2017-08

Berryz工房 と ℃-uteを解体する必要性を再確認!

Berryz工房 と ℃-uteを解体する必要性を再確認!

      ~ 「ヲタ向けの学芸会」ではなく、
                   「一般人の鑑賞に耐えるもの」を ~


             やはり、一般向けとしても通用する!

 『ワンダフルハーツランド』のDVDに収録されている、吉澤、三好、矢島、熊井による『印象派 ルノアールのように』を観たとき、「これだ!」と正に我が意を得た気持ちになった。何故ならそれが、私が“Berryz工房 と ℃-uteを解体せよ!”という記事で提唱した

  【B】スタイル特化グループ(モデル系、ダンス系)

   矢島舞美(1992年2月7日生まれ)
   須藤茉麻(1992年7月3日生まれ)
   梅田えりか(1991年5月24日生まれ)
   熊井友理奈(1993年8月3日生まれ)


のイメージに近いものだったからである。
 吉澤、三好、矢島、熊井による『印象派 ルノアールのように』は、このDVDに収められている「アイドルグループ(臨時編成組と常時編成組の両方)」の中で、最も「一般人の鑑賞に耐えるもの」であると私は思う。
 もちろん、100点満点などと言うつもりは毛頭ない。あの緑色のフリンジは如何なものかと思うし(エロさを抑えるためだとしても、もう少し軽い色にすべき)、舞美と友理奈は体がまだ出来ていないので、露出の高い衣装を着せること自体に無理がある。
 そういう問題点はあるものの、とにかく単純に「美しかった」。
 彼女達の美しさは、一般向けとしても通用する美しさであり、端的に言うと「パッと見で、人目を惹く」美しさなのだ。

                    揃っていることは美しい

 以前、モー娘。とMAXが某番組で共演していたとき、娘。のメンバーがMAXのステージに関するコメントを求められて
「(MAXは)踊りが揃っていて、(娘。よりも)きれいですね」と応えていた。
 最近では、千聖がDVDの特典映像の中で
「℃-uteは、もっとダンスが揃うようにならないと」という趣旨の発言をしている。
 アイドル以外でも、ダンスというものは原則として「揃っていること」が求められる。ダンスではないが、直訳すれば「同調水泳」となるシンクロナイズド・スイミングなどは、その最たるものだろう。揃っていることは美しく、「十分に揃えられない状態」や「揃えることに失敗している状態」は美しくないという価値観が、歴然と存在しているのだ。
 私が学生の頃は、学校行事の行進などでも「全員が動きを揃えるように」と指導されたものだ。こういう経験は、大なり小なり誰もが経験しているに違いない。

 ある程度まで揃えることは、素人にも出来る。いわゆる「学芸会」レベルの芸だ。しかし、それは一般的にはプロの芸、即ち「金を払っても見る価値のあるもの」とは見なされない。
 多くの場合、プロのダンスには、そういった「学芸会」レベルを越えて揃っていることが求められる。何故なら、ある一定のレベルを越えて揃っていると、それだけでとりあえず人の注意を引くことが出来るからだ。そこには、人間の本能に訴えかける何かがあるのかもしれない。
 このことは、意外に見落としがちなことなので、注意が必要である。


         「バラエティ編成」では、踊りを揃えることに限界が生じる

 私は以前、“Berryz工房 と ℃-uteのDVDを観た感想”という記事の中で、ベリ工と℃-uteの問題点について書いた。その内容を箇条書きにまとめると、次のようになる。

(1)メンバー間の体格差が大きすぎて、ダンスのフォーメーションに制約が発生しているのではないか。
(2)メンバー間の年齢差から来る外見の差(体格差を含む)が大きくなっていることにより、ビジュアル的にグループとしてのまとまりを喪失している。
(3)現時点のベリ工と℃-uteのパッと見の印象は、「統一性がなく、バラバラ」である。これでは、パッと見で明確かつ肯定的なイメージを植え付けることが出来ず、見た人の記憶に残らない。
(4)このような「不統一性」は、メジャー化に向けた売り出し戦略にも支障をきたす。例えば、メンバーに小学生が含まれているアイドルグループが、男性誌(青年誌)のグラビアに登場することはまず有り得ない。
(5)「不統一性」は売り出し戦略に支障をきたすだけではなく、一般層からの完全新規ファン獲得の本質的な障害になる。ベリ工と℃-uteの年長組が高校生になっても、同じグループ内に小中学生のメンバーがいると、一般的な中高生はファンになることに抵抗を感じる。よって、一般層からの新規ファンが増えず、「モー娘。とベリ工と℃-uteが、互いに既存のファンを奪い合っている」という構造的問題から脱することが出来ない。

