2017-10

鶴舞劇場 12/21-30 公演

鶴舞劇場 12/21-30 公演
            舞台を観た日:2005年12月30日(金)

※注 この記事はイベントとしての記事であり、芸能としての記事は後日別途アップする予定です

 純川セレナさんが引退される。
 本当は、寒くなる前に渋谷道頓堀劇場以外の劇場で観劇して、超早めの「お疲れ様」を言いたかったのだが、こちらの体調不良で行くことが出来なかった。
 「渋谷道頓堀劇場以外の劇場」と書いたのは、前回の観劇 で、渋谷道頓堀劇場の天井の低さとポラ待ちの長さに懲りているからである。まさご座がストリップ観劇のデフォルトである私にとって、渋谷道頓堀劇場は観劇環境が悪すぎるのだ。

 さりとて、セレナさんの舞台は、あと一度は観ておきたい。「お疲れ様」も言いたい。
 そう思っていたら、セレナさんが年末に鶴舞劇場へ出演されることになった。鶴舞劇場なら、帰省の途中に寄ることが出来る。まだ一度も行ったことのない劇場であるということに少々不安を感じたが、他に選択肢も無いので足を運ぶことにした。
 結果的に、このとき感じた不安は大いに的中してしまった。

 鶴舞劇場が「天板あり」ということは知っていたが、せいぜい1人か多くても2人だとばかり思っていた。
 ところが実際には、この日の7人の出演者のうち、ダンサーだったのは純川セレナさんと夏樹舞さんの2人だけ。想像していた割合の全く逆という有様だった。
 ストリップ私的理想論 にも書いたように、私は高い競技性と芸術性を求めてストリップを観劇している。法律上の扱いがどうであれ、ストリップは芸能風俗であって決して性風俗ではないというのが持論である。それだけに、今回の鶴舞劇場の興行の有り方はショックだった。

 また、客席が喫煙OKということにも落胆した。仮にも「劇場」を名乗る場所で、客席が禁煙でないというのは、今日日許されないことだと思う。
 セレナさんの舞台を観劇中も、前の席の客がタバコを吸うものだから、私の目の前には白い煙が漂い、視界を邪魔されてしまう。もちろん煙たいし、臭いも不快だ。しかし、場内に「禁煙」の表示はなく、係員からの注意のアナウンスもない(最前列の客が盆に肘を付くと直ちに注意のアナウンスがあったのとは対照的である)となると、我慢するしかない。
 もう、ほとんど最悪である。この日の鶴舞劇場は、「ダンスが観たくて、タバコが嫌いな客」にとっては、最悪から二番目の劇場だった。

 ただし、天井が高く盆も充分な大きさがあり、ステージも滑らない(セレナさん談)ので、舞台設備面には問題はない(ライトのフィルターを回すときに「カシャッ」と大きな音がするのはご愛嬌)。
 また、ダンサーとそうでない出演者はキッチリと区別されており、最前列の客が盆に肘を付くと直ちに注意のアナウンスがあるところなどは好感が持てた。客のマナーも問題なく、私より10歳は年上であろうオッサン達が、揉めることもなくジャンケンを繰り返していた。

 それでも、セレナさんが登場するまで、ずっと腕組をして目を瞑り、待っているのは辛いものがあった。だから、セレナさんが舞台に現れた瞬間は、ワクワクするというよりは、苦痛から開放されてホッとしたという感覚の方が大きかった。
 しかし、その次の瞬間には「あ、この女性“綺麗オーラ”出てる」と思うと共に、自分の感性が麻痺していないことを喜んでいた。
 自分の感性が麻痺云々というのは、ちょうど1週間前に、サンシャインシティプリンスホテルのクリスマスディナーショーに於いてかおりん(飯田圭織)を間近で観た ことに起因する。「もう他の美人を見ても、何とも感じなくなってしまったのではないか」と自分自身の感性に不安を抱いていたのだ。
 でも、舞台に立つセレナさんを観て、私は素直に「ああ綺麗だな、カッコイイな」と感じることが出来た。不安は杞憂だったのだ。

 セレナさんの舞台の内容から感じたことは別途アップするとして、ここではポイントのみ。
 既に書いたが、私の前席の客が、セレナさんの舞台の最中にタバコを吸っていたため、集中して観ることができなかった。目の前の白い煙は気になるし、煙たくて咳き込みそうになるし、正直、イライラしながら観劇していた。
 本編の踊りのBGMは、拍手し辛い(リズムを取り難い)曲だったような気がする(記憶が曖昧)。
 オープンショーの際のBGMは『龍騎』、ポラの際のBGMは『アストロ球団』だったと思う。

