2017-08

ザンキについて(ついでにサバキも)考える

ザンキについて(ついでにサバキも)考える


 この記事は、拙ブログの記事 ディスクアニマルの使われ方について考える の続編です。
 また、この記事は、
武鬼妖さんのブログ『アルビエンヌ』の記事 【烈斬と音枷のこと その1】
 から、アイディアを得て書きました。

 三十七之巻で、ザンキが雷神から取り出した変身鬼弦と烈斬。
 私は「ああ、やっぱり積んであったんだな」くらいにしか思わなかったのですが、武鬼妖さんはいろいろ疑問を抱かれたようです。
 この件に関して、私の考えを述べてみます。

 本来、「ザンキ」の“最後の弟子”は、烈雷と「ザンキ」の名前をセットで引き継ぐというのが慣例だったと、私には思えます。引退するなら武器は要らないし、名前を継がせると同時に武器も継がせるというのは、とても自然なことだと思いますし、男として心情的に同感できます。
 ザンキの場合も、先代のザンキの“最後の弟子”となるという巡り合わせを得て、鬼になった。だからザンキもまた、自分が引退するに当たって、烈雷と「ザンキ」の名前を当時の弟子である戸田山に引き継がせようとした。しかし、戸田山が「ザンキ」の襲名を拒んだため、烈雷のみが引き継がれる形となった。そういう解釈です。

 引退後、ザンキがトレーナーになって鬼を養成するにしろ、サポーターになって現役の鬼をサポートするにしろ、DAを扱う以上、変身鬼弦が必要です。ザンキが引退後も音枷を所有しているのは当然だと思います。サポーターは弟子に準じる仕事をすると考えれば、ザンキが音枷とDAを常時身に付けていないのはむしろ不自然です。
 ザンキの場合、ディスクアニマルの使われ方について考える でも書いたように、演出的な意味合いから、普段は音枷とDAを身につけていないような描き方がされたのだと思います。
 まず、ザンキから「鬼としての記号」を奪うことで、トドロキの「鬼としてのキャラクター」をより鮮明に映し出すことができます。
 また、普段ザンキから「鬼としての記号」を奪っておけば、ザンキが鬼として復活したときのビジュアル的なインパクトが強くなります。前回、ザンキが変身する際、金属的な効果音と共に音枷を装着するという描写がありました。あの映像が視聴者に与えた効果は、言うまでもないでしょう。

 もちろん、普通に辻褄を合わせることも可能です。
 ザンキ大好きのトドロキが、本来サポーターがやるべき仕事を嬉々としてこなしてしまうため、ザンキは音枷を使う機会がなく、外していても構わない。また、ザンキ自身、変身への未練を断ち切るため、普段は音枷を外している。これは、多くの人が思っているのではないでしょうか。
 私はこれに加え、ザンキがみどりから「サポーターになるのはいいけど、音枷でDAを起動しないでね」と釘を刺されていると想像します。コガネオオカミはザンキ専用に開発されたという設定になっているようですが、これは「ザンキが音枷なしで起動させても、ちゃんと動くし、ちゃんと帰って来る」といった、「バカチョンカメラ」ならぬ「バカチョンDA」といった意味なのではないかと思っています。

 烈斬に関しては、変身しなくても使える(変身前の普通の童子なら倒すことも可能。イブキは変身前に烈風を使って童子を攻撃したことがある)以上、サポーターとしてのザンキの武器として支給されていたとしても何ら不自然ではありません(膝の回復を見込んでの話)。
 リアリズムを追及すれば、サポーターも弟子も、現場に同行する際は音撃管(銃形態のみの廉価版でも良い)あたりを常時携帯するべきです。ただし、これは演出上は好ましくありません。変身前のザンキが烈斬を使うシーンがなかったのも、その一環でしょう。

 もちろんこの件も、好意的に解釈できます。
 ザンキが変身しないとはいえ、トドロキの前で烈斬を使えば、トドロキの中で克服されたのザンキへの依存心が、再び頭をもたげてくるかも知れない。またザンキにとっては、断ち切った筈の鬼への未練が、再び疼き出すかもしれない。そういった理由で、いざというときには使えるように雷神には積んであるものの、原則として使わないことにしていた。そう考えれば、納得がいきます。

