2017-10

『オーメン(1976年版)』

『オーメン(1976年版)』
  2006年(4月29日~)のWOWOWで観た映画:7本目
  映画を観た日:2006年7月2日(日)


 先月観た2006年版の『オーメン』は、丁寧な造りではあったが、ホラー映画としてはちょっと物足りなかった。オリジナル版(1976年製作の『オーメン』)との違いが気になっていたところ、上手い具合にWOWOWにラインナップされていた(スタッフさん、イイ仕事してます!)ので、予約録画しておいた。
 1976年と言えば30年前、当時私は11才。『オーメン』を劇場で観た記憶はない。その後、TVやビデオで見た記憶もない。私の『オーメン』に関する知識は、全て2次情報から得たものなのだ。だからこそ、2006年版とオリジナル版の違いをキッチリと確認したいという思いに駆られた。
 オリジナル版を観た結果、2006年版はほぼ忠実にオリジナル版をなぞっていることが分かった。細かい違いはあるが、驚くほど両者の差は小さい。私は最後の瞬間まで、「基本的には焼き直しと言っても良いほど」だと感じていた。

 最後の瞬間。
 それはダミアンが「こちらを振り返って微笑む」最後のカットである。
 2006年版とオリジナル版に、決定的な違いが生じるのはここだ。
 オリジナル版では、この最後の瞬間まで、ダミアンが本当に悪魔の申し子なのか、確信が持てないのである。そして、観客がこの瞬間に「ダミアンが本当に悪魔の申し子である」と確信できた次の瞬間には、「では、ダミアン自身は一体いつから自分が悪魔の申し子であることを自覚していたのだろうか?」という疑問が浮かぶ。
 私には、振り返って微笑むダミアンが
「今ごろ確信が持てたの?」
とあざ笑っているようにも見えたし、彼自身はまだ自分が悪魔の申し子であることを自覚しておらず、無邪気な子供のままでありながら、ここまでの悲劇をもたらしたようにも見えた。
 どちらにしろ、怖い。
 結論。ホラー映画としては、オリジナル版の方が一枚上手であった。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。