2017-08

BON-BON BLANCO LIVE IN ODAIBA(ボンブラお台場ライブ)レポート

BON-BON BLANCO LIVE IN ODAIBA
             (ボンブラお台場ライブ)レポート
                  会場 :フジテレビ1F広場 メインステージ
                  公演日:2007年12月15日(土)


 12月15日(土)の、ボンブラお台場イベントのレポートの続きとゆーか補足なのだ。
 先ずは、前回書かなかった「場所」の話。

 以前、℃-uteのライブ鑑賞でZepp Tokyoに行ったときは、初めてだったこともあって「お台場って遠いのかな」という曖昧なイメージしか抱けなかった。今回、秋葉原からお台場のフジテレビ前までの所要時間は、少し余裕をみて45分といったところだったと思う。アキバから中野サンプラザまでは25分あれば着くから、確かに時間にして20分ぐらい遠い。

 この20分を大きいと感じるか否か。お台場のZeppやフジテレビが中野サンプラザより遠くて行き辛いと感じるか否かは、微妙なところである。私の中には確かに「お台場を敬遠したい」気持ちがあるけれど、こうした時間的な問題ではないと思う。それよりも「秋葉原はアキバだから」・「中野にはブロードウェイがあるから」といった、その場所が持つ付加価値の側面が大きい。
 また私にとって、箱としてのZepp Tokyoは中野サンプラザより劣る。フジテレビ前の広場となれば尚更だ。付加価値以前の、場所の本価値の部分における差も大きい。

 告知に「会場:フジテレビ1F広場 メインステージ」とあるのを見たとき、「屋根は無くても床面にそれなりの段差(高低差)と備え付けのベンチぐらいはある、簡素な屋外施設」を想像していた。それが、行ってみてビックリ! ホントに何も無い、只の「広い場所」に仮設のステージが置いてあるだけなんだもんな。あれがフジテレビの前でなかったら、その辺のデパートの屋上よりも遥に「場末」である。

 その割には音響は頑張っていたと思うが、2公演目の後半は明らかに調整不足が感じられた。ただし、リハーサル中に調整作業を行なっていたスタッフの仕事振りは、普通に真面目だった。それを見た後では、無料イベントを鑑賞している側が、あの結果に対して文句を言うべきではないとも思えた。


 次に、楽曲の話。
 今回のライブでの楽曲的な収穫は第一に、『くちエモ(唇エモーション)』が漸く私の中で定着したこと。4回目(3回目かも)にして、初めてイントロから「あ、『くちエモ』だ」と認識できた。アキバのイベントで聴いたときはピンと来なかったが、今回はイイ感じにノッて楽しく聴くことが出来た。これでお気に入りの曲が1つ増えた。

 もう1曲は、『COME TO ME』。
 『女祭』Vol.6のときは、『「好き。」』と『Sherry』に挟まれて印象に残らなかったこの曲が、今回はちゃんと記憶に刻まれた。もともと好きな曲ではあったのだが、私にとって英語の歌はどうしても印象に残りにくい。特に『「好き。」』と『Sherry』というお気に入りの曲に挟まれていたことから、結果的に記憶からスッポリ抜け落ちる格好になっていたのだ。
 今回は『~Interlude~ SilentNight』→『「好き。」』→『COME TO ME』→『Sherry』という流れに一種の免疫が出来ていたことと、リハーサルでも『COME TO ME』を歌っていたことから印象が強まり、記憶から零れることなく済んだのだろう。

 良い歌曲を聴いたのに、記憶から零してしまうのは勿体無い。
 どうして俺は感動したことを全て洩れなく憶えていられないのだろうかと、自分が情けなく思えることがある。そのうちの一部が、今回のライブで救われた。

 『Mysterious Heaven』がフルコーラス(だったかな?)聴けたのも良かった。この楽曲は私としては例外的に、歌詞ではなくメロディでお気に入りになっている。サビの歌詞もつい昨日まで「頭の中と心」を「頭の中ドロドロ」と勘違いしていたくらい、歌詞には無頓着だった。私としては本当に珍しい。
 女祭では、ダンスパフォーマンス用のBGMみたいな感じの扱われ方をしていたような印象しか残っていない。正直言って、メンバーのダンスパフォーマンスに目も心も奪われており、ちゃんと楽曲を聴いていなかった。
 今回もダンスはあったと思うが、楽曲メインとして楽しめたと思う。

 あとは、『Blue X’mas night』が1回目の公演の1曲目に来ていたのが嬉しかった。『女祭』Vol.6で望んでいたことが、直後のイベントで具現化した感じだ。切ないながらも前向きな歌詞を、落胆が交錯しつつも希望と元気と思い遣りを基調としたメロディに乗せたこの楽曲は、私にとってクリスマスのベストソングだ。
 ここからはクリスマスとは直接関係ない話になってしまうが、これまでボンブラというグループが歩んできた道程はとても順調とは言えず、今日に至っても新曲のシングルのリリースの目処が立っていない状況である。このことを鑑みると、この『Blue X’mas night』が現状のボンブラを自ら励ましている自己応援ソングであるような気がして、胸にグッと来る。
 負けるなボンブラ。ファンも負けないぞ。


