2017-08

特撮の未来に関して【野望編】

特撮の未来に関して【野望編】

                       はじめに

「“ファン心理は善悪を超えるのだ”と言ってはばからない人は、野球を愛していない」
 星野氏は監督時代、一部のプロ野球ファンを指して、そういう趣旨のことを語った。確かに、「特定の球団を愛しているだけで、野球というスポーツそのものを愛しているわけではない」というファンは、存在していると思う。
 私がこれから書く記事に関して、
「“ファン心理は善悪を超えるのだ”と言ってはばからない人は、特撮を愛していない」
という印象を持たないで頂きたい。
 これから書く記事は、飽くまでも単なるアイディアである。それも現実を度外視した“突飛なアイディア”である。【野望編】とサブタイトルを付けたが、それは私の野望ではなく、記事を成立させるための“架空の野望”だ。『ガンダム』にはミノフスキー粒子という“架空の粒子”が設定されていたが、あれと同様の、強引な基本設定にすぎない。
 この記事における野望は、実際の人物や団体とは一切関係がない。もちろん、私自身を含めて。

         玩具が売れなければ、「打ち切り」か「テコ入れ」

 特撮の未来に関して【現実編】で書いたように、特撮は「大人」には人気がない。
 端的に言って、日本の大人には「ヒーロー」のニーズはあっても「特撮ヒーロー」のニーズはないのである。
 そもそも、「超人的ヒーロー」の活躍を、実写で大人の鑑賞に堪えられるように描こうとすると、ハリウッド映画のような莫大な予算が必要となる。日本のTV番組の現状では、とてもそんな予算を組むことは出来ない。そのため日本のTV特撮は、着ぐるみであることが丸分かりで、大人の鑑賞には堪えないものになってしまう。よって、日本のTV特撮の「変身ヒーロー」は、子供を対象にした作品に成らざるを得ない。その結果、ますます大人のニーズから遠ざかるというわけだ。

 着ぐるみ丸分かりの子供向け特撮番組でも、その製作費は馬鹿にならない。
 そのためか、TV特撮は一般的には玩具メーカーがメインスポンサーとなることで、商業番組として成立している。それも、単なるタイアップではない。玩具メーカーが、その番組内容と直結した商品(変身ベルトなど)を発売/宣伝するという、特殊な形態を取るのだ。
 だから、その玩具が売れなかった場合は、原因が番組自体に存在すると考える傾向が強い。いくら視聴率が高くても、玩具の売れ行きが悪ければ、その番組はスポンサー的にはダメな番組と判断される。大赤字ともなればスポンサーは撤退し、番組の商業的存続の基盤が失われてしまう。
 普通のTVドラマの存続が、視聴率という番組自体の人気に依存していることに対し、TV特撮は番組自体の人気ではなく、玩具の売り上げに大きく依存しているのだ。

 「子供に人気のない子供向け特撮」を、大人が熱心に視聴していたとしても、その大人の視聴者は、自分の意志で主力玩具(単品で5000円程度か、それ以上のもの)を買うことをほとんどしない。彼らには、特撮番組を自らの購買力で支えるという意識が非常に希薄なのだ。
 かくして、「玩具は売れていないが、一部の大人には人気のある子供向け特撮」は、打ち切られるかテコ入れが入ることとなる。これは、過去の特撮で何度も繰り返されてきたことである。最近の例は、『ネクサス』と『響鬼』であろう。特撮の歴史が証明する、哀しい現実というやつだ。

            「大人の特撮ファン」の商業的存在価値

 ごく一部には「大人向け特撮」のニーズと、それに対応する商業的展開がある。
 例えば、価格が31500円もする大人向けの『龍騎』や『555』の大人用変身ベルトが発売された。
 深夜枠ではあったが、通常のスポンサー形態で『牙狼』が放送された。
 このことは、単なる懐古趣味としてではない「現時点の特撮ヒーローに対する大人の人気」が、ごく一部にではあるが存在することを示している。
 しかし、その類の商品の売り上げが子供向け商品以上に大きいとか、深夜特撮番組の視聴率が飛び抜けて高いなどといった話は聞かない。この現状は、「大人向け特撮」のニーズの限界もまた、同時に示しているのだ。

