2017-08

GOODS ON DEMAND 写真集購入に関する反省

GOODS ON DEMAND 写真集購入に関する反省


 断言するが、買い過ぎた。13冊は、いくら何でも買い過ぎである。
 何故こんな大量購入・大金出費(送料等を除いても計32500円)という事態を招いてしまったのかを反省し、次に同様な商品展開が行なわれた場合には、どう対応するべきなのかを予め決めておきたい。私が

 『自分の好きな写真を選ぶハロプロコンサート写真集
         http://www.god4u.jp/hello2007/index 』
の存在を知ったのは、ハロプロの公式HPのお知らせによってである。その時点では、大いに興味を持ったものの、私は普通に冷静だった。「大いに興味を持った」のは、それがハロプロメンバーの写真集だからではなく、飽くまでも「オンデマンドの写真集」だったからである。

 極端な話、私はこの世の全てが「オンデマンド化」されれば良いと思っている。
 例えば有料放送チャンネルで“映画チャンネル”を観るならば、画面上のリストから自分が観たい作品を選んで観たいときに観る。あるいは、自分でタイムテーブル(放送スケジュール)を組む。少なくとも、現時点でパソコンTVが実現している方法を、スカパーなどの有料放送でもやってもらいたい。(映画ファンとして、自宅で観るとしても、大画面&5.1ch以上という観賞条件は譲れない)

 CDアルバムだって、お仕着せのパッケージ売りだけではなく、オンデマンド売りもやって欲しい。過去のシングルCDと今回のアルバム用に作られたオリジナル曲の中から、自分が好きな曲を選んでアルバムを作り、それを購入するという方式だ。
 しかも、買うのは飽くまでもデータだけ。オンラインで発注し、パソコンにブランクCDを入れておけばサクッとデータが送られてきて、ブランクCDに直接書き込まれて一丁上がり。ジャケ写とか歌詞冊子のデータも送信されてきて、プリンタから出力される。用紙や印字品質をデータ購入時に自分で選択して、自分のプリンタをセッティングしておくのだ。そうすれば、トールサイズのジャケ写を印刷してCDをトールケースに収めるとか、歌詞カードのサイズ(文字サイズも)を大きくしたりとか、自分の好みに合わせてカスタマイズすることも出来る。

 これにより、CDのハードの部分を製造・流通・保管・店頭販売する必要がなくなるので、その分のコストを削減し、資源(包装・梱包材など)を節約することにもなる。オンデマンドとオンラインを組み合わせたシステムが、将来的には個人レベルのニーズを叶えると同時に、物流コストを削減(資源の節約)するようになることを、私は以前から期待していた。

 当然、TV番組がDVD化された商品も同様だ。
 例えば、『仮面ライダー電王』の第1話と5話と11話と20話が欲しかったら、それを画面上で選んでオンライン発注する。パソコンにブランクDVDを入れておけば、サクッとデータが送られてきて…以下CDのアルバムの場合と同文、である。

 欲しいものを欲しい分だけ買う。
 欲しくない部分まで一緒に買わなければならないパッケージ商品は、私に言わせれば「合法的な抱合せ販売」である。
 写真集を買っても、その中の写真の全部が欲しかったと思えるわけではない。正直言って、過半数の項が「ハズレ」だと思える写真集もある。要らない写真を買わずに済ませて値段を安くすることが出来るのならば、それで写真集が薄っぺらくなっても全然構わない。むしろ大歓迎である。

 GOODS ON DEMANDの写真集は、そういったオンデマンド化の流れの魁であるように感じられた。「オンデマンド化社会」を望む私が、これを応援しないわけには行かない。
 A4サイズ24ページ(表紙類を除く)で2500円という価格は、普通の写真集と比較すれば遥かに割高だ。しかし、アップフロントが販売しているメンバーの生写真は、一枚150円が相場である。これと比較すれば、むしろ安い。コンサート会場で売られているコンサート写真集は、B4サイズ・14ページで1500円なので、これと比較すればほぼ同じと言えるのではないか。(もっとも、生写真1枚150円という価格設定が適正とも思えないのだが)

 また、4冊で実質的なコンプリートが出来るようになっている点にも好感が持てる。
 まず、表紙が100枚中の1枚になっているので、残りは99枚。私がチェックした限りでは、01番と00番は捨てられる写真となっているケースが多いので、これを除くと残りは97枚。24枚×4=96枚なので、「捨てる」のはあと1枚。酷似した写真や、ロングのグループショットが複数枚あるケースが多いようので、これも余り悩まずに済むだろう。

