2017-10

『五重塔』

『五重塔』
  2007年の映画館で観た映画:8本目
  映画を観た日:2007年4月16日(月)


 かおりん(飯田圭織)は、美しい。
 かおりんは、TVで見てもコンサート会場で見てもディナーショーで間近に見ても美しかったし、映画のスクリーン上でも美しかった。飯田圭織=映画女優という私の希望は正しいことが確認できた、そういう映画だった。
 
 映画を見るに先立って幸田露伴の原作を読んでおこうと思って文庫本を買ったのだが、何と文語体で書かれていた。10ページ読んだところで、ページを繰る指が止まってしまう。とりあえず、原作は大工の話であり、映画は設定をかなり変えてきていることだけは分かった。
 設定を大きく変えたせいかどうかは分からないが、映画のストーリーは平坦かつ不自然。五重塔の受注を巡って「無理だ」「無理ではない」と揉めるところが前半の肝になっているのだが、無理かどうかなどは工程表を作れば一発で分かるではないか。しかも、後のシーンでその工程表が普通に登場する。観客から「最初からそれを出しておけ」と突っ込みが入るのは当然だろう。

 ストーリーに評価すべきものはないが、かおりんを含め、役者の演技は良かった。特別に印象に残るような映画的な画(絵)はなかったが、全般を通して映像はそこそこ綺麗であり、貧乏臭さはなかった。
 また、この映画はシーンの切り替えにフェードアウト/フェードインが多用されており、元々はTVドラマとして作られた作品なのではないかと思えた。いかにもCMが入りそうなタイミングで、フェードアウト/フェードインが入るのだ。

 私は、かおりんのディナーショーに参席した際、この映画の撮影の裏話を聞いている。撮影開始当初、ガッツ石松はカットでOKが出るごとに
「OK牧場!」と言っていたのだが、撮影が進むにつれ、
「牧場!」としか言わなくなったとのこと。
 そんなお茶目なガッツ石松も、スクリーンでは頑固朴訥な職人を演じきっていた。ガッツ石松は、ボクシング解説や採点に関しては冷静かつ正確なことで定評がある。役者としても(撮影の合間のお茶目さ加減は別として)なかなかクレバーなタイプであるように思えた。

 かおりんのディナーショーにおける握手の際、私は、かおりんに
「『五重塔』観ました、また映画に出演して下さい」と伝えた。
その瞬間、それまで営業スマイル風に微笑んでいたかおりんが、パッとナチュラルに嬉しそうな表情になったので、私も嬉しくなってしまった。
 かおりんは、絶対映画に向いている。
 今度は、メジャーな映画でヒロインや主役を張って欲しい。
 飯田圭織&香椎由宇のコンビは、画的にアジア最強だと思うんだけどな。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。