 だが、「大人向け変身ベルト」の販売実績が小さいからといって、それが「大人向け特撮」のニーズの全てを表しているとは限らない。深夜特撮の視聴率が振るわなかったからといって、それが「大人向け特撮」のニーズの全てを表しているとは限らない。
 玩具(大人向けも含む)は欲しくないが、TV特撮は観たい。スーパーヒーロータイムは観ているが、深夜特撮に関してはその存在すら知らない。そういう「ライトな(大人の)特撮ファン」も、確実に存在すると思われる。その数は、あるいは「コアな(大人の)特撮ファン」を遥かに凌いでいるかも知れない。
 また、アクセサリーやエプロンといった、「大人向け玩具」以外の「大人向け」特撮商品(非玩具系商品)のニーズが隠されている可能性もある。「ザンキの魅力的な声で起こしてくれる目覚し時計」とかも、あるいはそうなのかも知れない。

 もちろん、「大人の特撮ファン」と「子供の特撮ファン」の商品的ニーズには、重なっている部分もある。DVDなど、その最たる例だろう(発売には、番組放送に対して一定の遅れが付きまとうという、商品としては有りがたくない欠点があるが)。
 それでもやはり、ほとんどの場合、TV特撮のメインスポンサーが提供する“番組特化商品”は、“子供に特化した商品”であることは事実である。
 そして、「大人の特撮ファン」は、視聴率に顕われないほどの少数派であるということも事実である。
 玩具の売り上げに大した影響を与えない、視聴率には全くといって良いほど影響を与えない。そんなマイノリティの想いが、作品の在り方に反映されることは、永遠にないのだろうか。

              国民総データベース化の野望
 その可能性はある。
 塵も積もれば山となるように、マイノリティも集合させれば市場を形成できる(最近の言葉を使うと、long tail)。
 
 もっとも、大人の特撮ファンで番組視聴者という市場を形成するには、大きな問題がある。
 大人の特撮ファンは、総体的には「総論賛成、各論反対」的な性格が強く、少数派のクセに個々の趣向のバラつきが大きいという、市場としては致命的な欠点を持っている。しかし、ここではその欠点を無視する。「各論反対」ではなく「総論賛成」の部分にのみ注目するということだ。
 ここで問題視するのは、視聴率にすら顕われてこない彼らが、何処にいる誰だか特定できないということである。

 例えば、こういう話があったとする。
 「ヒビキと明日夢が屋久島で出会う2年前の話」で「戸田山、あきらが弟子入りして間もない頃のエピソードに、ヒビキが絡む」というプロットの映画版『響鬼』の企画が立ち上がった。一世帯(4名までOK)1万円のプレミアムチケットを、企画発表後の一定期間に5万枚完売できれば、その映画が製作されるという寸法だ――。
 もし実際にこの話があったとしても、多分、私はこのチケットを買うことはない。
 何故なら、私はネタばれ防止のために特撮関係の情報封鎖を行なっているので、この情報を知らないまま一定期間が過ぎてしまう可能性が高いからだ。実際の話、映画『SHINOBI』では製作にあたって本当に映画ファンドが売り出されていたが、私はこの件に関しては映画公開後しばらく経つまで全然知らなかった。
 また、もし知り得たとしても独身の私は「今更、1万円出して響鬼っていうのも…」と気乗りせず、見送る可能性が高い。(格闘技観戦のリングサイド料金としては、1万円は安い方なのだが)

 しかし、もし私の個人名宛に「響鬼プレミアムチケットご購入のお願い」といったメールが、例えば東映から直接届いたら、おのずと心境は変わってくる。私とて情もあれば情けもある一人の人間、事情が切々と綴ってあれば、心も動こうというもの。購入特典とか、詳しい情報を入手することで考えが変わるという場合もあるだろう。映画のDVDはプレミアムチケット購入者のみから予約を受け付ける完全受注生産になる…とかだったら、DVDの転売で儲けようと思ってチケットを買う人も出る筈だ。

