2017-08

ハロプロキッズ世代の将来性を考える【その1】ハロプロキッズ世代の“美人論”

ハロプロキッズ世代の将来性を考える【その1】

         ハロプロキッズ世代の“美人論”

    雅は“直球美人”、小春は“カーブ・スライダー美人”、
                友理奈と舞美は“ジャイロボール美人”だ!


 キッズ世代の2大エースと言えば、これはもう久住小春と夏焼雅であることは、ハロプロ全般のファンの衆目が一致するところだろう。
 それ以外のメンバーに関しては、その潜在能力の高さから、私は矢島舞美と熊井友理奈に注目している。
 この4人のメンバーを中心に、ハロプロキッズ世代の将来性を考えてみたい。
 もちろん一言に将来性と言っても、いろいろある。何に対しての将来性が有るのか無いのかという話をするには、そのタレントの現状分析が必要だ。好き嫌いのレベルを越えて、出来るだけ客観的に分析してみよう。

          “身体的3要素”が揃っているのは小春だけ

 小春は、「ステージ上のタレント」としては、ハロプロキッズ世代の中で頭一つ抜き出た存在である。とにかく、素質に恵まれているのだ。比較的身長が高く、手脚が長い。そして、顔が大きい。これは、ステージに立ったとき、大変有利に作用する。

 かおりん(飯田圭織)のような「背が高くて手脚が長くても、顔の小さい人」は、ステージ上では必ずしも見栄えが良いわけではない。一人でいるときは、そのスマートな姿が映えるのだが、隣に顔の大きい人が立つと、どうしてもその人の印象の方が強くなってしまう。
 客席にいる人間は、ステージ上の人間を見るとき、原則としてその顔を見るという習性がある。また一般的に、人間は小さくて見づらいものよりも、大きくて見やすいものに視線を合わせる習性がある。だから、予め特定の誰かを見ようと思わないでステージに目を向けている場合、観客の視線は「比較的体格が大きく、かつ顔の大きい人(の顔)」に何となく集まってしまうのだ。

 小春の場合は、比較的背が高く(目立つ大きさ)手脚が長い(見栄えのする体型)ということで、先ず集団の中で「体全体」が目立つ。次に、顔が大きいことで顔が「ピンポイント」で目立つ。このように二重に目立つ(二段階スライド方式で目立つ)ため、小春は観客の視線を捕えやすい。
 しかも、顔は目鼻立ちがクッキリした綺麗な造りなので、これまた見栄えがする。また、やや垂れ目なので愛嬌もある。
 さらに、声も比較的個性が強く、声の質も俗に言う「良く通る」声である。

 身体的に、この3要素が揃っているタレントは、キッズだけではなくハロプロ全体においても小春だけである。
 おまけに、キャラが根っから明るい。ステージに立つだけで、パッと明るい雰囲気を作り出す天性の明るさを持っている。
 内面的な面でも、感情の起伏が比較的激しくて表情が豊かなことは、小春の大きな魅力である。
 性格的にも決して優等生ではなく、狡猾な一面を持ち合わせているところは、キャラの幅を広げている。(スポーツフェスタで競技している様子からは「審判にバレないのなら反則してもOK」というダーティな一面が窺える)

              子供の頃から美人だった雅の憂鬱?

 雅は、キッズ世代で小春と双璧を成す存在だ。
 雅の顔は、パッと見で「美人」と思わせる。いわゆる典型的な美人顔だ。ある人が「(雅は)どう見ても芸能人でしょう」と言っていたが、まさに芸能人らしい芸能人で、一般人とは一線を画した顔の造形を有している。
 しかし、典型的な美人である故、表情に乏しいという欠点がある。これには二つの理由があると思う。

 第一に、造形的な理由。典型的な美人は、どんな顔をしても基本的には美人のままである。余程崩した表情を作らない限り、ベースとなる美人顔の印象の範囲に収まってしまう。結果的に「表情の変化に乏しい」という印象になってしまうのだ。
 第二に、雅は子供の頃から美人であり、「可愛いね」「綺麗だね」と言われ続けて育った可能性が高いことが挙げられる。物心ついた頃から「可愛いね」「綺麗だね」と言われ続けて育っていれば、子供心に「私は可愛くしていなけいといけない」「綺麗にしていないといけない」という抑制的な心理が働く。その結果、いわゆる「すまし顔」系の表情を維持する癖がついてしまい、表情が単調になってしまったのではないか。

