2017-08

特撮バトル考2 得意技の変遷・等身大ヒーロー編

特撮バトル考2 得意技の変遷・等身大ヒーロー編

 【2003年3月24(月)頃に書いたもの】

 戦うキャラクターは、得意技(戦術、戦法を含む)とセットにして語られることが多い。特撮バトルキャラクターも同様であり、代名詞または決め技(フィニッシュホールド)として位置づけられる場合もある。仮面ライダーならライダーキック、といった具合だ。

 しかしシリーズものには、マンネリ化防止やキャラクター商品の販売などの理由から、定期的に何らかのリニューアルが求められるという側面がある。時代設定が現代または近未来になっている作品の場合は、ドラマと現実の時代的背景との乖離も問題になってくる。
 『007』シリーズ最新作の監督が、雑誌のインタビューで
「国際的犯罪組織スペクターを今描いても、『オースティン・パワーズ』になっちゃうだろ?」
と言って笑っていたが、これは日本の等身大特撮ヒーローにも当てはまるかも知れない。

 数々のバリエーションを生み出した日本の等身大特撮ヒーローも、時代という淘汰を受け、現在製作されているものは戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズの二つだけである。ここ暫くの等身大特撮ヒーローは「戦隊シリーズと、それ以外の特撮ヒーロー番組1つ」という2パターンに収斂したと言えるだろう。

 等身大ヒーローの源流は、歴史上の英雄や、忍者もの、剣士ものといった物語に遡ると思われる。直系の祖先という意味では、単体ものでは『月光仮面』、集団ものだと『忍者部隊 月光』といったところであろうか。両作品とも、私は僅かな二次情報としてしか接していないが、現在の特撮等身大ヒーローの要素を一通り有しているような印象がある。それは(覆)面であり、バイクであり、格闘技であり、刀であり、銃である。

 更に、モードチェンジするヒーローの元祖?『レインボーマン』の登場まで時代を進めると、「得意技」も含めて現在のヒーローのパターンが全て出尽くしているのではないかと思える。
 徒手格闘技を主体にして始まった仮面ライダーにおける新しい技(武器)の変遷を見てみると、

・V3で逆タイフーンという「非格闘ワザ(装置による攻撃技)」
・ライダーマンでアタッチメントという「外付け道具技」
・Xライダーでライドルという「万能武器(剣を含む)」
・アマゾンで大切断という「キック以外の肉弾的決め技の多用」
・ストロンガーで電気という「非力学的技」
・スカイライダーで「飛行能力」
・スーパー1でファイブハンドという「外付け道具技」と「非力学的技」の組み合わせ
・ZXで「手裏剣」と「爆弾」
・RXで「モードチェンジ(2段変身)」と「銃」
・龍騎でファイナルベントという「ライダーまたはバイク以外のパートナーとの合体技(最終的にバイクとの合体技になる場合も有り)」

 といったものが挙げられる。流れとしては、等身大ヒーローとして生き残った(復活した)仮面ライダーが、消えていった他のヒーローの得意技を吸収し、単体ヒーローの最小公倍数となっているようにも見える。
 なお、龍騎のファイナルベントは、私には古典的な技のようにも思える。「巻物を咥えた忍者(?)が、術を使って巨大なガマガエル(?)を召還(?)している」絵を見た記憶があるからだ。その忍者が、お札を使うことでガマガエルとの合体技を繰り出すのかどうかは、知らないのだが…
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。