 それもこれも、スパムではなく、一本筋の通った個人宛のメールが、信頼できる関連団体から直接届くということが前提になる。
 しかし私の場合、東映その他の関連団体に、個人情報の登録を行なっていないから、絶対にそういったメールが届くことはない。個人情報は法律で保護されているので、東映その他の関連団体が私の個人情報を他所から入手することもない。

 ここで、誰かの野望が必要となる。
 動機は何でもいいが、「国民総データベース」を実現するという野望が。
 ここで言う「国民総データベース」とは、国民一人一人の個人情報を、住所氏名から好きなタレントといった細かいものまで、全部のっけたデータベースのことである。国民全員に登録を徹底するとなると、当然ながら政府が構築・管理することになる。
 これを、一定の条件の元で、企業等にも参照させるのである。

 私は以前から、転勤する度に銀行その他に登録している住所や電話番号を、一件一件変更することが面倒くさくて仕方がないと思っていた。もし「国民総データベース」が実現すれば、この煩わしさから開放される。何故なら、自分で「国民総データベース」にアクセスして自分の住所や電話番号を更新するだけで良いからだ。
 銀行その他には、私のID(生涯不変の、いわゆる国民背番号)が登録されているだけで、住所や電話番号そのものは登録されていない。銀行が私の住所や電話番号を知りたいときは、私のIDを「国民総データベース」に問い合わせ、そこで私の住所や電話番号を参照するのである。

 私のデータベースには、「好きな芸能人」の第1位に「飯田圭織」の名前があるが、銀行はこのデータを参照することは出来ない。そういう権限が与えられていないからである。
 また、私の「好きなTV番組」の第4位には「特撮」という項目(テーブル)があり、この「特撮」という項目の中には更に「仮面ライダー」とか「怪獣」といった単語がデータとして格納されている。こうしたデータも、銀行は参照することが出来ない。
 こうした「趣味」のデータにアクセスできるのは、その権限を政府から正式に付与された団体だけである。例えば、「日本特撮組合」という団体である。

              「日本特撮組合」という野望

 ここにも、誰かの野望が必要となる。
 動機は何でもいいが、「日本特撮組合」を実現するという野望が。
 ここで言う「日本特撮組合」とは、例えば床屋の組合のように、同業者に統一した行動を取らせる、素人目には独占禁止法スレスレの業界組合のことである。詳しくは私も知らないので、この辺の定義は適当である。とにかく、「日本特撮組合」は、東宝・松竹・東映・角川などの大手映画関連会社と、それらと特撮関連で仕事の関わりがあるほぼ全ての団体や個人が加入している業界組合だと思って欲しい。
 「日本特撮組合」は、政府から「国民総データベース」の「趣味」の部分を参照する権限を付与されている。だから、「日本特撮組合」は、私が「映画」といったジャンルや「仮面ライダー」といったキャラクターを、趣味の上位にランキングしていることを簡単に知ることが出来る。
 もちろん私だけではない。「仮面ライダー」を、趣味の上位にランキングしている、日本全国の老若男女全てを容易にリストアップすることが出来るのだ。検索エンジンで検索する感覚で何回か参照操作を行なえば、それだけで「日本国民全体の、仮面ライダーファンのリスト」が出来てしまう。「国民総データベース」は、常に国民自身の手によって更新されているため、「日本特撮組合」は最新かつ正確な情報を入手できるというわけだ。

 前出の『響鬼』のプレミアム映画の企画が立ち上がった場合、この「日本全国民版・仮面ライダーファンリスト」から、「日本特撮組合」に対して「トピックスメール」を許可している人を選び出し、一斉にメールを作成・送信すれば良い。
 かくして、私宛てにも「日本特撮組合」から「響鬼プレミアムチケットご購入のお願い」といったメールが届くというわけだ。
 つまり、こういった告知を受けたいと思っている全ての日本人に、そのメールが届く。
 ニーズを潜在させている人に告知が行き渡った場合、5万枚のチケットは、期間内に完売するか否か?