 いずれにせよ雅は、無意識に自分の美人顔を崩さないような、ごく狭い範囲で自分の表情を制御しているように見える。あるいは、自分の美人顔を崩した表情が気に入らない、まだ自分の表情の有効な崩し方を知らない…のだろうか。確かに、雅は笑うと口が意外に大きくなるので、その辺のバランスが難しいのかも知れない。

 もちろん、美人は大きく表情を崩さなくても、微妙に表情を変えるだけで十分に魅力的である。だがそれでも、口をへの字にして怒り心頭に達している雅や、片眉だけ大きく上げるなどして非対称な表情を作っている雅を見てみたいと思っているのは、私だけではあるまい。
 どうも雅は表情だけではなく、感情の起伏まで抑えがちであるように思えて、ちょっともったいない気がする。例えば、『ハロモニ。』でバイク漕ぎレースをやらされる前に、
「どれくらいの時間、漕ぐんですか?」と質問し、
「そんなことは教えません」と、にべも無い返答をされた場合。
これが小春だったら、もう思い切り不満そうな表情になって
「え゛え゛~~」と叫んでいたに違いない。しかし、雅はあの場でそういう感情を出さなかった可能性が高いし、カメラマンもそういうリアクションを予想(期待)していなかっただろう。

 雅は美人ではあるが、小春のような愛嬌のある顔ではない。微笑んでいても、その美しさにはどこか冷めた感じが付きまとう。微笑みの裏側に、陰りが潜んでいるように感じられる。
 美人とは、基本的に冷たさや陰りと不可分な存在なのかも知れない。
 雅を見ていると、そう思う。

          黄金率に収まらない友理奈の美しさの秘密

 そんな雅と対照的な、表情豊かな美人と言えるのが、友理奈である。
 友理奈の場合、「表情が豊か」と言うよりも「表情の振れ幅が大きい」・「表情によって顔の印象が大きく変わる」と言うべきか。
 雅は「典型的な美人」、小春は「愛嬌のある美形」であるが、友理奈はそのどちらでもない。言うなれば「第三の美人(美形)」なのだ。

 人が美しいと思うものの形は、ある一定の数学的な法則に則っていると言われる。黄金率(黄金比)と呼ばれるものもその一つだ。
 小春や雅の顔の造形は、「美人顔の黄金率」と呼ぶべきものとの一致度が高い。
 あるいは、幾つか存在する「美人顔の方程式」のうちの一つによって導き出された造形と言った方が良いのかも知れない。
 1つの「美人顔の方程式」からは、2つの解が得られる場合がある。「マイナス(陰)の解」と「プラス(陽)の解」だ。雅と小春は、このような「同じ方程式の裏と表」であると私には思える。即ち、ある「美人顔の方程式」における「陰の美人顔の解」が雅、「陽の美人顔の解」が小春というわけだ。

 友理奈の顔の造形は、そうした「美人顔の黄金率」からは微妙に外れている。
 典型的な美人と比較すると、目と目の間隔が微妙に広く、鼻も微妙に大きめである。
 つまり、友理奈は「正統派の美人」ではない。
 だから、パッと見の「美人度」では、友理奈は雅や小春には及ばない。美しさの種類で言えば、友理奈は、ごっちん(後藤真希)と同じタイプだと言える。美人は美人でも、「正統派の美人」ではなく「異端派の美人」なのだ。
 しかしそれは、友理奈が総合的な美人度で雅や小春に劣っていることを意味しない。友理奈の魅力の真骨頂は、写真のような「静的なもの」ではなく「動的なもの」であるからだ。友理奈は写真で見るよりも、動きのある映像で見る方が明らかに美しい。特筆すべきは、その表情の「変化の美しさ」である。

