2017-08

『フライト・オブ・フェニックス』

『フライト・オブ・フェニックス』
  2005年の映画館で観た映画:6本目
  映画を観た日:2005年4月9日(土)


 4月にして漸く6本目。年に24本以上観るのが目標なので、まだ予定のペースを下回っている。
 この映画は、私にしては珍しく“衝動買い”っぽく入った映画だ。『いぬのえいが』と同日に観る映画を何にしようか迷っていた時期に、TVCMで偶然この作品を知り「あ、コレでいいや」的に観ることを決めた。
 今になって思えば、『ナショナル・トレジャー』を観た後、ああいったアメリカ中心的のコテコテ大作系洋画は観たくないという気持ちが作用して『アビエイター』を敬遠し、その結果の落としどころとしてこの作品を選んだのは、むしろ必然だったのかも知れない。

 この作品は20世紀フォックス提供の映画ではあるが、いわゆるハリウッド大作ではない。有名な俳優は出演していないし、巨額の予算も投じられていない(もちろん邦画一般よりは高額な製作費だろうけれども)。
 映画の舞台は一貫して殺風景な砂漠。美男美女が登場するわけでもない。そしてストーリーも淡々と進むという、地味な映画である。しかしそれ故、自然な造りに仕上がっている。ヒーロー、ヒロインが派手に活躍し、どんでん返しの大逆転が起こるばかりが映画ではないのだ。
 ごく普通の人間が、突然困難な状況に陥ったとき、どう対処するのか。そこには英雄などいない。皆が普通の人間だ。ごく普通の人間が大半を占める観客にとって、自分の身に置き換え易いシチュエーションである。主題も、ただ生きてそこから脱出するというだけ。国家も宗教も絡まないシンプルかつ普遍的なテーマである故、日本人である私にも普通に感情移入できた。
 飛行機墜落にまつわるシーンを除くと、CGを意識させる絵がほとんどなかったことも良かった点として挙げておこう。

 サバイバル映画としては物足りない。映像そのものは自然だったが、劇中の暑さ対策その他はリアルさに欠けていた。しかし、この作品はリアルさにこだわったサバイバルものではなく、飛行機を主軸にした、変り種の脱出劇なのだ。
 双胴機が登場する以外はケレン味が一切ない、こんな映画も撮れるところが、アメリカ映画界の強さなのかも知れない。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。