             地上波から特撮を撤退させるという野望

 「日本特撮組合」が、地上波から特撮を全面撤退させることを決めたら、どうなるだろうか。
 これは野望と言うよりも、営業コンセプトの大転換と言うべきだろう。
 例えば、『ボウケンジャー』も『カブト』も『メビウス』も『セイザーX』も『リュウケンドー』も、事前告知の後、ある日一斉にスカパーに移行するわけである。
 「日本特撮組合」は、特撮のノウハウを持つ国内業者のほぼ全てが加入しているため、地上波TV局は特撮番組というコンテンツを失う。どのTV局も、わざわざ海外のスタッフを招いてまで特撮番組を放送しようとはしないだろう(ゼロから特撮スタッフを育てるなどということは、もっとしない)。
 「日本特撮組合」が地上波TV局とケンカ別れした場合は、地上波側も後番組に子供向けアニメ番組を持ってくるなどの強烈な対抗措置を取るに違いない。しかし、ここでは何らかの和解が得られ、地上波は大人向けのニュース番組などを後番組に据え、スカパーに移行した特撮番組とは極力棲み分けの方向に進むと仮定する。

 この場合、選択肢を失うのは、主に子供とその親である。
 タダで毎週特撮ヒーロー番組を見るという選択肢がなくなるのだ。
 お金を出してまで特撮ヒーローを見るのか、それともタダで毎週見られるアニメなどの他の子供向け番組だけで済ますようにするのか。
 要するに、特撮ヒーロー番組を見続けるのか、見るのを止めるのかという選択を迫られることになる。

 話を、「スーパーヒーロータイム」に絞ろう。
 日本の総世帯数が4800万世帯、「スーパーヒーロータイム」の視聴率を7%と仮定すると、「スーパーヒーロータイム」の視聴世帯数は336万世帯。
 劇場版『ヒビキ&マジレン』の興収は11億円。ざっくり一人1000円の収入だったとすると、観客動員数は110万人。一世帯3人すると、36.7万世帯(世帯あたりのチケット代は3000円)。
 「スーパーヒーロータイム」の視聴世帯の約1割が、3000円のチケット代を払って劇場版『ヒビキ&マジレン』を観に行った計算になる。何となく、納得できる数字だ。
 この世帯は、「スーパーヒーロータイム」が有料放送になっても、視聴する可能性がある。

 500円のDVDが、コンビニでけっこう売れたという話を聞いたことがある。
 「スーパーヒーロータイム」が500円/月。これで、どうだろう。
3話(3週目)まで無料放送。ただし、毎週内容が変わる30分枠の「戦隊&ライダー情報番組」は、月契約(自動延長)した時点から視聴可能となる。
 4話(4週目)からは有料化、すなわち月契約していないとスクランブルがかかって見られなくなる。PPD視聴も可能だが、その場合は300円/日と、とっても割高。しかも…

 9歳以下のお子さんがいない世帯は、1050円/月のご契約となりますが、
 9歳以下のお子さんがいる世帯は、500円/月でご契約になれます。

という、コアターゲットを優遇した料金体系にする。かつてのマクドナルドの「平日半額(休日倍額)」料金体系のようなイメージ戦略である。この料金体系は、「国民総データベース」と連動させれば、簡単に運用できる。
 ちなみに、放送枠は、こんな感じである。

7:30~8:00  戦隊
8:00~8:30  ライダー
8:30~9:00  月契約者のみ視聴可能な戦隊&ライダー情報番組(子供向け)
9:00~9:30  戦隊
9:30~10:00  ライダー
10:00~10:30 月契約者のみ視聴可能な戦隊&ライダー情報番組(子供向け)
10:30~       
    PPDで過去のライダー映画等、あるいは全く別の番組(親向け番組等)
    あるいは全く別契約(別チャンネル扱い)の番組枠
~17:30 
17:30~18:00 戦隊
18:00~18:30 ライダー
18:30~19:00 月契約者のみ視聴可能な戦隊&ライダー情報番組(子供向け)
19:00~19:30 戦隊
19:30~20:00 ライダー
20:00~20:30 月契約者のみ視聴可能な戦隊&ライダー情報番組(子供向け)
20:30~21:00 月契約者のみ視聴可能な戦隊&ライダー情報番組(大人向け)
21:00~ 7:30 放送休止、あるいは全く別契約(別チャンネル扱い)の番組枠

