2017-10

ガンダムと腐女子アニメの棲み分けについて

ガンダムと腐女子アニメの棲み分けについて


 『ガンダム00』において、キャラクターを腐女子仕様にしたこと、キャラクターデザインを少女漫画仕様にしたことは、作品の構造的欠陥を生んでいると思う。やはり、絵そのものに説得力がないということは、説得力のあるドラマを描けないことに繋がってしまう。

 例えば、「全盛期の新日本プロレスをモデルにした、ハードでガチガチなプロレスアニメ」を作る場合、今の『ガンダム00』そのまんまのキャラデザで、まともなリアリティが成立するだろうか?
 …するワケがない。アニメは絵で描かれており、その絵とドラマのクオリティは切り離せないからだ。もっとも、これは実写でも言えることだが(生身の役者の肉体と、彼がリング上のプロレスラーを演じる際のクオリティは切り離せない)。

 腐女子は、どんな作品でもやおい視して消費する生物なのだから、本来配慮すべき存在ではない。むしろ、キャラクターを腐女子仕様にしたことで似たようなキャラばかりになっている『ガンダム00』には、腐女子も余り大きなプレイバリューを見出せず逆効果になっている可能性すらある。
 普通に中高生向きのキャラクター構成(多様性のあるキャラ構成)にすれば、普通の中高生に混じって腐女子も付くので、全体としてより多くのファンを獲得できる筈だ。

 それとも『ガンダム00』には、腐女子層獲得に関して競合している他社アニメ作品が存在しているのだろうか。しかし、そういう競争に勝ち残るのは、結局はガンダム等ではなく真性の腐女子作品となるだろう。
 成人男性向けとして、アダルトビデオと称される映像ジャンルが既に確立されている。腐女子層獲得競争があるとしたら、そういった専門分野を設けてやって欲しいものだ。
 けれど、もしも腐女子層が単独で映像作品市場を構成できるほど実数が多くないとしたら…
 イヤイヤ、そういう中途半端な状態では困るのだ。顧客層として常に無視できるレベルまで数を減らすか、単独で映像作品市場を構成できるレベルまで数を増やすか、どっちかにしてもらわないと。

 そう言えば、レンタルビデオ屋のアダルトコーナーとはご無沙汰である。
 既に“やおい”とか“腐女子”というコーナーがあるとしたら、上記の理由から安心できる。
 存在して欲しいわ、マジで。
 そしてキッチリ棲み分けて欲しい、ガンダムと。

 ファーストガンダムがそうだったように、腐女子が、腐女子仕様ではない作品を、腐女子の視点で楽しむことに関してはどうでも良い。作品の楽しみ方は、人それぞれである。
 困るのは、『ガンダム00』のようなケースなのだ。以上。

※注※
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。