2017-10

2005年の世界柔道を漸く見終えました

2005年の世界柔道を漸く見終えました


 今年の柔道ワールドカップを見る前に、HDR(Hard Disk Recorder)に録画して未見のままになっていた去年の世界柔道を見ておかなければ…。そんなわけで、このところ個人的には「1年遅れの世界柔道週間」であった。
 結果的にはギリギリで間に合い(厳密に言うと、柔道ワールドカップを見るのを半日遅らせた)、個人的なベストシーンを編集してDVDに保存録画を行ったところである。ちなみに、去年の世界柔道で行われた国別団体戦は、残念ながらほぼ録画に失敗している(何故か3分間しか録画されていなかったり…まず間違いなく自分の設定ミスだと思うが)ので、見たのは個人戦のみである。

 泉浩とイリアディスの「脅威の二枚腰」対決とか、地獄を見た柔道家・薪谷翠の涙の金メダルとか、一般的な見所もDVDに保存したが、ここでは私ならでは?の注目店を挙げておこう。

 私は寝業師が好きである。ただし、ブラジリアン柔術のような「最初から寝技ありきの寝技」は嫌い。何故なら、実戦(路上での暴力沙汰)では、そんな戦いはまず有り得ないからである。
 だから私が好きなのは、立技でダメージを与えて寝技でトドメを刺す(投技から寝技への連絡)といった流れや、飽くまでも立技で勝負しようとする相手を巧みに寝技に引き込んで勝負に持ち込むといった戦法であり、そういった戦い方を得意とする寝業師なのだ。

 日本を代表する寝業師としては、コムロックこと小室宏二や、総合格闘家への転向が一時噂になっていた矢嵜雄大、現役の強化指定A選手の斎藤制剛らが挙げられるが、彼らは2005年の世界柔道の日本代表には選ばれていない。この大会は、アテネオリンピック以上に寝技を長くやらせる傾向があったので「寝業師が活躍できたのに」と思うと、残念である。

 2005年の世界柔道に出場した日本人選手絡みの寝技で、印象に残ったのは以下の3件

(1)草刈の復興?
 内柴正人が草刈から寝技へ移行する場面があった。以前は、草刈で倒しても上から攻めようとした時点で「待て」がかかっていたそうだから、大きな変化である。これからは草刈などの「一発で上下を入れ替えることが出来る返し」の技術が見直されることになるのではないか。

(2)教科書のような亀返し
 江種辰明が、亀になったところをモロに引っくり返されてガッチリ抑込まれ、そのまま1本負け。あんなにきれいに亀が返されるのを見たのは初めてなので驚いた。ちなみに、これで勝ったファロン(イギリス)は、そのまま勝ち進んで優勝した。

(3)寝技地獄からの脱出
 薪谷翠が決勝戦で、送襟絞から抑込への連絡という寝技地獄から脱出に成功。あと10秒仰向けになるのが遅かったら落とされていただろう。本当にギリギリのタイミングだった。


 日本人が絡んでいない3件も加えておこう。スカパーは、外国人選手同士の試合も放送してくれるから、ありがたい。

(4)袖車絞が登場
 男子73kg級の準決勝戦で、ブルイエレ(イタリア)が、準決勝で袖車絞を使った。相手の両脚を自分の両脚で完全に固定(俗に言う「4の字クラッチ」)して、横から入る袖車絞。今まさに袖車絞に入るという瞬間、審判が「待て」。ブルイエレが両手を広げて「そりゃないよ」とアピールしていたことから、本気で極めにいっていたことが窺えた。
 ブルイエレは決勝戦でも相手の両脚を自分の両脚で4の字クラッチすることを試みており、これは彼の寝技の得意パターンのようだ。(4の字クラッチ袖車絞→縦四方への連絡狙いか?)

(5)浮固で抑込のカウントが入った
 男子73kg級の決勝戦で、ブラウン(ハンガリー)が、ブルイエレ(イタリア)を浮固で抑え込み、3秒ほどその状態をキープ。その後すぐ十字固に連絡してしまったため、浮固でポイントが入るということはなかった。しかし、世界柔道の決勝で浮固で抑込のカウントが入ったということ自体が、ちょっと驚きだった。

(6)寝業師同士の勝負は、投技のポイントで決する?
 男子60kg級の決勝戦は、ファロン(イギリス)とペイシャー(オーストリア)の対戦となった。もうヨーロッパ柔道炸裂!といった感じで、互に潜りまくって引き込みまくる展開に。
投げが潰れた状態から寝技に移行しようとする場面も何度かあったが、互に守りが堅い(ペイシャーは寝技で勝負する気が無かったようにも見える)うえに主審の「待て」が比較的早かったため、寝技によるポイントは入らず。勝敗を決めたのは、ファロンの投技だった。


 スカパーの、柔道ワールドカップの放送は1週間遅れとなる。ちなみに、地上波も1日遅れ。
 世界柔道同様に地上波は流して見て、スカパーの方をきっちり録画してジックリ観るつもりである。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。