2017-10

Hello! Project 2007 WINTER ~エルダークラブ The Celebration ~

Hello! Project 2007 WINTER
    ~エルダークラブ The Celebration ~

コンサートを観た日:2006年1月6(土)

 1月4日(木)に『ワンダフルハーツ』を観に行ったばかりであり(その記事は→こちら)、滅多に足を運ばない筈の中野サンプラザホール(それも同じ1階)に中1日で入るのは、何だか妙な感じがした。デジャヴではないが、時間が巻き戻ってしまったような気分である。
 『ワンダフルハーツ』も良かったが、本命は飽くまでも、かおりんとメロンが属する『エルダークラブ』だ。しかも、『ワンダフルハーツ』では1階最後列だったのに対し、この日は1階9列目。1列目の前に“0ブロック”とでも呼ぶべき座席群があるので、実質的には12列目辺りといったところだと思うが、それでもそこそこの良席である。

 ステージの幕が上がると、そこにいたのは振袖姿のメンバー達。
 かおりんは青い振袖、メロンのメンバーは全員メロン色の振袖だ。カントリーのメンバーも全員水色で揃えている。
 みんな綺麗だが、やはり一番貫禄があると言うか着こなしているのはユキドンだった。ユキドンを見た後に他のメンバーを見ると、微妙に苦しそうと言うか窮屈そうに見えてしまった。

                 双眼鏡のピント合わせに苦戦

 ライブといえばDVD鑑賞が基本の私にとっては、“実質的12列目”の席でも十分に遠い。
 メンバーの表情のアップを裸眼で捉えることなど不可能なので、双眼鏡(ORIMPUS 8-16×25 ZOOM PC I)を腰のホルダーから取り出す。ステージ全員で2曲歌っている間にピント合わせを済ませようとしたが、何故か上手くいかない。一昨日の『ワンハー』のときは問題なかったのに、これはどうしたことだろう?
 家に帰ってから取説を見たら、私はまるっきり逆の手順でピント合わせをしていたことが判明。『エルダー』当日、私はこの正しい調節方法を現場で「独自に編み出して」ことなきを得たのだが、『ワンハー』のときに何故逆の手順で上手くピントを合わせられたのか、自分でも分からない。

                 まぁしぃ(大谷雅恵)の視線にドキリ!?

 この日、ステージで誰かが歌っているとき、残りのメンバーは原則としてステージの両端に座って待機?していたように思う。
 ナッチがソロで歌っているとき、私は双眼鏡でナッチを見る振りをして、ステージ両端のメロンやかおりんをチラ見していた(ナッチ、すまん…)。が、メロンのメンバーを見る度に、まぁしぃと目が合っているような気がしてドキドキした。
 他のメンバーはステージ中央で歌っているナッチの方を見ていることが多いのだが、何故か、まぁしぃだけは客席を見ていることが多かったのだ。まぁしぃの座っている場所と角度から、彼女が普通に客席に視線を向けると私の席がある方向を見ることになるので、双眼鏡で彼女のアップを捉えている私からすると、目が合ったような錯覚を覚えるのだ。
 あるときは、まぁしぃだけではなく柴っちゃんまでが不意に私の席がある方向を見た。私は2人に「見つかった」ような気がして、慌てて双眼鏡の向きをナッチに戻してしまった。

                かおりんの衣装は何色だ?!

 この日、私は初めてセットリストを入手してからコンサートに臨んだ。
 この日の最大のお目当てである、かおりんの出番を前もって知っておきたかったからである。
 私はこの日、かおりんとメロンの出番以外はサイリウムを使わないつもりでいた。滅多に聴く機会のないメンバーの生歌をじっくり聴きたいという気持ちがあったし、私の後の席の客の邪魔をする可能性を最小限にしたいという気持ちもあった(私は本来、サイリウム全面禁止を理想としている)。
 メロンにはメロン色のサイリウムを使用することに決めていたが、かおりんに使うサイリウムは、持参した青・ピンク・橙・黄の中から彼女の衣装の色に近いものを選ぶことにしていた。
 かおりんが最初に登場したときの衣装、即ち振袖の色は、青だった。このことから、ソロで歌うときに青は無いと予想できた。かおりんが選ぶ色は、タンポポカラーである黄色か、それとも結構好きそうなピンクか?
 かおりんが登場してからサイリウムを選んで発光させても充分間に合うというのに、何故か私は
「かおりんはピンクで来る!」
と直感して、ピンクのサイリウムを開封するとパキッと折って発光させてしまった。
 かおりんが、本当にピンクの衣装でステージに登場したときは舞い上がるほど嬉しかったが、それも長くは続かなかった。

