2017-10

『アイ アム レジェンド』

『アイ アム レジェンド』
  2008年の映画館で観た映画:2本目
  映画を観た日:2007年1月13日(日)

 SFにおける“破滅もの”テーマの代表作の一つが再映画化されたということで、観に行った。原作は読んだことはないのだが、以前映画化された際の『地球最後の男』というタイトルは知っていた。

 SFファンとしては、納得の出来である。“破滅もの”の映画としては、標準的な作品に仕上がっていると思う。
 個人的には、もっと淡々として、独白的で、それでいて正気と狂気の境目を彷徨っているような作風が観たかった。この作品でも、主人公がレンタルビデオ屋でマネキン人形を相手に日常を再現しようとしたり、それが乱されたときに取り乱したりする描写がなされているが、全編を通してああいう「何気なくギリギリな感じ」が欲しかった。

 でも、これはこれで良いと思う。
 主人公は責任感の強い優秀な科学者ではあるが、精神的には普通の人である。普通の人の部分が基本であるからこそ、より多くの観客が感情移入することが出来る。
 “破滅もの”の要(かなめ)は、その世界観であり、喪失感であり、寂しさであり、それと立ち向かうこと。その意味で、この映画はホラー映画ではなく、ちゃんとした“破滅もの”テーマのSF映画になっているのだ。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。