2017-08

東劇のクレーンゲーム(子ぎつねへレン)に関して

東劇のクレーンゲーム(子ぎつねへレン)に関して


 映画とは直接関係ないし、“東劇のクレーンゲーム”ではなく“東劇の入り口近くにあるクレーンゲーム”と言うべきなのかも知れないが、やはりこの一件は書いておかなければなるまい。

 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を観終わって東劇を出た際、通路の脇にクレーンゲームがぽつねんと設置されていることに気付いた。
(こんなところに何故クレーンゲームが?)
と思って近寄ってみると、そこには『子ぎつねヘレン』の文字が! そして、透明な筐体の中には手頃な大きさのキツネのヌイグルミが大量に入っているではないか!
(かっ、カワイイ!)
 このブログのプロフィール画像を見てもらえれば分かってもらえると思うが、私はヌイグルミに類するものが好きである。だから、玩具売り場を覗きに行くときも、ヌイグルミのコーナーだけは避けるようにしている。そうしないと、つい買ってしまうからである。
 しかし、今日は偶発的に遭遇してしまった。しかも、お気に入りのヌイグルミに。
 これは、やるしかない。
 ちなみに私は、床上操作式クレーンと玉掛けの資格を持っている。原チャリの免許同様、誰でも取れる類の資格ではあるが、それでも素人と比較すればプラスアルファにはなる。キツネのヌイグルミと、クレーンのグリッパー(把持装置)を一瞥した私は、すぐさま
(左右一対の爪で、キツネの両脇を挟み込む。それで持ち上がる筈だ)
との判断を下した。
 キツネのヌイグルミは、脇の下を程よく開いた左右対称の格好をしている。これはもう、楽勝パターンである。

 ゲーム機に100円玉を滑り込ませ、まずは様子見の1回目。10年以上クレーンゲームをやっていないこともあり、さすがに最初から成功というわけにはいかず、ポイントが僅かに逸れた。しかし、感覚はつかめた。
 2回目、音もなく降下していくグリッパーが、キツネの両脇を挟み込んだ。
(よし、完璧なグリッピングだ!)
私は成功を確信した。しかし、クレーンは何も掴まないまま、スルリと上がっていった。
 そ、そんなバカな?! 私の目の錯覚だったのか?
 3回目。今度は目を皿のようにして、もう一度全く同じやり方でクレーンを操作する。
(よし、両脇を完全に差した、ガッツリもろ差しの状態! 今度こそ間違いない!)
 しかし今度も、キツネのヌイグルミは1mmも浮上することなく、グリッパーだけがスルリと上昇していく。
 ナナナ何故だァァア! 絶対におかしいぞコレはぁぁあ!
 かわいいキツネがいっぱい詰まったクレーンゲームを前にして、叫びたいのを必死に堪える40最独身の私。その私の背後を、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(デイウィッド・クローネンバーグ監督作品)を観終えた客数人が、何やら談笑しながら通り過ぎて行く…。 
 日ごと春めいていく、3月も半ばを過ぎた金曜日の、昼過ぎの一場面であった。
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コメント

だ…ダメだ

死ぬほど笑っちゃいました。ゴメンナサイ!!
いやはや、想像するだに可愛すぎます…震電さんが(笑)

うう…

 いえいえ、可愛いのはキツネのヌイグルミです。
 う~ん、今思い出しても悔しいというか、納得いかないですわ!
 あのヌイグルミが本当に『子ぎつねヘレン』用に作られたものかどうかも気になるところです。『きつね どん兵衛』の景品にも、あんな感じのヌイグルミがあったような…。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。