               痛恨! かおりん、コンディション不良

 この日、ソロで『Papillon』を歌ったかおりんの歌声は、私が聴いた中で最低の出来だった。
 歌声がゴロゴロして喉に引っかかっている感じなのだ。ガラガラ声というわけではないが、まるで喉に痰が絡んでいるかのような発声だった。
 かおりんは元々高音域の発声にゆとりが無いのだが、このステージでは普段よりも明らかに苦しげ。そして何と、
  ♪今すぐ 逢いに 来てください♪
という最後のフレーズの、「来」のところが発声できないという失態を呈してしまった。前日から風邪で喉を痛めていたのか、そのときたまたま喉の調子がおかしかったのかは分からないが、本当に残念である。
 『Papillon』は、かおりんの持ち歌の中でも一般の鑑賞に堪えうる数少ない「得意技」である。この日、中野サンプラザに集まった客の多くは、普段はかおりんのソロ曲をほとんど聴いたことがない人達であろう。その客達に「かおりんのソロは、結構いける」と認識させる絶好のチャンスだったのにも関わらず、全く逆の結果を出してしまった。
 もちろん、客の多くは「かおりんは喉の調子が悪かった」ことに気付ただろうし、彼らが単純に「かおりんは歌が下手」と切り捨てるとも思えない。それでも、あれで良い印象を与えられた筈も無く、悪い印象だけが残った可能性は高い。

 この日は、裕ちゃんもソロでは声の調子が今一つだったし、あややもソロで歌詞を間違えて(あるいは間違えそうになっただけかも知れないが)苦笑いを浮かべる場面があった。しかし、かおりんのミスは、この2人とは桁違いに大きい。
 大いに反省し、二度とこんな失態を演じないようにして欲しい。

             ごっちん、過去最高の仕上がり具合!

 この日、素晴らしかったのは、ごっちんである。
 ごっちんが露出度の高い衣装でステージに登場したとき、彼女の身体を見て
「うわ~、こりゃ凄いわ~、よくここまで仕上げて来たな~~」と感心した。
 昨年10月のソロコンサートよりも遥かにコンディションが良いことは一目で分かったが、双眼鏡で腰周りをジックリ観察すると、それどころではないことが明らかになった。
 腰周りに、ほとんど贅肉が無い。
 昨年10月のソロコンサートのときは、明らかに脇腹に贅肉が付いていたのに、それが綺麗サッパリ消えてなくなっている。これは、この2、3ヶ月に相当な努力をした証拠だ。
 ある程度ダイエットを行えば、腹部前面(腹直筋の部分)の脂肪は落とせる。しかし、脇腹(外腹斜筋の部分)から背中にかけての脂肪は、最後の最後まで落ちない。ここに脂肪がないということは、落とせる脂肪はもう全部落としたということなのだ。
 だから、体を絞るということに関しては、完璧な仕上がりと言える。
 もちろん、脂肪を落とせばそれで良いわけではなく、必要な筋肉を付けることが同じくらい重要である。この日のごっちんは、その点においても相当完成度が高かった。適度な太さの腕、脚(大腿部)は、主に筋肉で構成されている筈だからだ。絞りきった腰周りと同様、微妙に筋肉の流れが浮き出ている太腿のラインは美しく、思わず見惚れた。ダンサーとして理想的な脚なのではないか。あれは既に、芸術である。
 私が知る限り、この日のごっちんは過去最高のコンディションだった。

 参考までに書くと、ごっちんとアヤカの体脂肪率を比較すると、ごっちんの方が低い値だと思う。
 年齢的なこともあるが、アヤカは腹部前面(腹直筋の部分)には脂肪は付いていないが、脇腹(外腹斜筋の部分)から背中にかけてはけっこう脂肪が付いている。筋肉の量も、ごっちんの方が明らかに多い。
 アヤカもある程度の節制はしていると思うが、ごっちんの方が遥かに「プロの踊りが出来る身体」に仕上げていると言えるのだ。

         ごっちんの前に、我、“電気仕掛けの観客”と化す!

