2017-10

コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その9)

コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その9)


「周囲の人々に迷惑をかけてもいいから、私を応援しろ!」と言ったのか?

 そして、これもまた当然のことであるが、
 「例え、アーティストが喜ぶこと(アーティストに対する応援)であっても、他の客に迷惑がかかることは行わない」
 しょこたん(中川翔子)もどこかで言っていたが、「それが大人のマナー」だ。
「しょこたんが喜ぶこと(しょこたんに対する応援)なら、他の客に迷惑をかけても許される」
などという思い込みは大間違いである。

 第一、しょこたんが、
「周囲のお客さんに迷惑をかけても構わないから、派手な応援をして欲しい」
などと、本気で望んでいるとは到底思えない。


 一見そう取れるような発言をしょこたんがするのは、しょこたんが「派手な応援行為は、他のお客さんに迷惑をかけるおそれがある」という点に気付いていないからであろう。

 そもそも、コンサートは基本的に「アーティストが客に対してサービスを提供する」場であって、「客がアーティストに対してサービスを提供する」場ではない。もしコンサートが「客がアーティストに対してサービスを提供する(客がアーティストを喜ばせる)」ことを基本とするものであるならば、コンサート主催者は会場に来た客に対して金を支払うべきだろう。

 (一般の)コンサートにおいて、
「アーティストを喜ばせよう(応援しよう)」とすることで「アーティストの“パフォーマンス”が全ての客に行き届かなくなる」
などといったことは、絶対にあってはならない。


そんなことが許されるのは、「ファンの有志が自費でアーティストを招いた、プライベートなイベント」の場だけである。

 繰り返すが、アーティストがコンサートにおいて最優先で行うべきことは、「会場に来ている全ての客に、自分のパフォーマンスを届けること」である。
 
 まずは、自分のパフォーマンスだけで、観客を満足させ、会場を盛り上げる。それがアーティストに課せられた使命であり、自らのプライドにかけて成し遂げるべきことであろう。
 それを自ら放棄し、最初からファンの力に頼ってライブを盛り上げようとするアーティストがいるとしたら、その人は真のプロとは呼べないし、自分の歌を愛していない。

 観客が、他の観客の権利を侵害してはならない。
 ましてや、アーティストや主催者側が観客の権利を侵害してはならないし、権利の侵害を助長する指示をすることがあってはならない。

 一部の客がより盛り上がることで、それ以外の客が犠牲になることなど、あってはならないのだ。

 アーティストが「観客から喜びを与えてもらう」のは、アーティストが「全ての観客に喜びを与えた」後の話である。
 あるいは、アーティストにとって「全ての観客に喜びを与えている」ときこそ、「観客と喜びを共有している(お互いに喜びを授受している)」時間なのかも知れない。
 そういう時間が生み出せるよう、客も協力する。それが即ち、マナーを守るということなのだ。
 私には、これが難しいことだとは思えない。

                                   《 終わり 》
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。