2017-08

『あしたのボクシングNo.2』、『格闘技通信』に長谷川穂積選手の記事

『あしたのボクシングNo.2』、
    『格闘技通信』に長谷川穂積選手の記事

 『あしたのボクシングNo.2』の16ページを読んで驚いた。
 私は以前、このブログで ボクシング採点の集計方法の考察 という記事を書き、その中で「3者統合採点」という集計方法を自分のアイディアとして公開したが、実はこの考え方は1990年代末にアメリカで「10ポイント・マジョリティ・システム」として提唱されていたそうなのだ。
 自分が最初に思い付いたのではないということがチョッピリ残念な反面、自分と同じ考えの人がボクシングの本場アメリカにいたということが嬉しい。
 しかし、そんなことよりも気に留めるべきは、数年が経過した今でもこの集計方法が正式採用されていないという事実。1999年に試行された「中間採点公表制度」同様、関係者の支持を得られなかったということなのだろう。(ちなみに「中間採点公表制度」に関しては、私は否定的な立場を取っている)
 「10ポイント・マジョリティ・システム」は何故支持されなかったのだろう? 「各ラウンドは独立した1回戦」とするボクシングのコンセプトとしては、明らかにこちらがあるべき姿だと思うのだが。

 また、『あしたのボクシングNo.2』の長谷川選手のインタビュー記事(88ページ~)が、『格闘技通信』の同様の記事(67ページ~)と繋がっている感じで面白い。
 WBO、IBF王者との試合に関しても「ノンタイトル戦でもいい」として前向きに語っているのが頼もしい。ボクシングファンの妄想を掻き立てる発言だ。ノンタイトル戦の場合、契約体重を1ポンドでも上げておけば敗者が王座を剥奪されることはない。アメリカで行なわれるビッグマッチの前座としてなら、実現の可能性があるのではないか。

 ジョー小泉氏をして「世界的に見ても稀有なテクニックを持つ」と言わしめる長谷川選手の実力は、日本のボクシングファンなら誰でも承知している。しかし、世間一般的にはその知名度は低い。長谷川選手に限らず、最近の日本人ボクサーは世界チャンピオンであっても知名度が低いことが当り前になっている。
 ただ、ぶっちゃけて言うと、タイソンは知っていてもロイ・ジョーンズもオスカー・デ・ラ・ホーヤも知らないという人は、長谷川穂積を知らなくても当然だよなと思う。長谷川選手が試合相応のファイトマネーと、関係者やファンからの評価さえ得ていれば、一般大衆に対する知名度なんか、あってもなくてもどっちでも良い気がする。極端な話、地上波で試合が放送されなくても、スカパーがWOWOWで放映されるのなら、私は金を払って視聴する(または会場で観戦する)だけのことである。

 長谷川選手には、アメリカに進出して、本人の言う「イチロー選手のように、海外でも認められる存在」になって欲しい。
 マニー・パッキャオに続いて、ボクシングの本場でその名を轟かせる選手となれ!
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。