2017-08

仮面ライダーの新フォーマットを望む

【2002年02月23日(土) 19時01分に、某BBS(今はもう存在しない)に、『「仮面」を活用した「二重構造」の仮面ライダー』を書き込む前に書いたもの】
 『カブト』で描かれた集団戦が、この問いかけの答えになっている部分があることに気付いたので、引っ張り出してみました。
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仮面ライダーの新フォーマットを望む


 仮面ライダーと戦隊ものは、製作・TV局・スポンサーが同じなのだから、お互いに食い合っても何のメリットもない。ライバル意識はともかく、共存が大前提である。
 しかも、放送が連続している。2本続けて同系統の作品を飽きずに観てもらうためには、それらの差別化が必要となる。今や、仮面ライダーは戦隊ものに対する後発番組となっているのだ。

 戦隊もののフォーマットは、ざっくりと基本的に表すと
 
  変身前に、戦闘員と戦う(5対多数)→
         変身して怪人と戦う(5対1)→
           巨大ロボに乗って巨大化した怪人と戦う(1対1)

となっている。どこか、戦国時代の戦のイメージ

  足軽同士の戦い(混戦) →
     混戦を抜けて敵将の首を取りに行く →
         城同士の戦い(最終的な決着の象徴)

を連想させる、バラエティに富んだバトルである。
 ここで重要なのは、戦闘員の存在だ。「怪人よりは遥かに弱いが、人数は多い」という設定が、「ヒーローが変身する前の戦闘シーン」を可能にしている。

 平成版仮面ライダーのフォーマットは

  変身前、怪人が現れる → 変身して怪人と戦う

である。変身前はただの人であるということよりも、戦闘員がいないということから、このフォーマットにならざるを得ない。(現実的に考えれば、戦隊ヒーローも変身に特に制約がない以上、さっさと変身して戦闘員と戦かった方が合理的なのだが)

 このシンプルさは、戦隊ものとの差別化という意味においては成功しているけれども、ヒーローが怪人と遭遇後、変身して戦う前にもう一つ盛り上がりが欲しいという気がするのも事実である。
 しかし、今の仮面ライダーに戦闘員そのもの出しても「30分前にやった戦隊ものの繰り返し」になるし、「戦闘員が存在するならば、それを支える組織のようなものが必要」ということになって、物語の手かせ足かせとなってしまう恐れがある。

 かつて、プロレスラー力道山は、対戦相手の外国人レスラー(悪役)に攻め込まれ、やられてやられてやられまくり、観客の「もう限界だ! 頼むから、反撃してくれ!」という欲求がピークに達したとき、怒涛の反撃を開始し、観客を興奮させたという。もちろん、最後には力道山が勝利してみせることで、観客もガッツポーズ、大いに溜飲を下げるわけである。
 アントニオ猪木も、基本的にはこのフォーマットを踏襲して、ファンのハートを掴んだ。

 仮面ライダーの属性を生かした「焦らし」を加えたフォーマットを考えてみるのも一興である。
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。