2017-10

『隠し砦の三悪人』

『隠し砦の三悪人』
                  2008年の映画館で観た映画:14本目
                  映画を観た日:2008年6月1日(日)


 1月に観た『椿三十郎』は面白かった。それと同様の黒沢映画のリメイクだし、監督は樋口真嗣だし、これは期待できると思って劇場に脚を運んだのだが、裏切られてしまった。
 まるで、ハリウッド映画の廉価版を観させられたような印象。邦画としては金がかかっている方だと思うのだが、とにかく安っぽくてリアリティがない。

 黒沢映画の『隠し砦の三悪人』を未見だったので、DVDを買って観てみた。
 確かに、『椿三十郎』ほど面白くはない。しかし、リメイク版が期待ハズレな出来となった理由は、それではない。

 『隠し砦の三悪人』のリメイク版が面白くない理由は、『戦国自衛隊』のリメイク版が面白くない理由と基本的には同じである。
 スケールを広げすぎるからリアリティがなくなり、あれもこれもと取り入れ過ぎるから面白くなくなるのだ。

 これは樋口監督の真意だったのかどうかは分からないが、“たけぞう”に二枚目俳優をキャスティングして、雪姫とのラブストーリーを仕立て上げたのは大失敗だったと思う。
 とんねるずのような凸凹コンビ型のお笑い芸人コンビを使って、黒沢版に近い“二悪人”にするべきだったのだ。

 悪い意味で大衆に迎合した、レベルの低い娯楽映画である。
 松本潤ファンおよび、『戦国自衛隊』のリメイク版が内容的に面白かったという人以外にはお勧めできない。
 長澤まさみも、全然パッとしなかったなぁ。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。