2017-08

『カブト』の人気は『響鬼』の約2倍?!

『カブト』の人気は『響鬼』の約2倍?!

 「バンダイ子供アンケート」は『仮面ライダーカブト』の成功を示しているのか?!

 昨年の9月、 「バンダイ子供アンケート」 のデータを基にして、 『響鬼』の人気低迷を考察する という記事を書いた。
 今年の『カブト』の人気がアンケートでどう出るのかと思っていたら、ライダーと戦隊に関するデータのまとめ方が変わってしまっていた。以前は『仮面ライダーヒビキ』というその年の作品単位で得票を集計していたのだが、今年は『仮面ライダーシリーズ』というシリーズ単位での集計になっているのだ。
 これでは、 平成シリーズで最低の人気となった 去年の『響鬼』(平成ライダーで、男子総合アンケート初のベストテン落ち&現役ライダーが過去のライダーシリーズよりも下位となる) と、 今年の 『カブト』 の人気の違いを直接比較することが出来ない。

 一応、『仮面ライダーシリーズ』というシリーズ単位で、去年と今年のデータを比較したものをFig.1に示す。(なお、特に断らない限り、データは全て男子のもの)
仮面ライダーシリーズの得票比較

 おそらく、「お子様の好きなキャラクターは何ですか」というアンケートの問に、単に『仮面ライダー』と答えているケースが多かったのだろう。その場合、
 ・『仮面ライダーカブト』の略として、『仮面ライダー』と書いた
 ・『仮面ライダーカブト』を含めたライダーシリーズ全体という意味で、『仮面ライダー』と書いた
 ・『仮面ライダーカブト』以外の仮面ライダーという意味で、敢えて『仮面ライダー』と書いた
のどれに相当するのか判断することは難しい。そのため、最新作である『仮面ライダーカブト』単体での集計を行なわないことにした…そう私は推測する。
 
 ただし、グラフの注釈として
【「仮面ライダーシリーズ」は主に「仮面ライダーカブト」が回答されています。】
 表には
【仮面ライダーシリーズ(主に仮面ライダーカブト)】
 概要説明文中には
【「仮面ライダーシリーズ」(今回は主に「仮面ライダーカブト」)】
という表記がなされている。
 これをどう解釈するかは、個人の感性によってけっこうな差が出ると思う。
 ここで私は、【主に】という定性的な表現を、【60%(以上)】という定量値に置き換えてみることにする。「仮面ライダーシリーズ」として集計されたデータのうち、少なくとも60%は『仮面ライダーカブト』と作品を特定できるデータであったと仮定するのだ。そうすることで、去年の『響鬼』と今年の『カブト』を比較してみよう。

響鬼とカブトの得票比較1

響鬼とカブトの得票比較2

 Fig.2およびFig.3の、「現役」という表記の意味は、当然ながら「その年のライダー作品」ということである。【主に】を【60%】として計算すると、「その他」の値が去年と今年でほぼ同じになることが分かる。去年と今年のデータに見られる、14~19人という得票は、「仮面ライダーシリーズ」としての一種の“固定票”として解釈しても良いのではないだろうか?
 この“固定票”に対して、“浮動票”となるのが、毎年の作品単体での人気というわけだ。

響鬼とカブトの得票比較3

 Fig.4は、Fig.2およびFig.3における、『響鬼』の得票と『カブト』の得票を合計して比較したもの。ざっくり2倍と言ってもよいほどの大差となっている。
 この推定が正しいかどうかは、玩具の売り上げが検証してくれるだろう。もちろん2倍などという増加はまず有り得ないだろうが、『響鬼』で底を突いた感のライダー玩具の人気を、少しでも回復して欲しいところだ。1号ライダー世代の人間として、ライダーの玩具が売れないという話を耳にするのは、やはり寂しいから。

2006年の得票の年齢層内訳

 Fig.5は、今年のライダーシリーズと戦隊シリーズを、得票の年齢内訳で比較したもの。
 今年は僅差ながらライダーが戦隊を上回っているが、これは珍しいことだ。
 戦隊のコアターゲットが3~5歳に特定でき、ライダーは戦隊よりも少し年長の層に支持されている傾向があるのは、私が抱いているイメージ通りである。
 9歳になっても「ライダーが好き」と答える子供は、特撮ファンとして固定化する可能性を秘めてはいるものの、いかんせん余りにも少数派である(このアンケートは年齢層各250人×4から複数回答を得たもの)。大人になってブログに仮面ライダーの記事を書くようになるのは、やはり250人中1人いるかどうかといったところだろう。統計で言うところの「3σ」である。

2006年の得票の男女内訳

 Fig.6は、男女総合結果における男女比。
 男子全体では「ライダーシリーズ > 戦隊シリーズ」であるのに、
 男女総合では「戦隊シリーズ > ライダーシリーズ」となっているのは、当然ながら
 女子が「戦隊シリーズ > ライダーシリーズ」だからである。
 この点が何か可笑しかったので載せてみた。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。