2017-08

『電王』のVシネマが発売されるんだって! ~ 『響鬼』の主力玩具を買わないくせに文句を言っていた愚か者よ、どう思う? ~

『電王』のVシネマが発売されるんだって!
   ~ 『響鬼』の主力玩具を買わないくせに文句を言っていた愚か者よ、どう思う? ~


 『東映ヒーローMAX』に、『電王』のVシネマを撮影中との記事が載っていた。
 ほれ見たことか! …もとい、フムフム、そうかそうか。
 玩具が売れれば、黙っていても、スポンサーからファンへの“ご褒美”が出るというワケだ。

 いや、ファンへの“ご褒美”と言っては語弊がある。
 バンダイは、ファンのニーズの大きさを、ニーズを抱いているファンの実数を、誰よりも正確に把握して商いをしているということだ。

 『響鬼』は、玩具の売上(トイホビー事業売上)が平成ライダーとしては最低(65億)で、最高(139億)だった『龍騎』の半分にすら届かなかったという悲惨な結果に終わっている。【記事末にデータ引用元を記す】
 このマイナス面を補って余りあるほどDVDが売れたかといえば、そんなことはなかったのだろう。映像音楽コンテンツ事業のキャラクター別売上のデータを見たことはないが、もしも『響鬼』のDVDがシリーズ中ダントツの売上を示していれば、バンダイも『響鬼』のVシネマをリリースしていたに違いない。
 つまり、『響鬼』は玩具の売上が最低で(これは事実)、DVDも特に良く売れたわけではなかったと考えるのが自然である。

 『響鬼』のVシネマを作ろうにも、採算が取れるという確かな手応えがなかったのだろう。
 あるいは、玩具とDVD(Vシネマ)の売上には何らかの相関があって、「『響鬼』のVシネマは売れないから出さない」という明確な算定判断があったのかも知れない。
 正直な話、仮に自分がバンダイの映像部の一員だったとして、
「『響鬼』のVシネマを出したかったら出してもイイけど、もし赤字になったら、その分お前らのボーナスから差っ引くからな」
とか言われたら、
「『響鬼』のVシネマ反対!」
と叫ぶのが普通だろう。余りにもリスクが大き過ぎる。

 ライダーや戦隊が好きで、作品が途中で路線変更されたら文句を言うような気持ちを持ち合わせているのなら、バンダイの玩具を、中でも主力玩具(要するに単価が一番高いもの)を買うべきである。それが、その作品への“賛成票”を投じる最も手軽で確実な手段であるからだ。
 逆に言えば、主力玩具を買わずに番組の路線変更に文句を言うべきではない。それは投票しなかったくせに選挙結果に不服の意を示すことと同様、明らかに矛盾した行為(自己の怠慢を露呈する行為)であり、人として恥ずべきことである。

 ブログやBBSに文句を何万行書いたって、それでバンダイの赤字(予算未達)が解消されるはずもない。
 その意味において、ブログやBBSは全くの無力である。
 番組を支える力とは、飽く迄も商品を購買する力、即ち購買力なのだ。

 「カネが全て」という意味ではない。
 ペットを「かわいい」と言って愛でている人が、そのペットを餓死させたりするか?
 自分の食費を削ってでも、ペットに餌を買い与えるだろう。それもまた購買力に他ならない。
 愛情だけで食っているのなら、誰も苦労などするものか。

 『響鬼』の主力玩具を買わないくせに文句を言っていた愚か者よ、『電王』のVシネマのリリースをどう思う?
 いや、彼らの多くは、『電王』を観てはいないだろう。彼らはたまたま『響鬼』のファンになっただけであり、いわゆる“特撮ファン”ではないのだ。
 過去、歴史は繰り返してきた。ヒーロー番組が玩具の売上不振を受けて路線変更に踏み切った例は、『響鬼』以前に何度もあった。そして、これからもあるだろう。特撮ファン(ただし、『ブルースワット』の終了後に入ったような新参者は除く)なら、それを知っている筈なのだ。

 だから、またいつか、ヒーロー番組が玩具の売上不振を受けて路線変更に踏み切ったとき…
 やはりまた、「主力玩具を買わないくせに文句を言い出す愚な人達」が現れるだろう。
 『響鬼』など名前すら知らない、全く新しい愚か者達が。

 何だか、この世から戦争が無くならない理由が分かるような気がするなぁ~。

 失敗による経験値が次の世代に引き継がれないから、その何も知らない次の世代は、まるでビデオをリプレイするが如く、全く同じ過ちを繰り返すのだ。
 願わくは、次の世代の知的レベルが向上し、例え同様の事態を迎えたとしても、愚か者が発生する確率が低くなっていますように…

 ※注※
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【参考資料(データ引用元)】

 株式会社バンダイ 決算説明会 2005年5月12日(木)計数資料 
  http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf_bandai/05_keisu.pdf

 株式会社バンダイナムコホールディングス 2006 年3月期 決算説明要旨
  http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20060517b.pdf
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。