 この日のごっちんは、肉体のコンディションだけではなく、ダンスにおいても頭一つ抜き出た存在だった。私が折りに触れて指摘している「体幹の動き」を意識できているからだ。
 『僕らが生きるMY ASIA』を披露したときも、もう最初の立ち姿勢のときから腰の入り方が他の2人とは違っていた。

 極めつけは、『SOME BOYS! TOUCH』のときだ。
 その前の『遠慮はなしよ』の際、前後左右の席に迷惑が掛からない程度に動き、「ヲイ!」などの合いの手も入れてちょっと疲れた私は、双眼鏡を手にして“休憩モード”に入っていた。『SOME BOYS! TOUCH』を歌い踊るステージ上のごっちんは、見惚れるほどに美しい。そのまま、ずっと双眼鏡を手に固まっていても不思議ではない状況だった。
 ところが、ステージ上の曲調が変わった瞬間に、突然
「こんなことしている場合じゃない!」
という気がして双眼鏡を腰のホルダーに押し込むと、私は身体を小刻みに上下させながら手拍子を始めていた。
 それはまるで、電気仕掛けの自動人形が、突然スイッチが入って動き始めたような感じだった。自分の身体が自分じゃないような感覚であり、生まれて初めての体験だった。
 それから先は、サイリウムを取り出して振ったり、ポケットに戻して手拍子したりと、メロンの楽曲のときと同様に動き続けた。

 正確に言うと、メロンのときとは少し違った。
 メロンのときは、過去のコンサートで蓄積された経験を元に、頭で考えて行動していた。
 ごっちんのときは、身体が無条件に反応した感じだった。過去の経験ではなく、その場の衝動が私の身体を突き動かしていた。

               技術の前にあるもの、後にあるもの

 ごっちんの身体は昨年10月のコンサートより進歩していたと断言できるけれども、歌や踊りがそうであったかどうかは私には正直よく分からない。ただ、極めて完成度の高いレベルに仕上げられたごっちん肉体が織り成すライブパフォーマンスは、技術以前のもっと原始的な何か、人間という“動物”を、雌雄を問わず興奮させる根源的な力を放射していたように感じた。

 基礎体力(特に筋力および筋持久力)に裏付けられた技術は、正真正銘の実力となる。
 しかし、一度仕上げた肉体を維持し続けることは、仕上げること自体よりも遥かに難しい。
 ごっちんが、次のソロコンサートでプロのダンサーと一緒に舞台に立ったとき、彼女のパフォーマンスがどう映るのか、是非この眼で確かめてみたいと思った。

           中一日で『ワンハー』と『エルダー』を体験して

 端的に言ってしまえば、やはり『ワンハー』は“子供”で、『エルダー』は“大人”だった。
 『ワンハー』では、まだ身体の出来ていないメンバーが大半であることに対し、『エルダー』では身体の出来上がっていないメンバーなど一人もいない。仮に『ワンハー』と『エルダー』のメンバーの技術レベルが同じだとしても、身体が出来上がっている『エルダー』のメンバーのパフォーマンスの方が結果的には見応えのあるものになる。
 「技術が同レベルなら、体力のある方が勝つ」ということは、人間のあらゆるパフォーマンスについて共通する。それを改めて確認したような二日間だった。

 内容的にも、『ワンハー』が“騒ぐ”ことを主たる目的とした楽曲が多く、『エルダー』は“聴かせる”ことを主たる目的にした楽曲が多かった。実際、あややの歌をちゃんと聴いたら、彼女の歌唱力はプロとして一般層にも通用するレベルにあると感じた。

 私の一推しは飽くまでもかおりんとメロンであるが、今後最も期待するメンバーを挙げるとすると、『ワンハー』は舞美、『エルダー』ではごっちんである。もちろん、他メンバーにも期待している。全体的に、歌手としてのレベルは決して低くないと思う。
 特にキッズは、現状のようなヲタ相手の商売をやめてもプロとして通用するレベルに達しつつある。小春のように、脱ヲタ路線を敷いて年相応のファン(中学生以下の女子、小学生以下の男子)を獲得するように売り出す時期に来ている筈だ。(関連記事は→こちら

 『ワンハー』も『エルダー』も、観客の中心層は20代後半から30代前半だったと思う。かつてミニモニ。が獲得した客層を、ほぼ完全に喪失してしまっている。
 このままでは、5年後、これが30代前半から30代後半(あるいは、30代前半のみ)に確実にシフトする。この現実から、アップフロントは眼を逸らすべきではない。
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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。