 「日本特撮組合」が地上波から特撮を全面撤退させ、「スーパーヒーロータイム」が上記の条件で有料放送になっても、36.7万世帯が視聴契約を結んだとすると、どうなるか。

 PPV収入…500円×12ヶ月×36.7万世帯=約22億円
 製作費…(戦隊全50話+ライダー全50話)×3000万円=30億円

 こう仮定すると、「スーパーヒーロータイム」製作費の約7割が、PPV収入で賄えるのである。
 スポンサーに対する依存は、約3割となる。
 そのスポンサーを、玩具メーカーではなく、飲料水などの番組とは直接関係ない商品を扱うところに限定したとしたら…。
 「スーパーヒーロータイム」は、子供向け玩具が全然売れなくても、商業的に成立するようになる。「玩具の売れ行き」という呪縛から、戦隊とライダーが解放されるのだ。
 もちろん、「玩具化」という制約がなくなっただけであり、「子供向け番組」という制約がなくなったわけではない。それでも、番組の内容が「視聴者」に支持されることだけを考えれば良くなるのだ。
 スポンサーの商品の売り上げのために、番組の展開をある程度決められてしまうという縛りがなくなるというメリットは非常に大きい。番組内で登場人物がスポンサーのドリンクを飲むといった些細な配慮は必要だろうが、そんなことは大勢には全く影響しないのである。

 もちろん、ライダーにとって変身グッズはマストアイテムであるし(『アマゾン』のような例外はあるが、それでもアマゾン独自のアイテムは存在した)、子供も「なりきりグッズ」を欲しがるだろう。36.7万世帯の視聴というのは視聴率に換算すると0.8%程度なので、バンダイのような大手メーカーが「なりきりグッズ」を地上波放送時代同様に展開するとは思えない。おそらく、現在廉価版の「なりきりグッズ」を手掛けているメーカーが中心になった商品展開に移行するのではないだろうか。子供(未就学児)にとっては、それで充分のような気がする。

 9歳以下のお子さんがいない世帯にも、配慮せねばなるまい。
 例えば、「ライダーチャンネル」1050円/月(PPD視聴 315円/日)

 最新作と歴代を、話数を揃えて放送。当然、初回放送(第1週)は全作品、第1話ばっかり。2回目放送(第2週)は全作品、第2話ばっかり(以下同様)。
 当然、全ライダーの中ではアマゾンが最初に放送終了となり、平成ライダーの中では響鬼が最初に放送終了となる。

8:00~8:30 仮面ライダーカブト(全50話?)
8:30~9:00 仮面ライダー(全98話)
9:00~9:30 仮面ライダーV3(全52話)
9:30~10:00 仮面ライダーX(全35話)
10:00~10:30 仮面ライダーアマゾン(全24話)
10:30~11:00 仮面ライダーストロンガー(全39話)
11:00~11:30 仮面ライダー (スカイライダー)(全54話)
11:30~12:00 仮面ライダースーパー1(全48話)
12:00~12:30 仮面ライダーBLACK(全51話)
12:30~13:00 仮面ライダーBLACK RX(全47話)
13:00~13:30 仮面ライダークウガ(全49話)
13:30~14:00 仮面ライダーアギト(全51話)
14:00~14:30 仮面ライダー龍騎(全50話)
14:30~15:00 仮面ライダー555(全50話)
15:00~15:30 仮面ライダー剣(全49話)
15:30~16:00 仮面ライダー響鬼(全48話)
16:00~16:15 月契約者のみ視聴可能なライダー情報番組(子供向け)
16:15~16:30 月契約者のみ視聴可能なライダー情報番組(大人向け)