 友理奈がニュートラルな表情をしているときは、どちらかと言えば柔和な感じがする。誤解を怖れずに言えば、ニュートラルな状態の友理奈は、白痴美人タイプに分類できると思う。
 そんな友理奈が、「ちょっと困った表情」をすると、それだけで印象がガラリと一変する。
 友理奈は「キリッとした表情」で、「ちょっと困った顔」になるのだ。
 これは、普通と正反対である。「ちょっと困った顔」というのは、普通なら「ニュートラルな顔」よりも、「情けない表情」の方向へ振れるものだ。しかし、友理奈の場合は全く逆で「ちょっと困った顔」の方が「ニュートラルな顔」よりも「凛々しい表情」の方向へ振れているのである。

 この通常とは真逆の表情の変化は、見ている者をドキッとさせる。
 それは、単に逆を突かれたという驚きだけではない。
 眉間をキュッと寄せた瞬間、ほんわかとした「少女漫画風」の少女が、突然キリッとした「劇画調」の少女に豹変するのだ。
 本来は「ちょっと困った」という微妙な変化であるところで、印象が劇的に変化。それでいて、感情の変化そのものは本来通り微妙な変化であることが、ちゃんと正しく伝わってくる。
 正しくないのに正しい。友理奈が眉間をキュッと寄せただけで、そんな矛盾した現象が発生し、見ている者の心の中を瞬間的に掻き乱す。

 これだけではない。この逆パターンもあるのだ。
 DVD『江戸から着信!? ~タイムスリップ to 圏外~』の一場面で、それを見ることが出来る。
 眉を寄せめにして思案中の友理奈は、当然ながらキリッとした表情になっている。そんな友理奈が答を見つけ、
「あ~、なるほど~」
という状態になると、これがもう一遍に緊張感が根底から消し飛んだ表情になるのだ。
 ハッキリ言って、「アホ面」一歩手前の表情である。友理奈の顔は「異端派とは言え、美人顔」なのでアホ面にならずに済んでいるが、普通の人間があそこまで緊張感を抜いたら間違いなく間抜け面を晒すことになるだろう。
 とにかく、この落差は凄い。見る者に強烈なインパクトを与える。
 大体、普通だったら
「あ~、なるほど~」ではなく
「あっ、なるほど!」という落差の少ない芝居で済ませるところである。
 それなのに友理奈は、アホ面一歩手前で「あ~、なるほど~」。
 その直前まで見せていた、あのキリリと引き締まった表情は一体なんだったんだ! と突っ込まずにはいられない。

 もう一点、友理奈には独特の表情パターンがある。
 「無表情」という表情である。
 友理奈は無表情になると、クールで知的に見えるのだ。
 普通は、無表情になると何も考えてない(ボーッとしている)ように見え、微笑んでいると「この微笑の裏には何かある」とか何となく見えてしまうものである。しかし友理奈はそうではなく、むしろ微笑んでいるときは何も考えていないように見え、無表情になると何か冷静に考えを巡らせているように見える。
 ここでも友理奈の表情は、普通の人間とは逆方向に振れている。
 困った表情をすることで凛々しくなったように、無表情になることで知的になるのだ。
 これは「白痴美人タイプ」であることの顕われの一つと言えるのかも知れない。

 いずれにせよ、結果的に友理奈は、美人顔に縛られることなく表情を自由に操っている。
 友理奈は「静的な美人」でもあるが、それ以上に表情を駆使する「動的な美人」なのだ。
 ちなみに、友理奈はどちらかと言えば和風の顔立ちだと感じていたのだが、『ワンダフルハーツ』に於いてスカイブルーのカツラが普通に似合っていた。これには、ちょっと驚かされた。

                    醤油顔の美人、舞美

 舞美は、小春・雅・友理奈の3人と比べると、明らかに地味である。整った顔立ちではあるものの、パッと見の華やかさで劣っている。
 その理由はやはり、目元が比較的弱いことにある。ここで「弱い」というのは「普通」ということだ。舞美の目は、上記3人と比べると「普通の日本人」の目に近い。
 顔全体でも、パッと見たとき、視線が引っ掛かるような「普通でない部分」が舞美には欠けている。個性的なパーツが一つも無いのだ。

 それでも、舞美は明らかに美人である。純然たる美人度で言えば、友理奈や小春は勿論、雅も凌駕する「正統派美人」である。目と目の間隔が微妙に広いことを除けば、ほぼ完璧な和風美人と言えるのではないだろうか。
 舞美は「日本人として普通に整った造形の美人」であり、言うなれば「醤油顔の美人」。このような「あっさりした美人」は、「引っ掛かる部分(特徴的な部分)」が無い故、「印象に残らない美人」ということになりやすい。

