2017-10

プロの定義と、それに対するファンの定義

プロの定義と、それに対するファンの定義


 コスプレイヤーズアーカイブの知恵袋に、

【ファン】の"定義"とは?どこまで好き、どこまで思いがあれば 【ファン】を名乗ることが許されるのか!?
http://www.cosp.jp/chie_question.aspx?id=56353


という質問が書き込まれ、私は以下のように回答した。

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ファンの"定義"というか、ファンを名乗ることの良し悪しは、TPOで変わると思います。

 日常の会話、雑談のレベルなら、単に「好き」というだけでお金を一銭も払っていない場合でも、ファンを名乗っても構わないと思います。

 しかし、SNSのように文字として「明記」するのであれば、話は別です。
 プロ活動をしている対象に関して、お金を一銭も払っていないような人には、ファンを名乗る資格は無いでしょう。
 例えばプロの歌手に関して、TVの地上波で観ているだけの人は、ファンを名乗る資格は無い。
 プロの歌手に関してファンであると「明記」=「自分を定義」するならば、CDの1枚でも身銭を切って買う必要があります。

 「明記」するということは「自分を定義」することです。
 自分を定義するためには証明するものが必要です。
 プロの歌手に関しては、CDの1枚でも身銭を切って買うことが、ファンであることの証明になるということです。

 単なる会話なら、軽い気持ちで言っても構わないことでも、明文化すると問題になるということは、往々にしてあります。SNSであっても、口頭による「つぶやき」や「おしゃべり」とは意味合いが異なることを肝に銘じるべきです。それで会社をクビになったりすることもあるわけですから。
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 私も学生時代はドラゴンズの試合をTVでよく見ていたので、学校での雑談で自分が「ドラゴンズファン」だと言ったことはある。しかし、当時もしSNSがあったとしても、自分が「ドラゴンズファン」だとは書かなかっただろう。何故なら、試合のチケットを買って、試合場でドラゴンズの試合を観戦した経験が皆無だったからだ。中高生の自分でも、その位の分別はあったと思う。特に、ファーストガンダムが打ち切りになった理由を『アニメック』を読んで知った後は、ファンという言葉の意味を意識するようになっていた。

 今日私は、ファンの定義をプロの定義から逆算する表現を思い付いた。

 プロを名乗る資格があるのは、お金を稼いだ実績を持つ者だけである。
 それに対し、ファンを名乗る資格があるのは、お金を払った実績を持つ者だけである。

 プロ○○と名乗るからには、それで例え1円でも金を稼いでいなければならない。
 そのプロ○○のファンと名乗るからには、それに対して例え1円でも金を払っていなければならない。
 プロの定義、プロに対するファンの定義としては、整合性が取れていると思う。

 アマチュアは、ファンがいなくても存在し得る。アマチュアのスポーツの試合等は、極端な話、当事者(プレイヤー)だけでも成立する。
 しかし、プロという存在は、金を払って支える第三者がいなければ成り立たない。プロを支える者をファンと呼ぶのなら、それは金を払っている人に他ならない。

 これは知恵袋の回答に書いた通り、口頭による日常的な雑談等は除いての話だ。
 記録されず、その場限りで消えてしまう肉声は、その場限りのものでしかない。
 しかし、文字として残し、しかも他人に公開する文字として書き記すものには、それ相応の責任が生じる。

 最後に、
「自分でお金を稼ぐことの出来ない子供は、ファンを名乗る資格が無いのか?」
という点に関して補足しておこう。
 ヨチヨチ歩きの小さな子供が、スーパーのレジを通さずに店の外へお菓子を持ち出したとしても、それをいきなり警察沙汰にする店員はいないだろう。しかし、その行為自体に問題が無いかといえば、そうではない。ただ、その行為に対する責任を問われる存在になっていないというだけである。
 個人的には、自分のお小遣いから支払うことも、親にねだって金を支払わせることも、子供のうちなら「自分で身銭を切る」行為と見做して良いと思っている。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。