 ついでに、客のこと。
 今回、開演時刻(実際にはリハーサル開始時刻だった)の25分前に現場に着いたら、普通に中央の2列目に立つことになった。O-WESTの2列目と比較するとやや遠いが(4列目辺りに相当か?)、それでも好位置には違いない。
 こうなるとやはり自分の身長が気になるのだが、現着当時は本当に柵の前に2列しか列が出来ていなかった。そこから1人ポツンと離れて立っているのも変だったし、屋外で寒いので集団でいたいというペンギン的動物心理も作用してその場所に納まった。

 ステージ前に集まったボンブラファン(固定ファン)は、結局この2列だけだったように思う。1回目の公演が始まる前、何度か後ろを振り返ったが、3列目以降はその日たまたまお台場に来ていた一般人が集まってきているような雰囲気だった。1回目の公演のときは、2列目と3列目の間に微妙な距離が空いていたような気もする。
 ただし、女祭でいつも最前列にいる客達は、今回はボンブラメンバーの出待ち(戻り待ち)のためか、ステージの裏側に集まっていたようだった。改めて「イベント馴れしている人は、やることが違うな」と思った。

 今回、2公演ともに中央2列目という好位置を取ってしまった私だが、一つだけ良いこともした。
 2公演目のリハーサルのため、大垣知哉さんがステージに上がったとき、私の背後辺りのスペースに4、5人の女性客のグループが詰め寄って来られた。何と、ケータイでリハーサル中の大垣知哉さんをビシバシ撮影されている。
「あれ、撮ってもええんかな~」と思ったが、絶対に気付いている筈のスタッフからは何の注意もないので、私は左側に半歩移動して場所を空けた。ふと見ると、私の右隣にいたと思われる男性客は、右側に移動するスペースがないらしく、その場にしゃがみ込んで女性達に真上の空間を空けていた。そんな彼の様子を見て、私も反射的にその場にしゃがみ込んだ。

 暫くしゃがんでいたら足が痺れてきたので一旦立ち上がったら、私の右斜め前、最前列にいた男性客が、小柄な女性客に場所を譲ろうとしていたところだった。
 おお! 素晴らしい光景だ!
 女性客は遠慮していたが、最前列を譲ろうとしている男性客から
「(貴女に)前に立たれても(後の人の視野には)全然影響ないから」
と言われ、他の男性客からも
「ライブだと(最前列は)危ないけど、今日は(モッシュが発生しないから)大丈夫だよ」
と声が掛かると、女性客も気が楽になったようだった。

 男性客が、小柄な女性客に最前列を譲る場面を目の当たりにして、私もボケッと突っ立っているわけにはいかない。幸いと言うか、ステージ上ではまだ大垣知哉さんがリハーサルを続けている。私は自分の背後にいる、大垣知哉ファンのオバ…もとい、年上のお姉さんに、
「どうぞ、前の方へ」
と場所の交替を申し出た。年上のお姉さんは遠慮されたが、
「ボンブラの番になったら、(場所を)交替してもらえればいいので」
と補足すると「それなら」という感じで私の申し出を受けて下さった。
 私の右隣にいた男性客も場所を空けたので、少なくともボンブラファンの男性客2人と大垣知哉ファンの女性客2人が場所を交替する形(2列目←→3列目)になった。

 たかが1列分だが、目の前から自分より大きい客が1人減ったのは大きい筈だ。
 この後、他の男性客も交えて大垣知哉ファンの女性客と少しお喋りしたのだが、なかなか楽しい経験だった。大垣知哉さんが31歳であることや(ビックリ! 1回目の公演を見て、25歳くらいだと思っていた)、ボンブラと同じ事務所であることを教えてもらった。

 事務所的には大垣知哉さんはボンブラの後輩となるためか、大垣知哉ファンの女性客がボンブラのことを「ボンブラさん」と“さん付け”で呼ばれていたので、とても良い印象が残った。こういった礼儀正しさと言うか、精神的な余裕は重要であり、見習いたいと思った。
 彼女からすれば、ボンブラのメンバーは自分の娘よりも若い世代である。それにも関わらず、少なくともボンブラファンの前では、ボンブラに一定の敬意を払ったのだ。あの場にいた者にしか分からない感覚かも知れないが、大垣知哉ファンの年上のお姉さんに、ボンブラを「ボンブラさん」と呼んでもらったことに対して、私は素直に嬉しく思ったし、そういうお姉さんに敬意を抱いた。

 他のアーティストをリスペクトしているファンは、他のアーティストのファンからリスペクトされるし、そのファンが応援しているアーティストに対する印象も良くなる。
 他のアーティストをリスペクトしないファンは、その逆だ。

 今回、私と場所を一時的に交代された女性客が、私に背を向けたまま隣の女性客に対し(即ち大垣知哉ファン同士で)
「ボンブラさんは優しいね」
と言っておられたのが聞こえた。
 私という人間が本当に優しかったら最初からずっと後の方に立っていたと思う(そういう方を私は少なくとも1人知っている)。それでも、今回のささやかな行為が少なくとも無価値ではなかったという気がして、心が少し温かくなった瞬間だった。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。