 ここでは、ダンスチームとしての弊害に関して補足してみよう。
 大きな体格差がある・身長差があるということは、もう止まっている時点で「揃っていない」ということだ。当然ではあるが「静的な不統一」、まずこれが一点。
 次に、「動的な不統一」。大きな身長差がある場合、歩幅にも当然差が生じる。メンバーが横一列に完全に等間隔で並んでいても、同じ動きで横に一歩ステップを踏めば、それだけで等間隔という状態が崩れてしまう。等間隔を保とうとすれば、身長の高いメンバーが動きを小さくするか、身長の低いメンバーが動きを大きくすることになり、今度はアクションが揃わなくなる。
 また、腕を大きく回すという単純な動作も、メンバー間の身長差が大きいとそれぞれが大きさの異なる円弧を描くということになり、動きのタイミング自体は合っていてもバラついた印象は否めない。

 前にも述べた通り、パッと見で一般の目を引くのは「一糸乱れぬ動き」である。
 中途半端に揺らいでいるフォーメーションは、特に注目されることなく、ただ意識の上っ面を通り過ぎていくだけになってしまう。
 そういった意味において、現状のベリ工と℃-uteは、真にプロフェッショナルなチームダンスを披露することが不可能になっていると私は思う。

 モー娘。の一時期の人気は「素人の寄せ集めが頑張ってメジャーを目指す」というコンセプトや、そんな彼女達の「学芸会レベル」の歌や踊りに対する親近感によって生じたと考えられる。
 また、色々なタイプのメンバーを一つのグループに詰め込んだ「幕の内弁当」的な「バラエティ編成」が、世間一般に広くウケたという側面もあったのだろう。要するに、色々なタイプのメンバーを一度に見ることができてお徳だし、その中に1人くらいは自分の好きなタイプのメンバーを見つけられたという訳だ。

 しかし、最近のモー娘。の人気の低迷を見れば、「学芸会レベル」の歌や踊りや「バラエティ編成」が、一般からの支持を失っていることは明らかである。こういった要素は、「素人の寄せ集めが頑張ってメジャーを目指す」という発展途上の状況下では許されるが、一旦目的地であったメジャーというポジションに到達した後は、逆にマイナスでしかなくなってしまうのだ。

 真のプロフェッショナルに、「学芸会レベル」の歌や踊りは許されない。
 そして既に述べたように、「バラエティ編成」といった中途半端なメンバー構成では「静的な不統一」・「静的な不統一」が発生するので、「学芸会レベル」を脱することは非常に困難である。


           一般層の鑑賞に耐え得る、アイドルの「完成形」とは

 MAXもSPEEDも、それぞれのメンバーに個性はあったが、メンバー間の身長体格差は小さかった。年齢差に関してもそうである。
 バスケットボールにおけるゾーンディフェンスのような計算されたフォーメーションでもない限り、メンバー間の身長体格差や年齢差は、出来るだけ小さくする必要がある。そして、そうすることによって、自然に「特化されたプロフェッショナル」なチームが生み出されることになるのだ。
 それが即ち「一般人の鑑賞に耐えるもの」であり、例えアイドルといえどもプロである以上は到達しなければならない「完成形」である。

 いつまでも「未完成」のままのものを見せ続けられたら、普通は飽きる。
 「未完成」が一時的にウケることはあっても、最終的に人が求めるものは「完成品」であり、素人を超越したプロの技能である。
 子供に対して「いつまでも子供のままでいて欲しい」と思う親のエゴは、どこかにあるものなのかも知れない。
 しかし、子供が本当にいつまでも子供のままであったら、正常な親は途方に暮れるだろう。

 ベリ工と℃-uteが、所詮ヲタにしか通用しない人材の集まりだとは、私には思えない。
 彼女達なら、「ヲタ向けの学芸会」ではなく、「一般層の鑑賞に耐えるステージ」を創り出すことが出来ると思う。
 キッズ世代の真のメジャーデビューに向けてベリ工と℃-uteが解体され、一般向けのアイドルグループとして再編成されることを、切に願う。