 ただし、舞美の顔の造形がいかにアッサリしているとは言え、完成度の高い和風美人であることに違いはない。一度その美しさに気付かせてしまえば、彼女の魅力は強力なものとなる。
 何しろ、「和風」・「醤油顔」の美人である。日本人にとって、最も親しみやすいタイプの美人なのだ。舞美の美しさは、異国風の近寄り難い美しさではなく、普通の日本人である我々の延長上に存在する美しさなのである。純然たる美人度だけではなく、万人に対する好感度(広く浅い好印象度)という面でも、キッズ世代ナンバーワンだろう。
(個人的には、ハロプロ全体の中での美人度は飯田圭織に次いでナンバー2、好感度は全体でもナンバーワンだと思っている)

 舞美は特徴の無い美人だと書いたが、それは静的な意味でのことだ。
 動的な意味では、舞美の美人性には特徴がある。
 「不安定」という特徴だ。
 舞美の「美人顔」は安定していない。何故なら、プロのカメラマンにカメラを向けられると表情が強張る(引きつる)癖があるからだ。最近はその癖もかなり改善されているようだが、それでもまだ抜けきれていない感じである。運動の際に「力んでいる」、「肩に(余計な)力が入っている」という状態が指摘されることがあるが、舞美の場合は「笑顔」に関してそうなっているのだ。

 若い人が、その日の体調によって目が腫れぼったかったりするのは仕方がない。一重瞼に近い和風美人である舞美の場合は尚更だ。
だが、美人の笑顔が引きつっているのは、非常にもったいない。
 舞美が見せる「クリアな美人顔」と、「余計な力みが入った微笑み」のギャップは大きい。
 自然に微笑んでいれば美人なのに、何故そんなに力んで微笑まなければならないのかと思う。

 しかし、この笑顔の不安定さが、舞美の魅力の一つなのではないかという気もする。
 日本人は、何だかんだいっても基本的には照れ屋である。カメラを前にすると笑顔が強張ってしまうのも、日本人の全体な傾向と言えるだろう。舞美が、そういった日本人の性質を素直に出しているとすれば、それはむしろ常にクリアな笑顔を作って見せることよりも「自然」なのかも知れない。

               美人のタイプを球種に例えると

 ちなみに、舞美は笑うと目がとても細くなるタイプであり、その意味でも典型的な日本人である。
 笑顔が固かったり柔らかかったり、澄ましているときは形の良い目が、笑うと線になってしまったり、舞美の表情は友理奈とは全く別の意味で変化に富んでいる。
 舞美と友理奈の表情は、澄ましたときのクリアな美人顔からは、予測し辛い変化を見せる。その意表を突いた「表情変化の魅力」は、見るものをキリキリ舞させる。
 このことから、舞美と友理奈を魔球に例えて“ジャイロボール美人”と呼ぼう。

 安定した美人顔を維持する雅は、当然ながら“直球美人”である。
 雅もメイキング映像では「へへへ」と目を細めて笑ったりしているが、そういう「無防備な笑顔」を正式な場面で見せることは滅多に無い。雅は、笑っていても常に目に警戒感を宿しており、笑ってはいるものの感情そのものは崩していない。「プロフェッショナルな笑顔」という「直球」をビュンビュン投げ込んでくる速球派のピッチャーだ。

 小春は、澄ました顔をすればなかなかの美人顔だが、基本はそれではない。
 小春のデフォルトは、愛嬌のある笑顔。「ヤダ~」と叫ぶときの困り顔や、「ふにゅにゅ」とでも擬音を付けたくなるような、何かを狙っている上目遣いの表情など、そのバリエーションは豊富だ。
 ただし、その表情の変化には、予測を超えるような意外性は無い。
 もちろん、ひたすら基本の「愛嬌顔」で押してくるような直球タイプでもないので、小春の場合は“カーブ・スライダー美人”と言っておこう。小春の表情の変化は予測できる変化ではあるが、それでも効果抜群という意味を込めて。

 主に美人論を述べているだけで、随分長くなってしまった。将来性に関しては、また別の機会に書くことにしよう。
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。