 さて、「オンデマンド写真集買うべし」と意気込んだ私ではあるが、やはり予算というものがある。まぁ普通に考えれば、ご祝儀としての意味を込めても、やはり1万円以下に抑えるべきところだ。送料や手数料も発生するので、1万円では3冊までしか買えない。とりあえず、
 
 1推しである、かおりん、まず1冊。
 2推しである、村っち、1冊。
 
 ここまでは、自動的に決まる。
 問題は3冊目である。建前上、3推しはアヤカなのだが、ワンダフルハーツの友理奈とえりか(梅田えりか)はビジュアル的に素晴らしいものがあった。ダンスが上手かったのは舞美だが、あの動きは写真には写らない性質のものだ。もちろん、キッズ内1推しは舞美に決めているけれども、「ワンダフルハーツを含む写真」という限定された条件下では、また話は違ってくる。

 ただし、今後のことを考えると、アヤカはいつ“卒業”してもおかしくないポジションにいる。メジャーなソロ写真集の第2弾が発売される可能性も、ほとんどない。
 舞美、えりか、友理奈のうち、メジャーでソロ写真集が発売される可能性が最も低いのは、現時点では、えりかだと思える。だとしたら、アヤカかえりか、2人のうちどちらかを選ぶべきということになる。
 アヤカかえりか。
 逆から読んだら、かりえかカヤア。
 …何を言ってるんだ俺は。
 う~ん、それにしても悩ましい。村上さんの例もあるからなぁ、舞美も友理奈も、ある日突然「昨日付けで脱退しました」なんてことがないとも限らないし。あんなことがあった後も、FC限定イベントとか握手会とか、相変わらずやり続けているもんなぁ。

 結局、迷い悩んだ挙句、私は、ある意味最大の安全策を取ることにした。
 とりあえず、かおりんの1冊だけを発注する。何故なら、パソコンのモニターでは良く見えても、A4に引き伸ばしたら画像品質が低いものになっているかも知れないし、元画像の品質は良くても写真集の紙質とか印刷品質が粗悪であるかも知れないからだ。
 私がいかにオンデマンド化社会を望み、オンデマンド写真集を歓迎するとは言っても、それは一定の品質をクリアしたものに限っての話である。いくら自分が選んだ写真であっても、実際に出来上がった物の品質が悪かったら満足など出来ない。3冊まとめて買って、結果的に全てクオリティが低かったというリスクを考えると、例え送料手数料が1回分余計にかかったとしても、2回に分けて発注した方が得策だと判断したのだ。

 つまり、まずは1冊かおりんの分の出来上がりを確認してから、2冊目と3冊目を発注する。これでも、予算は1万円以内に収まる。
 私は、かおりんの写真集を1冊組み上げ、発注した。
 あとは、出来あがった写真集が届くまで、3~4週間待つ…筈だった。

  【発注済み その1】 飯田圭織…1冊

 しかし、1冊目の写真集を発注した直後、ひとつの単語が私の心を揺さぶり始めた。
“N1(えぬいち)”
 これは、サンプル数が1つしかないことを表現する言葉である。サンプル数が1つしかないことを危惧しているといった意味合いを含む言葉だとも言える。
「N1(えぬいち)じゃあマズイだろ。少なくともN2(えぬに)でいこうよ」
 かつての職場で、こういう発言を何度聞いたことか。

 今回の写真が、全て一人のカメラマンによって撮影されたものだとは限らない。
 可能性は低いが、かおりんを撮ったカメラマンがA氏、村っちを撮ったカメラマンがB氏というように、メンバーによって完全に担当が別人であるケースも考えられなくはない。その場合、カメラマンの腕やモチベーション、使っているカメラの性能などの差によって、2人の写真のクオリティに大きな違いが出ることも、ないとは言えない。
 もしもそういうケースがあったとしたら、例えカオリンの写真集の画像品質が劣悪であったとしても、その結果を以ってその他の写真集の画像品質も劣悪であると断定することは出来ない。撮影の条件が明らかになっていない以上、たった1つのサンプルで母集団の平均値を推定するのは危険である。
 「まずは1冊、かおりんの写真集の出来上がりを確認してから」というやり方だと、かおりんの写真集の出来の悪さに呆れて2冊以降の写真集を買うのを止めたところ、実は村っちの写真集は優秀な仕上がりになったと後で知り、地団太踏む…などといったことになりはしないか。

 そして、また別の方面からも、私の判断を揺さぶる考えが生まれていた。
 1推し、かおりん、1冊。2推し、村っち、1冊。3推しの誰か、1冊。
 当初の予定通り3冊買ったとして、これで、本当にカオリン1推しだと言えるのか?
 これでは、結果的に1推しも3推しも何ら変わらない。
1推しとは、2推し以下と明確に差別化されてこそ、1推しと言えるのではないか? 即ち…
 1推し、かおりん、「2冊」
 これでこそ、かおりん1推しの証明となるのではないか?
 「1推しの証明」。良い響きである。ここは、証明するところなのかも知れない。そうだ、証明するべきなのだ。
 
