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2018-12

マナー、ルールの変遷 トイレで着替えることがマナーとなってきた現場もある

マナー、ルールの変遷 トイレで着替えることがマナーとなってきた現場もある


 コスプレのマナーやルールの一つとして、「トイレで着替えてはいけない」というものがあるけれど、
「着替えはトイレですること」がマナーになる場合もある。

 というか、普通に考えれば、更衣室が無い場所で着替えるとしたら、トイレで着替えることになるだろう。更衣室が無い場所で着替える必要があるケースとして有り得るのが、私の経験だとコンサート等のイベントである。

 直近のケースでは、11月7日に参加した『モーニング娘。’17 飯窪春菜バースデーイベント』で、男子トイレの鏡の前(通路)で着替えをしている数人の客を目撃した。そのとき私は「マナー違反だ」とは思わなかった。少々邪魔ではあったが、この場合は「トイレで着替えることがマナー」なので、これは正しい行為、止むを得ない行為だと思った。

 なぜコンサート等のイベントで着替えなければならないか?
 それには幾つか理由があるが、先ずは前述の『モーニング娘。’17 飯窪春菜バースデーイベント』の件で説明しよう。
 そもそも、どんな人が、何から何へ着替えていたのか?
 私も着替えているところをジロジロ見たわけでは無いのだが、パッと見た感じでは、会社からそのままイベント会場に来た感じの背広姿の人が、着ていたシャツ類を脱いで、黄色いTシャツに着替えていた。

 なぜ、背広姿の人が、黄色いTシャツに着替える必要があるのか?
 それは、飯窪春菜のメンバーカラーが黄色(ハニー色)であり、黄色いTシャツ(ファンクラブ公式Tシャツ)を着てイベントに望むことが、飯窪春菜のファンの最高の装いだからである。

 だったら、家を出るときから黄色いTシャツを着て来れば良いではないかと思う人もいるだろう。私も出来ればそうするべきだと思うし、実際、私はそうしてきたので、会場でTシャツを着替える必要は無かった(ただし、上着は着替え、Gシャツは脱いだ)。

 しかし、家を出るときから黄色いTシャツを着ることが出来ない場合も有り得る。
 私も実はその日、出勤するときから黄色いTシャツを着ていたわけではない。仕事を早退して一旦自宅に戻り、シャワーを浴びた後、黄色いTシャツに着替えて会場へ向かったのだ。

 これも、自分の体臭を最小限に抑えるマナーだと自分では思っている。
 客席で上半身Tシャツ1枚になったときの自分の体臭が気になるので、ギリギリまでそのTシャツは着ないでおくというわけだ。この観点からすると、Tシャツを会場で着替えるのがベストということになるが、私は(今現在は)そこまではしていない。ただし夏場は、会場で洗顔シート・リフレッシュシートを使って顔・首・腕・脇を拭くことはキチンとやっている。

 私のように、会社を早退して一旦自宅に戻ることが出来ない人、即ち会社から直接イベント会場へ行く人は、イベント会場で着替えるというのが自然な流れになる。
 イベント会場のどこで着替えるというかとなると、今ではトイレというのが主流というかマナーになってきているのだ。

 実は、10年以上前は、ハロプロのイベント・コンサート会場では、客席でTシャツを着替えることがごく普通に行われていたのだ。何らかの理由でメンバーカラーTシャツを着ないで会場に来た客は、自分の客席に荷物を置いたら、おもむろに着ていたシャツを脱いで(上半身裸になって)、メンバーカラーTシャツに着替えるという行為が、ごく普通に行われていたのだ。
 