 ポラのとき、私が最初に手を挙げた。私と視線が合ったセレナさんが「あ!」という表情になったのが可笑しかった。
 ポラは、2枚とも鬼の決め仕草をリクエストするつもりだったのだが、セレナさんは上半身の衣装を持って来ていなかった。これは想定外。夏の舞台では、ポラのときも普通に上下の衣装を着て出てこられていたので、冬も当然そうだろうと思い込んでいたのだ。
 トップレスで鬼の決め仕草というのは、どうにもミスマッチである。それなら、音錠を付けてもらい「全身変身解除して倒れている」ところを演じて…と思ったが、今日はその音錠を持ってきていない。
 結局、胸を腕で隠してもらい、普通の?ポラとなった。
純川セレナさんソロショット

 客と談笑しているときは威勢の良いネーチャンだが、こうして澄ましていると綺麗な女性である。黒髪も素敵なのだ。

 ポラに特撮ネタを持ち込めず、(う~ん、これは不完全燃焼だな~)と思った私は、早めの「お疲れ様」を言えない。
 それ以前に、(こんなにダンサーの少ない興行が、自分のストリップ観劇の最後になるのは悲しすぎる)という、ストリップそのものへの想いもあった。
 セレナさんに「お疲れ様」を言うのは、渋谷道劇にしよう。その場では言葉にしなかったが、心の中では、ほぼ決定事項となった。

 その後、フィナーレでセレナさんからポラを受け取って、次の回の夏樹舞さんの舞台(私が劇場に入った時、夏樹舞さんは既にポラに入っていたので、舞台はこれが初見)を観終えると、私はそそくさと席を立った。帰りの電車の時間を考えると、セレナさんの次の舞台を観ることは出来ない。一人、出口を通り抜ける。
 そこで偶然、セレナさんと遭遇した。
 この時のセレナさんは、さっきまでコタツに入っていたオバチャンがミカンを補充しに立ったついでに玄関の郵便受けをチェックしに来たような格好をしていた。
 その姿を目の当たりにした私は、まるでフリーズベントを喰らったかのようにその場で固まった。
 つい先刻、舞台の上にいた女性が、突然目の前に出現したのである。私もその舞台の端でポラなどを撮っていたのだが、その時とは全く異なる感覚が全身を固めていた。

 セレナさんとしては、半ば条件反射的に一言二言挨拶しようとしただけだったと思うが、私は固まったまま観察モードに入ってしまった。
 セレナさんが小さく見えたのが驚きだった。寒さで背を丸め、身を縮めていることを差し引いても、舞台で踊っているときよりも小さく見えた。逆に言えば、セレナさんが舞台に於いてそれだけ自分を大きく見せているということである。この日の舞台を観ていたとき、私は渋谷道劇でセレナさんとツーショットを撮ったことも忘れて「この女性は、あるいは俺より身長高い(176cm以上)んじゃないか」とか思っていたのだ。
 見るからに寒そうにしているセレナさんに、ポラ撮りの時のような威勢の良さは全くない。そんなセレナさんを見て、とっととその場を去るべきなのに私は(この人は大人しくしていれば美人だ)とか(色白だけど、顔の造形は南国系かしら)と思ったり、(スッピンでも余り変わらないのではないか)と目の周りの化粧をチェックしながら、暫し雑談に付き合わさせてしまった。

 もちろん、今自分が着ているコートを脱いでセレナさんに着てもらおうと思ったりもしたのだが、一種のセクハラになると思えたので言わなかった。
 いずれにせよ、セレナさんにはご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。この場を借りて、お詫び致します。

 1月21日から31日までの渋谷道頓堀劇場の公演が、純川セレナさんの引退・ラストステージとなる。私にとっても、これがストリップ観劇のラストステージになるかも知れない。
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コメント

純川さんのファンです

はじめまして、といっても以前から読ませていただいているのですが。愛知県に住む純川さんのファンです。
どうやら同じ日に鶴舞劇場にいらっしゃったようですね。あそこにダンスを観に行くのは大人の特撮ファンと同様にマイノリティーです(笑)
私の方の観劇記事をトラックバックさせていただいてもよろしいでしょうか。

>K-beatさん

 K-beatさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
 あの日の鶴舞劇場の香盤を知っていたら、足を運んでいなかったと思います。いやでも、単に香盤を見ただけでは「知らない踊り子さんばっかりだな」ということしか分からなかったか(苦笑)。
 トラックバックの件は、OKです。

ありがとうございます

トラックバックさせていただきました。
鶴舞の香盤はああいう構成がデフォルトですね(苦笑)
私も煙草の匂いが苦手な事もあってあそこには滅多に行きません。昨年、一昨年も純川さんが出演していた週だけでした。

情報ありがとうございました

 K-beatさん、鶴舞の香盤情報、どうもありがとうございました。
 かつてのホームである、まさご座、そして2回行っただけの名古屋銀映は、もしかしたら今後も帰省の際に足を運ぶことがあるかも知れませんが、鶴舞だけは2度とないでしょう。

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。