2017-08

「あさみ」・「みうな」の卒業に関して

        「あさみ」・「みうな」の卒業に関して
~ ハロプロのメンバーって、月に何日働いているんだろう? ~


 昔観ていたアニメには、「サブキャラ(脇役)が主役より目立った場合、そのサブキャラは近いうちに消える」という法則があった。
 消える前に、活躍の場を与えておこうという方針は、ハロプロも同じらしい。
 こんこんが卒業する前、彼女の写真集とDVDが相次いでリリースされたことを思い起こせば、今回、カントリー娘。が事実上の解散となったことも、自然な流れに映る。

 ハロプロは肥大化していったが、それに対応してアップフロントという会社が組織を大きくしていったかというと、必ずしもそうではなかったと思う。
 ユニット数が2倍になったとき、営業の規模人員が2倍になったかというと、おそらくそうではなかっただろう。ユニット数が2倍になったとき、つんくが2人になったと同じ体制が出来ていたかというと、そうではなかった筈だ。

 モー娘。を中心としたハロプロのユニットが、CDのミリオンヒットを叩きだしていたのは既に昔話である。ハロプロにおけるバブル景気の再来など望めぬ今、ハロプロという組織を、アップフロントという会社の身の丈にあったものに調整していかなければならないことは、社会人なら誰でも理解できる。
 会社の資源(人員、資金)は無限ではない。限定的である。これから℃-uteを新たにメジャーデビューさせようとすると、その資源をアップフロント内部で確保しなければならない。もし資源に余裕が無い場合は、現在「他の何か」に使っている資源を℃-uteに振り向けるしかない。その「他の何か」が、カン娘。だったという側面もあるのだろう。

 もっとも、最近のカン娘。が、それほど会社の資源を消費していたとも思えない。むしろ、どちらかと言えば活動休止状態に近いユニットだった。
 一時期、モー娘。から助っ人を加えることでカン娘。自体の固定ファンを増やそうとしていた(あるいは単にハロプロ総体のCD売上を増やそうとしていただけかも知れない)が、カン娘。自体で利益が出るという見込みがつかなかったということか。
 限られた資源で最大の利益を得ようとするのが、資本主義の基本である。過去の実績において「利益の出ていない商品」を、積極的に売り出すことは難しい。

 アイドルの運命を決めるのは、結局は売れ行きであり、それは即ちファンが商品をどれだけ買ったかということに他ならない。
 その意味で、カン娘。の解散はファンが決めたことなのだ。
 カン娘。というグループのコンセプトが、アップフロントの都合でいかなる変遷を遂げたとしても、それは問いかけに過ぎない。その問いかけに対して最終的に答えを出すのは、ファンなのである。

 それにしても、思う。
 あさみとみうなは、月に何日、仕事があったのだろう?
 サラリーマンは、月に20日以上働くのが普通だ。会社に行けば、中年のオッサンでも朝9時から夕方の6時までは、何かしら仕事があるものだ。
 プロボクサーなら、昼間は他の仕事をして、夕方から練習するという生活を送り、試合の来る日を待つということも出来る。
 しかし、カン娘。が半芸半農というコンセプトを捨てた後、あさみとみうなにはそういった生活を送ることも出来なかったに違いない。若い二人が仕事を与えられず時間を持て余していたとしたら、さぞかし辛かったことだろう。

 かつての全日本女子プロレスの社長が、「女子プロレスラーの定年は25才」と半ば公言していたような記憶がある。
 ハロプロも、「ハロプロメンバーの定年は19才。ただし、売れているメンバーは毎年定年を延長する」と公言した方が良いのではないか。
 アイドルという職業の寿命は、一般的には短い。生涯アイドル視されるような芸能人は、ほんの一握り、いや「一つまみ」に過ぎない。
 アイドルという職業を辞めた後には、第二の人生が待っている。
 あさみとみうなの第二の人生に、幸多からんことを祈る。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。