 当時はイベント・コンサート会場における女性客の割合は極端に少なく、ほとんど全員が男性客と言っても過言ではなかった(余りに少ないので一度真剣に数えたことがあって、そのときは約2200人収容できる中野サンプラザがほぼ満員で、女性だと思える客は5人しかいなかった。約440人に1人の割合である)。
 また、これは10年どころか15年ぐらい前の話になるが、松浦亜弥がラジオか何かで
「あややの公式Tシャツはピンクなので、家から着ていくのは恥ずかしい。会場で着替えたいのですが、どこで着替えれば良いのでしょうか?」
という質問を受けて、
「現状、みんな客席で着替えているから、客席で着替えればいいよ」
と答えていたぐらいである。

 そう、そしてここに、会場で着替える2番目の理由がある。
 メンバーカラーのTシャツを、会場外で着ていることが恥ずかしいから、会場に到着するまでは着ることが出来ない。だから、会場で着替えるというわけだ。

 カラーTシャツは丸首のものが多いし、ファンクラブ公式Tシャツに関しては多分100%丸首だと思う。
 カラーTシャツは、白いYシャツ(ドレスコードではなくても、安売りしているYシャツは白が多いので、背広サラリーマンの定番である)の上から透けてしまうので、会社では着られない。
 濃い色のYシャツを着ている場合でも、最近は省エネのためのノーネクタイの期間が長いので、首元からカラーTシャツが見えてしまうから、気になって着られない。

 私も、この「首元からカラーTシャツが見えてしまう」のは、気になる性質だ。
 今回参加した『モーニング娘。’17 飯窪春菜バースデーイベント』では、自宅からGシャツの下に黄色いTシャツを着てきたのだが、濃紺のGシャツの首元から黄色いTシャツが見えてしまうのが自分では結構気になった。黄色系のYシャツも持っていて、それを着れば首元から黄色いTシャツが見えても目立たなくなるのだが、当日は寒かったので、Gシャツを着ざるを得なかったのだ。

 このように、Tシャツの臭いを着にして、あるいは会場外では恥ずかしくてメンバーカラーTシャツを着られないという理由で、会場に到着してからメンバーカラーTシャツに着替える場合、前述したように昔は客席で着替えてしまうことが多かった。
 しかし今や、ハロプロのコンサートでも、客の3割以上が女性であることが多くなった。場合によっては、客の半分が女性ということもある。そんな状況では、とても客席で上半身裸になることは出来ない。それこそマナー違反である。

 だから今は、客席ではなく、ロビーの隅っこ等の出来るだけ目立たない、人通りの少ない場所で着替えるか、トイレで着替えることがマナーとなる。少なくとも、客席で着替えるよりは、他人(特に異性)を不快にさせずに済むのだ。

 私は男なので、男の場合しか知らないのだが、男はトイレの鏡の前のスペース(通路)で着替えているケースをよく見かける。通行の邪魔にはなるが、個室に入って着替えるよりは、まだ迷惑の度合いが少ないというのは共通認識だと思う。本当に個室で用を足したい人もいるわけだから(男子トイレでも、個室には列ができていることが多い)。

 『モーニング娘。’17 飯窪春菜バースデーイベント』のトイレで印象的だったのは、着替えの件を除くと、こんなことがあった。
 私がトイレから出ようとしたとき、入り口から、背広姿でネクタイもカチッと締めた60歳前後に見える男性が入ってきたので、流石に「スタッフかな?」と思ったのだが、ふと彼の背広のポケットを見ると、モーニング娘。の公式ペンライトが差してあった。それで私は「あ、この人も、はるなん(飯窪春菜)のファンなんだ」と分かった。
 この1本のペンライトが無かったら、私は彼が“同好の志”であることを見抜けなかっただろう。

 1本のペンライト。1着のカラーTシャツ。
 これだけで、只のサラリーマンが、はるなん(飯窪春菜)のファンであることを主張し、証明し、認知される。
 只の人が、何かのファンへと、確実に変身を遂げるのだ。
 着替えることで、アイテムを持つことで、日常とは別のキャラクターになる。
 アイドルファンとコスプレイヤーは、この点に関しては非常に良く似ているのだ。


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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。