2017-11

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第4話までの感想

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第4話までの感想
~ 残酷さと優しさが共存する火星の日常を上手く描いた導入部 ~

 
 戦いにおける残酷さから逃げず、日常における優しさを隠さない。
 物語の導入部で、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、その世界を自然に描き出すことに成功している。

「良い作品とは何か?」と訊かれたら、
「映し出されていないが広大な世界が存在しており、自分はその一部を垣間見ていのだという実感を得ることの出来る作品」
と答える。今回のガンダムには、今のところその感覚がある。

 アムロ・レイはガンダム(RX-78)の初陣において、ビームサーベルでザクのコクピットを刺し貫き、搭乗していたパイロットを絶命させた。ザクのコクピットをビームサーベルで貫けば、コクピット内のパイロットを殺す結果になることを、アムロが知らなかった筈はない。それでもアムロはそれをやった。
 三日月・オーガスも、ガンダム(バルバトス)の2度目の戦闘においてそれと類似した戦法を取り、結果的に敵パイロットの命を奪っている。

 主人公が取った戦法とその結果だけを見れば、ファーストガンダムのワンシーンの焼き直しとも言えなくはない。しかし、そこに至るドラマはもちろん、そのシーンが描き出す雰囲気も趣を全く異にしている。同系統のイベントを対照的に描いているわけであり、私にとっては非常に印象的だった。

 似ていれば「焼き直し」と言われ、
 似ていなければ「“ガンダム”ではない」と言われる。
 相反した課題を背負ったガンダムシリーズの最新作は、明らかに独自の色を持った世界を見せてくれている。これからの展開に期待せずにはいられない。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。