2017-10

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コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その1)

コンサート、ライブにおけるマナーに関して(その1)


             マナーの比較から見えてくること

 コンサートやライブにおけるマナーと、映画館におけるマナーには共通する部分がある。
 携帯電話が普及する過程で、一時期、映画館における鑑賞マナーが低下したことがあった。

(1)映画の上映中であるにもかかわらず、携帯電話で通話を行う。

 ほとんどが、上映中にかかってきた電話に出て喋り始めるというパターンだと思われる。本人は小声で喋っているつもりだろうが、周囲には丸聞こえであり、鬱陶しくてもう大迷惑である。

(2)映画の上映中であるにもかかわらず、携帯電話の画面操作を行う。

 ほとんどが、上映中に入った着信の確認をしていると思われる。本人は音を出していないので問題ないと思っているようだが、携帯の画面の発光は想像以上に強力なのだ。左右や後ろ(かなり後方までを含む)の席の客には画面の発光が見えてしまい、広い範囲の客にとって目障り・迷惑となる。

 このような鑑賞マナーの低下に対し、映画館側(または映画会社)は対応を行った。作品の上映に先立って流される“鑑賞マナー周知フィルム”の中で、「上映前に携帯電話の電源を切っておく」ように訴えたのだ。
 その結果、今日では(1)や(2)のようなマナー違反者をほとんど見かけなくなった。映画館における鑑賞マナーは、ほぼ回復したと言って良いと思う。

 もし、映画館側がマナー低下を放置し、回復のための対応を取らなかったら、どうなっていただろうか?
「上映中に、他の客が携帯電話で通話をするのが嫌だというヤツは、映画館には来るな。家でDVDを観ていろ」
とか、
「上映中に、他の客が使う携帯電話の画面の発光が気になるような神経質なヤツは、映画館には来るな。家でDVDを観ていろ」
とか言い出す輩が徐々に増えていたかも知れない。
 万一そうなってしまったら、それを元に戻すのは困難であろう。

 実際、一部のコンサートやライブにおいては、最近でも
「公演中に他の客が○○するのが嫌だというヤツは、コンサート会場に来るな。家でCDを聴いていろ(DVDを観ていろ)」
という意識を持っているとしか思えない客が、それなりにいる。
 この差は、どこから生じたのだろうか?
 既に述べた主催者側の対応以外にも、もう1つ理由がある。それは、客の目的意識の違いだ。

 映画館に来る客は、映画を鑑賞することを最大の目的としている者が圧倒的多数を占めている。中には「とにかく座って時間を潰す」とか「座席で眠る」とか「暗闇で恋人と隣同士になる」ことを最大の目的にしている客もいるだろうが、少なくとも「上映中に携帯電話(またはそれ以外の何らかのアイテム)を使うこと」を最大の目的にしている客は皆無だろう。「上映中に騒ぐこと」を目的にしている客も、まずいないと思って間違いない。

 ところが、一部のコンサートやライブにおいては、必ずしもこのような捉え方が出来ない。
 普通に考えれば、映画同様、
「コンサートやライブに来る客は、アーティスト(歌手・ダンサー・演奏者)のパフォーマンスを鑑賞、即ち観たり聴いたりすることを最大の目的としている」
ということになる。
 しかし、そうではなく
「会場で、自分が騒ぐ(大声を出したりジャンプするなど)ことを最大の目的とし、そのためにはアーティストのパフォーマンスの鑑賞に障害が出ても構わない」
と考えている客が、消費税率以上の割合で存在し、無視できないことがあるのだ。

                                   《 続く 》
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。

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