2017-04

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第5話から第7話までの感想

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第5話から第7話までの感想
         ~ 鉄華団の旅は、贖罪の旅となるのか? ~


 もしも農業一本で食っていけるとしたら、三日月は戦いに身を投じたりはしないだろう。そして、おそらくはオルガも。
 鉄華団は、その前身のCGSの時代から、農作業の手伝いも仕事の一つとしてこなしてきた。生粋の軍隊ではまず有り得ないことだ。彼らにとっては、兵士として戦うことも農作業も、どちらも生活の糧を得る手段、即ち「仕事」なのである。
 
 鉄華団には、少年である三日月よりも更に若い、小学生のような子供達も大勢いる。読み書きの出来ない三日月は、そんな世代の子供達と一緒に、クーデリアから読み書きを習う。そんな中、飲み込みの早い子供達は、三日月の書いた文字を覗き見て冷やかすのだ。
「三日月さん、仕事のときはスゲェのに、字はヘタクソだなぁ」

 鉄華団がもし軍隊であれば、エースパイロットであり何階級も上に当たる存在になる三日月に対し、こんな態度は許されない。しかし、思い起こせばファーストガンダムにおいて、カツ・レツ・キッカは最後までアムロのことを呼び捨てにしていた。それに対し、鉄華団の子供達は、三日月に対して「さん」付けなのだ。彼らにとって三日月は仲間であり兄貴分であると同時に、「仕事」における先輩なのである。

 戦闘で死ぬことになるかも知れないが、そもそも仕事が無ければ生きていくことが出来ない。
 三日月も子供達も、生きていくための糧を得るに、鉄華団という場所を選んだ仲間である。

「死んだ仲間には、死んだ後でいつでも会えるんだから…」
 これは第2話において、三日月が穏やかに語った台詞である。これは、ファーストガンダムにおいて、アムロが最終話で涙ながらに搾り出した言葉
「ララァにはいつでも会いにいけるから…」
と、同じ重さを持っている。

 鉄華団の旅は、彼らが生きていくための旅である。
 そしてそれは同時に、彼らが今まで生き抜いてきたことに対する、贖罪の旅なのかも知れない。
 この7話までだけでも、既に幾つかの罪と、それに対する裁きが描かれてきた。立場が変われば、罪も裁きも、そしてオルガが良く使う「筋」も、それぞれ異なってくる。それが何かに収束されていくのか、そうでないのか? 今後の展開が楽しみで仕方がない。

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コメント

最近作品の感想かったのでうれしいかぎりです
特撮系の感想も欲しいです。
後イベントでの思いいれのある男性のコス写真のアップが
あればうれしいです。
後「プロの定義と、それに対するファンの定義」
同意権です、好きな作品には又だして欲しいから支える意味でも
お布施(購入する)お払うのは基本と考えてます。
とはいっても震電さんの影響でアイドルに手を出してしまった。
為されぞれに使う予算微々たるものですが、
それでもお金を落とすことは重要と考えてます。
アイドルですが℃-ute、モーニング娘。、
Berryz工房のブルーれぃを購入したのですが
最近はでんぱ組.incにはまってしましました。
ps。
仮面ライダードライブの終盤の仮面ライダーマッハすげー
もりあがったのですがどうでしたか

仮面ライダードライブの終盤のもりあがり

 コメントありがとうございます。

>仮面ライダードライブの終盤の仮面ライダーマッハすげー
>もりあがったのですがどうでしたか

 いろいろあるのですが、とりあえずこのことだけお答えします。
 正に仰るとおりで、どえらぁ盛り上がりました。その証拠に終盤を含むブルーレイを購入(予約)しました。
 あと、つい最近までマッハの衣装(剛のジャケット)を着て通勤していましたね。通勤時は幼児・児童には遭遇しないので堂々と着ていました。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。