2017-10

『オーメン』

『オーメン』
  2006年の映画館で観た映画:15本目
  映画を観た日:2006年6月16日(金)


 当初は劇場に脚を運ぶ予定はなかった。しかし、この映画が6月6日に封切されたと知って、観に行くことを決めた。普通、映画は土曜日からの封切となる。06年の6月6日が火曜日であるにも拘らず、公開をそこに持って来た心意気に、映画ファンとして応えた格好だ。

 私はホラーファンではなく、単にホラーも好きな映画ファンであり、ホラー映画の何たるかを語るようなレベルにはいない。その立場で言うならば、この映画は丁寧な造りではあるが、恐怖を感じるには物足りない出来であった。
 全体的に、ソフトなのである。心に喰い込んでくるような要素が欠けていた。

 一番不満だったのは、ダミアンがこちらを振り返るラストのカット。余りにも普通過ぎるというか、驚きが無い。予定調和ではあっても、映像にハッとするような鋭さが欲しかった。
 例えば…

 ダミアンがこちらを振り返っても、数秒間はカメラ目線ではなく、どこか違うところを観ている(スクリーンに写っていない誰かとアイコンタクトしている感じ)。
 そして、不意にパッとダミアンがカメラ目線になって、観客とダミアンの目線が合う。
 それも一瞬で、直ぐに画面がブラックアウトしてスタッフロールが始まる。

 こうすれば、観客に「ダミアンに気付かれた!」「目をつけられてしまった!」「ヤバイ!」という感覚を残して映画が終わってしまう。このような、観客の心理に切り込んでくるような鋭い演出があれば、観終わったときの印象も変わっていたように思う。

 今回映画を観て、過去、日本で『オーメン』が受けたのは、キリスト教に詳しくなくても理解できる話だからだということに気付いた。“ノストラダムスの終末予言”が日本で受けたことと、現象としてはほとんど同じである。
 重要なのは、キリスト教ではなく、予言であり、“666”という数字なのだ。特に、宗教や文化に関係のない単なる数字の組み合わせという要素をメインに据えたことは大きい。
 例えば、私は今回事情があって前売り券を買わずに1800円を支払ってこの映画を観た。1800というのは、6×3×100である。6×3とは、“666”とも取れる。
 また、帰りに地下鉄日比谷駅のホームに立った私の正面には「6」と書かれたプレート(停車する電車の車両番号を示すと思われる)が設置されており、更に右手側にも「6」、左手側にも「6」と書かれたプレートがあった。6号車両には3つドアがあるということなのだろうが、これは6の3並びでモロに“666”である。
 このように、十進法を使っている以上、“666”という数字は日常的に見つけることが出来る。これが、日本でも『オーメン』が受けた大きな理由の一つであることは間違いない。

 悪魔というキャラクターが、自然災害や単なる偶然による事故という“不幸”を説明するために生み出されたように、『オーメン』における“666”も、虚構を身近に感じるために仕込まれたキャラクターなのだ。
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コメント

キャッチ●ウェーブ

デフテック大好き!波乗り大好き!
という事で、期待大!!!!で
普段行くことがない映画館にルンルン♪で。。。

びっくりしました。

オーメン観ます。。。

666は逆にして999と読むのです 
1999







9で終わりの年が始まる 1999+8=2007年  999は合計27  1999=127である 2007年1月から数えて127日目が7の月で 5月7日 月曜日

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オーメン

 「エミリー・ローズ」を見た際の予告編で戦慄を覚えた「オーメン」のリメイク版を見てきた。6月6日に見たいのはやまやまだったが、いかんせん平日では無理であったよ(今頃、レビューを書いてるが、実際に見たのは10日)。さて、見終わって、まず思った事だが………&.

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。