプロの歌手」なのだ。
 同時に、ひぃちゃんには、まだまだ伸び代があることも感じられた。

 PVを観て、「ひぃちゃんは骨太だ」と思っていたが、間近で見てそれを再確認することが出来た。私との2ショットの写真を見てもらえれば分かるが、肘から先の太さは、私と遜色ないくらいである。私は男としては華奢であるが、それでも身長175cmで体重61kgある。
 ひぃちゃんは、そこそこヒールの高い靴を履いていたから、160cmあるかどうかといったところではないか。それでいて、この手の太さ。ひぃちゃんは手脚がスラッと長いので、骨太であることに気付きにくいのだ。

 骨格の太さは土台の強さ、そして声の強さに繋がると私は思う。ひぃちゃんには、それがある。(ちなみに、ハロプロ勢の、れいな(田中れいな)や愛理(鈴木愛理)には、この「声の強さ」が欠けている)
 歌もスポーツの個人競技同様、結局は「パワー×技術×スタミナ×精神力」なのではないか。ひぃちゃんは基本的には迫力や強さで勝負するタイプではないが、それ故、土台となるパワーが安定していることが重要となり、その底上げは総合力の向上に繋がるのだ。

 この日は、1回目のイベントよりも2回目のイベントの方が声が良く出ていた。出力(声量)が安定していたし、伸びもあった。聴いていて気持ち良かったし、ひぃちゃんも歌っていて気持ち良さそうだった。とにかく、金を払って聴く価値のある歌だったことは間違いない。

 蛇足ながら、ひぃちゃんは『GIRLS STYLE』の歌詞を一部変えて歌っていたようだ。1回目のイベントでも、2回目のイベントのリハーサルでも本番でも、「大人は聴こえない」のパートを「大人はわからない」と歌っていたのだ。ここまで徹底していると、間違えたのではなく変えたと考えるべきだろう。ひぃちゃんは作詞に関わっているので、そういうことも許されるのだと思う。

 ひぃちゃんが、無理して踊らなかったことも良かったし、そういう方針を取らせた事務所側も評価したい。ひぃちゃんは、歌を大切にしていると感じた。
 やっぱり、歌手は歌ってナンボである。踊ってナンボだったら、歌手ではなくダンサーである。歌手を自称する以上、ダンスよりも歌を優先するのは当然なのだ。この姿勢は、今後も継続して欲しい。(10曲以上歌うのであれば、その中に1曲か2曲、ダンスを優先させる言わば「見せ曲」があっても良いとは思うが)

 ひぃちゃんが、この調子で曲をリリースし続け、イベントで場数を踏んでいけば、近い将来、2000人規模の会場で単独コンサートを開くことになるだろう。
 “平成生まれの歌姫”の登場である。
 その頃には、場所が例えアキバであっても、ひぃちゃんのCD販促イベントにおいて最前列に座るのは至難の業となっている筈だ。
 それでも、一向に構わない。
 なって欲しい、ひぃちゃんには。そういう歌手に。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。