 私は既に、かおりんの写真集を1冊発注してしまっている。N数を2にするには、かおりん以外の誰かの写真集を発注しなければならない。更に、合計3冊を上限とするならば、次回は2冊目と3冊目をまとめて発注するべきだ。もう一度かおりんの写真集1冊だけを発注するとなれば、それだけ送料手数料を余計に払うことになってしまう。

 翌日、私は2冊目と3冊目をまとめて発注した。
 2冊目は、かおりんの「2冊目」。3冊目は、アヤカ。
 3冊目は2推しである村っちにするつもりだったのだが、あまり良い写真がなかったので、3推しのアヤカが“繰り上げ当選”となった格好である。

  【発注済み その2】 飯田圭織…1冊、アヤカ…1冊
  【この時点での合計 3冊】

 これで、予定していた3冊分の購入手続きは完了した。
 そう、全ては終わったはずであった。
 3冊分の購入手続きを終えた翌日、友理奈のコーナーを見るまでは。

 既に全ての作業を終えたという一種の開放感から、私は立ち読み気分で4推し以下のメンバーの写真のプレビューを始めてしまった。今になって思えば、コレがいけなかった。
 当初からワンダフルハーツの友理奈とえりかを見てみたいという気持ちが強かったので、真っ先に友理奈の写真をチェック。写真は、なかなかイイ感じのものが多い。
「ちょっと、組むだけ組んでみるか」
 飽くまでも、組むだけ。そんな軽い気持ちで私は写真の選定と編集作業を始めていた。
 これは、友理奈の写真に良いものが多かったことが理由の第一だが、ドラッグ&ドロップを使った選定と編集の作業そのものが単純に楽しいという要素も大きい。写真を選び、ニュニュ~とドラッグして、パッとドロップすると、ポンと枠に収まる。この操作感覚が楽しい。単純ではあるが、狙い通りに作業を成功させたという小さな快感がある。

 友理奈の写真集は、アッという間に組み上がった。出来上がりを確認すると、なかなかイイ感じである。
 そう、確かにイイ感じだよな、これ。
 欲しいな、この1冊。
 …多分、逡巡は5秒も続かなかったと思う。
 気が付いたら、私は【写真を注文する】をクリックしていた。
 切り替わった画面が、次の注文を促してくる。
 1冊だけ発注するのは、送料手数料がその1冊に丸ごとかかるから、もったいない。
 友理奈の分を買うのなら、ベリ工で推している他の二人、雅と茉麻の分も買おう。同じ送料手数料で3冊届くのだから、こちら方が効率が良い。

 もうこの時点で、「もったいない」の定義というか判断基準が狂ってしまっている。本来は、お金を沢山使うことが「もったいない」のである。当然ながら、既に予算オーバーとなっている状況下で問題視すべきなのは「総額」であって、「1冊当たりの送料手数料」ではない。1冊だけ発注するよりも3冊発注するより方が「総額が増える」のだから、本当は3冊発注する方が「もったいない」のだ。

 しかし、ファン心理が物欲に直結してしまった状態の私には、既に予算オーバーであることが意識できなくなっていた。私は雅と茉麻の写真集を一気に組み上げると、友理奈の分と合わせて計3冊とし、発注画面へと遷移した。
 そして最終発注ボタンをクリックしたその瞬間、私は重大なミスに気が付いた。
「あ、しまった! えりかの分を入れるの忘れた!」
 この時点で、明日2冊以上(1冊だけだと送料手数料が「もったいない」から)を追加発注することが決定事項となってしまった。

  【発注済み その3】 熊井友理奈…1冊、須藤茉麻…1冊、夏焼雅…1冊
  【この時点での合計 6冊】

 そして、その翌日に発注したのが、

  【発注済み その4】 梅田えりか…1冊、矢島舞美…1冊、村田めぐみ…1冊
  【この時点での合計 9冊】

 もう、この辺になると感覚が麻痺している。村っちに関しては、あまり良い写真がないという理由で既に購入しないことを決めていたはずなのに、「キッズを5人も選んでおいて、村っちを選ばないのは背信行為に当たる」→「村っちに対して義理を通す」というファン倫理回路が誤作動してしまった。ファンとして「義理買い」をするべき局面もあるとは思うが、それも予算内での話だということが完全に頭の中からに抜け落ちていた。

