2017-08

『デスノート前編』

『デスノート前編』
  2006年の映画館で観た映画:18本目
  映画を観た日:2006年7月8日(土)


 原作を一コマも読んだことがない私にとっては、とても面白かった。映画が終わったら速行で後編の前売り券を買いにテケツに走ったぐらいだ。
 間違いなく、現時点で今年観た映画のベスト3に入る。
 映画ファンで、原作漫画を読んだことがないので二の足を踏んでいる方には、急いで観に行かれることをお勧めする。

 何しろ、設定とそれが生み出す状況、状況が作り出す対立、対立が織り成す展開が面白い。
 作品作りの基本として「対立のないところにドラマはない」というが、この映画はまさに「対立の構図」を描いた良質の娯楽作品だ。

 もちろん、不満が全くないわけではない。
 第一に、主役を演じる藤原竜也の芝居が、映画ではなく舞台のそれを思わせた。特に台詞の喋り方が不自然で、活舌自体は良いのだが、悪い意味で耳に引っかかる感じがした。TVドラマ『新撰組』における藤原竜也の芝居を観た時にはさほど気にならなかったので、今回は監督の指示による芝居である可能性が高い。それにしても、ちょっとやらせ過ぎではないか。
 また、リュークのCGは、家庭用TVゲームのキャラのレベル。初登場シーンはさすがにガックリきた。もっとも、予算のことを考えると、これが限界かも知れない(家庭用TVゲームのキャラの方が、CGに予算を掛けている可能性もある)

 しかし、そういう欠点を含めても、作品全体のバランスは保たれている。
 藤原竜也の舞台がかった芝居も、劇中の彼の「ライト」という日本人にしては有り得ない名前とセットにするとバランスが取れているようにも感じられるし、そんなライトというキャラと、CG丸出しのリュークの映像も、バランスが取れていると言えなくもない。
 映画を観ているうちに、だんだん気にならなくなってくるのだから、問題ないと思う。

 最初に“原作漫画を読んだことがない映画ファン”にお勧めだと書いたが、“原作漫画のファンである映画ファン”にはお勧めではないという意味ではない。『デスノート前編』に重要な役どころで登場する「秋野詩織」というキャラは、映画のオリジナルキャラである。原作漫画と映画は全くの別物と割り切って観ることで、“原作漫画を読んだことがない映画ファン”とはまた違った楽しみ方が出来るだろう。

 ちなみに、この映画には特撮作品に出演経験のある役者が多数出演している。特撮ファンには嬉しいところだ。
 『ウルトラマンマックス』のエリーを演じた満島ひかりと、カイトを演じた青山草太が、後編で絡むことがあるのか? 監督が金子修介だけに、余計な期待もしてしまう。
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コメント

藤原竜也は……

 元々が舞台の出なんで(正確にそうかどうかは置いといて、蜷川さんとのからみでメジャーになったので)、「舞台しゃべり」は彼の芸風です(笑)

まぁ、美男子ですし

 ありゃりゃ、芸風ですか?! 今回の芝居が 『バトルロワイヤルII』の時と似通っていることに対し、「似たようなキャラだから、どうしても芝居も似てきてしまう」と、少々気の毒に感じていたのですが…。
 でもまぁ、美男子ですし、「舞台しゃべり」も芸風として有りかな…という気もします。

 ところで、『ハロ☆プロ パーティ~!2006 ~後藤真希 キャプテン公演~』のDVD、カメラワークがいまいちなんですが、とにかく発売されたのは嬉しい!
 かおりん命、メロン一推しの私でも、ののがソロで『LOVEメール』を歌う姿にはポ~ッとなりますわ。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。