 「戦隊チャンネル」も同様、1050円/月(PPD視聴 315円/日)
 「戦隊チャンネル」と「ライダーチャンネル」を合わせた「スーパーヒーローセット」が1680円/月。これで文句は出ないだろう。

                       映像の未来

 特撮も映像ソフトの一つである以上、映像ソフトの利用形態の変化によって、その在り方が変わっていくはずだ。
 地上波TV番組は、それ自体は無料放送だが、そのコストはスポンサーの商品の価格に組み込まれてしまっている。番組を全く観ていない消費者までが、番組のコストを支払っていることも普通にあるわけで、間接税よりもタチの悪い課金システムと言える。
 特撮番組は、メインスポンサーの商品がその番組に特化した「なりきり玩具」であるため、番組視聴者が番組のコストを支払っている割合が格段に高い。しかし、この課金システムにも問題があることは、既に述べた。

 受益者負担の大原則に適うやり方は、やはり有料視聴である。
 TV番組においても映画同様、視聴者が製作コストの大部分を負担するのが、最も健全な課金システムだと考えられる。人間は本来、欲しいものに対しては対価を支払う文化を持っているのだ。
 そして、全国規模の個人ニーズを製作側がリアルタイムで知ることが出来るようになれば、最も効率的な需要と供給の体制を構築することが可能となるだろう。

 更に言えば、「観たいものを、観たいときに、観たい場所で観る」。
 特撮に限らず、全ての映像ソフトに関して望むことである。
 著作権絡みの問題で遅々として進んでいないようだが、光ファイバー通信が廉価で普及する頃には、映画だろうが過去のTV番組だろうが、コントローラをチョイチョイと操作すれば、サーバからHDRへサクサクとダウンロード視聴できるようになっていて欲しいものである(もちろん有料)。

 視聴率などといった曖昧なモノサシではなく、PPV収入という普通の商品と同レベルのモノサシでTV番組の商品価値が計られる時代。アメリカのボクシング等では、もう随分前からスタートしている。
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コメント

なるほど、大変興味深い提案ですね。いまのところこれに近いシステムを持っているのは特撮だと「仮面ライダー電王」「仮面ライダーTHE FIRST」シリーズでしょうか?
(前者は映画2、3作目、後者は1作目の興行収入の結果次第でシリーズ継続を判断していたようです)
お金を払って劇場へ行き作品を鑑賞する。個人的にはこれが作品と作品の作り手をダイレクトに応援する現時点で一番手っ取り早い方法だと思うんです。


問題はテレビシリーズでこれができるか?
十年くらい前ある人が何処かで述べていたのですが、「テレビ番組はタダで見て当たり前のもの」という意識が視聴者の根底にあるという事。
そして人間誰しも思うであろう「自分の懐がさびしくなるのは避けたい」という我儘。


・・・欲しい物があるなら対価を払うのは当然ですが「タダで(もしくは代償を少なく)得をしたい」というエゴがあるのも事実。

これはそんな人間の意識と戦う問題になりそうな気が・・・



ちなみに私は最近玩具を買ってはいませんが、劇場版を見に行ったりCD、DVDや食玩を買い集めたりして(まったく力になれないかも知れませんが)少しでも応援したいと思ってます。

 この記事を書いてから、もう3年半が過ぎようとしていますが、その間に 

 「観たいものは金を払って観る」

 という文化は、一部で前進し、一部で後退しているように思えます。映画やレンタルビデオでは、昔から当然のことなんですけどね。
 インターネットのオンデマンド視聴でも、レンタルビデオ同様の料金(100円から)のサービスが普及しつつあるのは喜ばしいことです。
 
 私は以前からWOWOWやスカパーで有料視聴することが当たり前の生活をしています。その一方でケータイはほとんど使わないのですが、最近の若い人がケータイで有料サイトを普通に使っているのなら、将来に望が持てるような気がします。

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。