 更に翌日になると、既に作業がルーチンワーク化し、惰性で続けている状態となった。かっぱえびせんを、空腹でもないのに只ひたすら食べ続けている状況とも似ていた。
 頭の一部は覚めているものの、「毒を喰らわば皿まで舐れ」といった心境になってしまっていた。「もう、2万円注ぎ込むのも3万円注ぎ込むのも同じだ」とか考えているのである。2万円と3万円とでは、1万円も違うではないか。そもそも、当初の予算は「1万円以内」だったのに。

  【発注済み その5】 久住小春…1冊、石川梨華…1冊、後藤真希…1冊、里田まい…1冊
  【この時点での合計 13冊】

 発注したものをまとめると、以下の通りとなる。

  飯田圭織…2冊
  アヤカ…1冊
  熊井友理奈…1冊
  須藤茉麻…1冊
  夏焼雅…1冊
  梅田えりか…1冊
  矢島舞美…1冊
  村田めぐみ…1冊
  久住小春…1冊
  石川梨華…1冊
  後藤真希…1冊
  里田まい…1冊
  【合計 13冊】

 今になって「止めときゃよかった」と思うのは、第一に、ごっちんとチャーミー。既成の写真集を何冊も持っており、その内容にかなり満足しているのだから、割高なオンデマンド写真集を買う必要など無かった。
 マイマイ(里田まい)の分も、結果的には必要なかった。メジャーで2ndソロ写真集が発売されることになったからだ。小春に関しても、近い将来メジャーで2ndソロ写真集が販売されるのは確実なので、買うべきではなかった。

 村っち、雅の分は内容的な面からから買うべきではなかった。両者とも今回は良いと思える写真が少ない上、良い写真にも似たものが多かったのである。自分本来の基準からすると、合格ラインに達している写真は12枚程度。残りの12枚は、一旦捨てたものの中から選び直すという有様だった。言うなれば、今回は2人とも「ハズレ」のメンバーだ。
 私が見た範囲では、千奈美も「ハズレ」だ。千奈美は特に推していないので写真集を組むことはしていないが、仮にやったとすると、雅同様、悪い意味で「24枚選ぶのに苦労する」だろう。
 その逆のパターンだったのが、梅田えりか。彼女の場合は、合格ラインに達している写真が24枚を大きく超過し、どの写真を捨てるべきか大いに悩んだ。良い意味で「24枚選ぶのに苦労した」と言える。

 今回、写真選びをして分かったことは、コンサートの写真だけで写真集を作るのは比較的難しいということだ。100枚から選んだとしても、結果的に「典型的な笑顔」のオンパレードとなり、写真集としては単調なものになる傾向が強い。
 コンサートのステージでは、歌手の表情は「喜怒哀楽」の「喜楽」、それも明確な「喜楽」にどうしても偏ってしまう。コンサートの動画映像(DVD)では多彩な表情を垣間見せている(そういうパートを比較的多く与えられている)友理奈でさえ、今回のケースではほとんど「喜楽」の表情ばかりだった。微妙な表情や「怒哀」の表情(友理奈の場合は「抗・驚・困・疲」の表情が冴える)は、ステージ上では短時間しか持続しないため、写真として捉えることは難しいのだろう。

 もし、オンデマンド写真集の第2弾がリリースされたら、その時は以下のようにする。

(1) かおりん2冊。ただし、良い写真が少なかったら、1冊のみとする。逆に、余りにも酷いというレベルで限り、1冊は買う(1推しに対する義理買い)。1冊のみとした場合、残り1冊分を他に振り替えるということはしない。
(2) 村っち1冊。ただし、良い写真が少なかったら、無しとする(義理買いはしない)。無しとした場合、その1冊分を他に振り替えるということはしない。
(3) 以下同様に、アヤカ1冊、えりか1冊、舞美1冊、友理奈1冊、茉麻1冊、雅1冊。
(4)予算は24000円以内。

 合計9冊、24000円以内。ここからは絶対に増やさない。むしろ減らす。今回のケースなら、合計7冊となる。
 9冊というのは上限であって、目標値ではない。「村っちの分を買わないので、アヤカは2冊買う」といった振り替えは一切行なわない。全体的に写真の質が良くなければ、かおりんに対する義理買いの1冊のみということも有り得るし、最悪の場合は義理買いすら無しのゼロとなる。

 本来は、本当に欲しいものだけを買うべきなのだ。
 そして欲求は、自分の身の丈にあった大きさに、予め制御されるべきである。
 たった今から「心の欲するところに従えども、矩を越えず」となりたいところだが、「四十にして惑わず」すら出来ていないのが今の私の現実だ。
 単なる四十過ぎのアイドルファンではなく、「アイドル道」を歩んで「不惑」の境地を実現する人でありたいと思ったりする今日この頃である。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。