2017-08

『いぬのえいが』

『いぬのえいが』
  2005年の映画館で観た映画:5本目
  映画を観た日:2005年4月9日(土)


 前売り券を買ったものの、ずるずると日程がずれ込んで、公開終了が迫ってきていた。
 この日は初回である10時30分の回を見るため、ちょっと早すぎるなと思いつつ9時42分に『シネスイッチ銀座』に到着。すると、そこには既に長蛇の列が! さすが愛犬家王国ニッポン! 犬映画人気は大したものだ…のわけはないと思って係員に尋ねたところ、やはり『コーラス』(この日が初日)の列だった。その列を横切って私は3階(シネスイッチ2)へ向かう。
 案の定、私が一番乗り。売店の正面で立ったまま待つことになる。
 視界を遮る物がないので、売店のマペット(もちろん犬)と目が合ってしまったのがマズかった。ここ数年間は買わずに済ませてきたマペットを、映画のパンフと一緒に買う破目に。映画の前売り券より高い買い物してどうするんだ、全く。席について袋から出してみたら、思ったより可愛くない上、肉球の処理も紙を張っただけという雑な作り。やはりマペットは良く吟味して買わなければ駄目だ。

 そんなわけで、犬のマペットは失敗だったのだが、映画の方は十分に楽しめた。その最大の理由は、私が柴犬好きだからである。この映画はオムニバス形式だが、基本的には柴犬が主人公なのだ。
 「犬といったら、やっぱり日本犬、それも柴犬でしょう!」という私にとっては、『クイール』よりも感情移入が出来て、何度も何度もポロポロポロポロ泣いてしまった。
 特に柴犬好きでなくても、飼っていた犬と離れ離れになったり、飼っていた犬が死んだ経験のある人なら、まず間違いなく泣けると思う。
私の場合、特に悲しいシーンでなくても、飼っていた犬のことを思い出して「ああ、かまって欲しそうにしていたとき、もっと可愛がってやればよかったなぁ」などの後悔の気持ちが湧いてきて、目頭が熱くなった。かまってやりたくても、今はもういないのだ。
 純粋に映画として評価しても、まずまずの出来になっていると思う。犬好きの彼女に無理やり付き合わされた彼氏etcに配慮したのか、犬好きではない人にも楽しめる造りになっている。オムニバス形式なので、その辺は上手くバランスを整えてあるといった感じだ。

 現在の日本の飼い犬事情を考えると、主にドッグフードの改良によって犬の寿命が延びているため、犬を飼うには相当の覚悟が必要となっている。犬も人間同様、高齢になるとボケたり、寝たきりになるのだ。
 私の飼っていた犬も晩年はボケてしまい、小屋の中で自分のウンチまみれになったりして大変だった。犬の世話は、想像するよりもはるかに大変なのである。また、病気や怪我も多くなり、保険の効かない犬の治療費はバカにならない金額になる。「餌と朝晩の散歩さえやっておけば大丈夫」なんて思ったら大間違いなのだ。
 
 それでもやっぱり、犬を好きだという気持ちは変わらない。今は無理だけれど、会社を定年退職したら、犬を飼いたい。そんな思いを巡らさせる映画だった。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。