 私の解釈でも、「ザンキ」の“最後の弟子”以外は、烈雷も「ザンキ」の名前も引き継がず、新しい音撃弦と新しい鬼名を与えられて独立していったということになります。戸田山も、本来はそうなる予定だったように思えます。
 また、当然ながら、ザンキがトドロキ(戸田山)以前に弟子を取っていなかったとは考えにくい。師匠フェロモン出まくりのザンキですから、10代から弟子を取っていたとしても不思議ではありません。
 修行期間の最短記録保持者であるヒビキは、ザンキとたった1歳しか年が違わない。そのヒビキが、ザンキを完全に「鬼の先輩」として見ています。このことから、ヒビキが弟子だった時期に、ザンキは既に弟子を取る立場になっていたと考えるべきではないでしょうか。

 そこで、サバキです。
 サバキもまた、ザンキの弟子だったのではないでしょうか。
 ザンキが自分より年上であるサバキを呼び捨てにしていることから、少なくとも、鬼としてはザンキが先輩(または同期)であることは確かです。サバキが酷く体調を崩しながらも、ザンキの抜けた穴を埋める為に連チャンで戦い続けたのは、かつての師匠に対する恩返しの意味があったのでは?

 Vシネマで良いから、『響鬼サイドストーリー 関東支部の鬼たちの忘年会』とかで(回想シーンにおける戦闘場面は、全部バンクでも構わない)、その辺の秘密を明かしてもらえると嬉しいのですが。
 戦隊モノのVシネマが商売になっているのだから、『響鬼』のVシネマも出して欲しいところです。
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コメント

TBありがとうございます~~~!!!!!

私は『響鬼』の世界を
“現実”として捉えた場合についての解釈をしてみたので、
『演出上の都合』とか、『製作側の事情』というのははずしたのですが、
震電さんの解釈たいへん面白いです!!!!!
そして新たに“烈斬”ついての疑問がわいてきました。
記事を書いたらTBさせてもらいます。
そしてサバキさんについては……
サバキさんはザンキさんの同期か、
ひょっとしたら後輩?くらいは思ってましたが、
ザンキさんの弟子だなんて!!!!!
年上の弟子…
しかも師匠の恩義に報いるため
体調を崩してまで戦って……
萌え~~~~~ッッッ!!!!!
すみません、まじめな記事に……UUuUuu

私も色々考えてしまいました

こんにちは。
震電さんのこの記事と武鬼妖さんの記事、とても面白く拝見しました。
それで、自分も今までなんとなく思ってたことをまとめてみたくなってついつい記事にしてしまいましたので、TBさせて頂きます。

いつも震電さんの記事には新たな視点があって、とても興味深く読んでます。
これからも楽しみにしてます。

鬼とは関係ないのですが

「男は女の最初の恋人になりたがり、女は男の最後の愛人になりたがる」という格言(なのか)を思い出しました。ハハハ。

様々な解釈

 武鬼妖さん、コメント&TBありがとうございます。
 『製作側の事情』はともかく、「演出上はこうすべきだ」という見方は常にしています。やっぱり、リアリティ云々よりも、「ヒーローらしさ」や、映像としてカッコ良くてナンボだと思うので。
 もちろん、丸ごと現実として解釈するというのも楽しいですね。

 guwaguwaさん、コメント&TBありがとうございます。
 好きなキャラのディティールは、ついつい考えて、記事にしたくなりますよね。
 私も、もう1コ記事書いちゃいました。

 aさん、コメントありがとうございます。
 その格言、初耳です。処女性を重んじるのは、男も女も同じような気がします。日本人だけっすかね?

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烈斬と音枷のこと その1

一般向けザンキさんが使ったギターと変身アイテム。いったい誰のものなのか。引退したザンキさんに新しく武器が支給されるはずはありません。シュキさんを止めるためには『鬼』になる必要があると思ったザンキさんが本部に“復帰”の申請をして、新たに武器と変身アイテムが

烈斬について

一般向け:こちらは震電さんの『ザンキについて(ついでにサバキも)考える 』という記事にアイデアをいただいたものです。

烈斬は誰のもの?

烈斬について、武鬼妖さんの記事、震電さんの記事を読んできました。で、自分の思ってたことも書いてみたくなったんで少しだけ。私は、烈斬はトドロキくんがもうすぐ独立、ってときに既に準備されてたんじゃないかなと考えてました。本来、独立の前に’1人で音撃する練習’

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。