                      追記

 “Berryz工房 と ℃-uteを解体せよ!”という記事で、私は

  【A】スター性&歌唱性特化グループ(アイドル王道系)

    久住小春(1992年7月15日生まれ)※小春は2006年の年末にモー娘。を卒業させる
    夏焼雅(1992年8月25日生まれ)
    村上愛(1992年6月6日生まれ)
    嗣永桃子(1992年3月6日生まれ)
    鈴木愛理(1994年4月12日生まれ)


というグループを提示した。
 しかし、村上さんは既にハロプロにはいない。
 そして、小春は現在「月島きらり STARRING 久住小春」というスタイルで、一般層(この場合は一般の小学生層)の支持を受けた正統派アイドルとして順調な活動を展開している。このまま行けば、かつてあややが占有していたポジションに到達できそうである。
 よって、この【スター性&歌唱性特化グループ(アイドル王道系)】は、

    夏焼雅(1992年8月25日生まれ)
    嗣永桃子(1992年3月6日生まれ)
    鈴木愛理(1994年4月12日生まれ)


の3人編成が現実的ということになる。
 ビジュアルのセンターが雅、ボーカルは愛理と桃子のダブルメインである。
 3人編成となったが、愛理と桃子を擁するこのグループが、歌唱力においてはキッズ世代の最強メンバーであることに変わりはない。
 以前、ビジュアル的には、根っからの「陽」である小春と、どこかに「陰」を含んだキャラクターである雅との対比を考えていた。今回3人編成としたことで、対比そのものは「雅」と「桃子&愛理」でも可能であることに気付いた。即ち、「正統派美人」と「個性派」の対比である。

 このグループの問題点としては、「雅と桃子が高校生になっても愛理が中学生」という年齢構成が挙げられる。しかし、愛理は歌唱力においては超中学生級であり、一般的にもプロとして通用するレベルにある。このことが、「雅と桃子が高校生、愛理は中学生」となっている状況下でも、一般の中高生がこのグループのファンとなる言い訳として成立する可能性が高い。つまり、愛理の高い歌唱力が、彼女を例外扱いすることを許すのである。
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コメント

 またコメントさせていただきます。
 震電さんの考えに大賛成です。ハロプロファンにもこのような考えを持っている方がいるのがとてもうれしいです。
 私は一度ハロプロファンを辞めまています。高校の時に5期メンバーが加入して、全員が年下な事に抵抗を感じ、モー娘。ファンというのが恥ずかしくなったからです。デビューから応援していたのに冷めてしまいました。
 そんな私がまたハロプロファンに戻ったのは鈴木愛理さんでした。あぁ!の曲を偶然聴いて当時9歳だった彼女の歌声にとても驚きました。そこからハロプロファンに戻ったのですが、私の周りにはもうハロプロファンはいませんでした。それどころか話をすると「気持ち悪いヤツ」になるので話題にも出ませんでした。
 再編成もこの時から考えていました。私はモー娘。よりタンポポ(飯田・石黒・矢口)とさくら組が特に好きです。両グループともイメージと曲があっている気がします。一般受けは良かったか微妙ですが・・・

 それでは、長文失礼しました。

 八方さん、コメントありがとうございます。
 私は4期の加入でガックリきました。「自分のようなサラリーマンファンは最早“対象外”か」と思い、コンサートに行く気が完全に失せました。タンポポもオリジナル編成のファンだっただけに、二重のショックでした。
詳しくは、こちらの記事に→ http://sinden.blog6.fc2.com/blog-entry-313.html

 今になって思えば、4期以降は今のキッズみたいに別ユニット(ミニモニ。と、それ以外)化して、その中からモー娘。本体入りを狙わせるというようにすれば良かったのでしょう。モー娘。もメジャーになったのだから加入のハードルを上げ、そのことで自らグレードが上がったように自己演出するというわけです。もちろん、モー娘。メンバーの実力向上が必要になりますが。

 ソロの小春は、ヲタ相手ではない普通のアイドルとして売り出し中なので、アップフロントも少しは方向転換し始めているのかな、と思っています。

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。