2017-08

コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その3)

コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その3)


      結局、マナーとは「何を重要視するのか」ということ


(比較1)自分が大声を出すことと、歌手の歌を聴くことの、どちらが重要なのか

  (A1)歌手の歌声を聴くことの方が重要
  (B1)自分が大声を出すことの方が重要


(比較2)自分が客席で身体を動かすことと、ステージ上のアーティストの姿を見ることの、どちらが重要なのか

  (A2)ステージ上のアーティストの姿を見ることの方が重要
  (B2)自分が客席で身体を動かすことの方が重要


 (A1)と(B1)がハッキリと分けられることは、誰もが納得するだろう。
 例えば、しょこたんが歌を歌っているときに、自分自身が大声で
「しょーこたん、ヲイ!(オイ!)」
を連呼すれば、しょこたんの歌声がちゃんと聴こえるわけがない。しょこたんの歌を聴くことよりも、自分が大声を出すことを重要視している証拠である。

 こういう行動を取る観客とって、歌手の歌とは「自分が大声を出す部分」がメインであり、それ以外のパートは「自分が大声を出すまでの待機時間」なのだ。
 自分が大声を出せない間は、歌手の歌を鑑賞しているというよりも、「次に自分が大声を出せるタイミングを、今か今かと待っている」のである。(B1)タイプにとっては、そちらの方が重要なことなのだ。

 ここで問題になるのは、大声を出している本人だけでなく、その隣にいる客も、この大声によってしょこたんの歌声が聴こえなくなる(聴き取りにくくなる)ということである。
 (A)タイプの客にとっては、歌手の歌声を聞くことの方が重要であるため、ずっと声を出し続けるPPPH」のように、歌手の歌声に客が大声を被せる行為は、迷惑行為以外の何物でもない。

 このように、マナーの問題というのは、結局は観客本人が「何を重要視するのか」の違いに帰結するのである。

 一方、(A2)と(B2)に関しては、明確に分離することには無理があると考える向きもあるかもしれない。しかし、それは錯覚である。両者は明確に分けられる。

 まず、
「前列の客が背が高いため、客席で自分が体を動かさないと、ステージ上のアーティストの姿を見ることが出来ない」
という場合は、当然ながら(A2)タイプである。

 次に、
「ステージ上のアーティストの姿を見ることが重要と考えているが、客席で自分の体を動かしている」
という場合は、ほとんどが(A2)ダイプである。これは、
「ステージ上のアーティストの姿を見ることに支障が出ない範囲で、客席で自分の体を動かしている」
という意味である。これに対して、
「ステージ上のアーティストの姿を見ることに支障が出る動きを行っている」
いる観客は、全て(B2)タイプである。

 本人にその自覚が無い場合も多いと思われるが、そういう行動を取っている以上、無意識のうちに
「ステージ上のアーティストの姿を見ることよりも、客席で自分の体を動かすことの方が重要」
という優先順位を設定しているのだ。
 このように、(B2)タイプには、
「自分が客席で動くことにより、自分自身がステージ上のアーティストの姿を見ることに支障をきたしている」
こと自体を自覚していない場合が多い。この点に関しては、後でもう一度触れる。

                                   《 続く 》
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。