2017-06

『Help me!!』がオリコン週間シングルチャートで1位になっても、モーニング娘。は「尻に火が付いた状態」であることに変わりはないという現実を語る。

『Help me!!』が オリコン週間シングルチャートで 1位になっても、モーニング娘。は「尻に火が付いた状態」であることに変わりはないという現実を語る。

 Mステの番組内シングルランキングで『Help me!!』が1位になっていたのを観て、
「おッ?! これはオリコンのウィークリーランキングでも1位になりそうだということか?」
と思っていたら、案の定そうなった。
 モーニング娘。が、久し振りにオリコン1位を獲得し、付加価値込みでマスコに取り上げられているのを目にするのは嬉しい。ちなみに今回のシングル、私は5枚購入した。
小田さくらデビューシングル『Help me!!』を5枚購入

 左側がAmazonで購入したもの、右側がタワレコオンラインで購入したもの。
 『小田さくら推しの方は、【初回生産限定盤C(DVD付)】を買いましょう!』という記事を書いた後、更にタワレコオンラインで2枚を追加予約しておいたのだ! 小田ちゃん推しなので、【初回生産限定盤C(DVD付)】は2枚買ったぞ!!(1枚は手元に置き、1枚は実家に持って行くつもり)

 タワレコオンラインの方の箱に入っている白いものは、オマケで付いてきたポスターである。
タワレコオンラインで買ったらオマケのポスターが付いてきた

 ダンボール箱を空けた瞬間は、「ポスター、小っちゃ!」と思ったが、オマケで付いてくるのだからこの程度で十分だろう。絵柄は【通常版A】のジャケ写なので、小田ちゃん推しの私にとっては非常に嬉しい。

 なお、Amazonからは発売日当日の1月23日に届き、タワレコオンラインからは前日の1月22日に届いた。YouTubeのコメントで「アマゾンは発送するのが遅い」とか文句を言っている人がいたが、そりゃあ予約をするのが遅いからそうなったんだろう。自分の行動の遅さを責めるべきだ。

 さて、ここからが本題である。
 モーニング娘。のメンバーが『Help me!!』のMVで着ている衣装は、スカートの部分がまるで炎のように赤い。このスカートは、“復活するフェニックスの炎”をイメージしたものなのか?
 否、これは「モーニング娘は。今まさに、尻に火が付いた状態である」ことを端的に示しているのだ。

 第一に、「AKB勢に大きく差をつけられてしまった現状」がある。
 今回、モーニング娘。がオリコン週間シングルチャートで1位になれたのは、AKB勢が同時期にシングルをリリースしていないからである。
 今のモーニング娘。がAKB48とオリコンで順位を争ったら、絶対に1位は獲れない。
 今のモーニング娘。がSKE48とオリコンで順位を争ったら、絶対に1位は獲れない。
 相手が乃木坂46であったとしても、現時点ではモーニング娘。に、まず勝ち目はない。
 ももクロとの競い合いだったら、いわゆる“浮動票(コアなファン以外による購入)”が勝敗を分けることになりそうだ…。
 モーニング娘。の現時点の競争力は、そういうレベルである。
 今回久し振りにオリコンで1位を取ったと言っても、AKB勢一強となっている現時点のアイドル界では、“大差を付けられた2位グループ”の中の一つであることに変わりはない。アイドル戦国時代が続いている今、ももクロに続いてブレイクを果たす第2第3のグループがいつ現れ、モーニング娘。を追い越していくかもや知れぬのだ。

 第二に、「知名度のあるメンバーいなくなってしまうという危機」が挙げられる。
 5月で、田中れいなが卒業する。歌唱に関しては、私も推している新メンバーの小田ちゃんが即戦力として機能し、れいなの抜けた穴を埋めることが出来るだろう。しかし、知名度に関してはそうはいかない。
 10人いるモーニング娘。の中で、知名度のあるメンバーは、道重さゆみ唯一人となってしまうのだ。そのさゆも、れいなが卒業した後、1年程度で卒業となる可能性が高い。さゆ自身が発言しているように、高度化するダンスに体が付いていかなくなるからだ。
 れいなに続き、さゆまでが卒業してしまったら、モーニング娘。は無名メンバーの集団になってしまう。そうなれば、一般に対する求心力が、一気に低下する怖れがある。果たして、今後1年ないし1年半程度で、9期以降のメンバーの知名度を劇的に向上させることが出来るのだろうか?

 第三に、「フォーメーションダンスに特化したことの弊害」がある。
 『モーニング娘。の新曲 『Help me!!』のMV(Dance Shot Ver.)を観て思ったこと』という記事に書いたように、今のモーニング娘。は、ダンスフォーメーションに特化したグループにならざるを得ない。これは他のアイドルグループとの差別化において強みともなるが、逆に弱みにもなってしまう。
 その弱みを露呈したのが、1月前半のハロコンである。まーちゃん1人が病欠しただけで、フォーメーションの完成度は大きく低下してしまったのだ。フォーメーションの完成度を高めれば高めるほど、1人が欠けたときの影響が大きくなるというジレンマを、この先、当分の間は抱えていくことになる。
 また、こうしたフォーメーションに新たに加わるメンバーは、どうしても一定以上のダンススキルが求められる。現在のモーニング娘。は、香音や、はるなんのような、ダンス未経験者が加入することが困難なグループになってしまっているのだ。

 更にこれに関連し、「大幅な増員によるフレッシュ化が当分の間は不可能」となっている点が、第四の危機として挙げられる。
 ダンスフォーメーションに特化したグループとして有効に機能するためには、自ずと人数の範囲が決まってくる。人数が少なすぎると表現できるフォーメーションが限定されてしまうが、逆に人数が多すぎてもフォーメーション(アイドルがライブで披露することを前提としたフォーメーション)は限定されてしまうのだ。
 『Help me!!』のレベルだと、現状の11人という人数が上限に近いのではないか。
 れいなが卒業した後、新メンバーとして12期を加入させるとしても、9期10期のように4人というわけにはいかないだろう。また、加入してまだ何年も経っていない9期以降を、今後2、3年で卒業させるということも難しい。
 つまり今後しばらくの間、モーニング娘。は、大部分のメンバーを固定させた状態のまま活動を続けることになる。「卒業と加入を繰り返して鮮度と活力を保つ」というモーニング娘。の強みを、しばらくは封印せざるを得ないのだ。

 第5の危機は、「ハロプロ内実力ランキング最下位となる危機」だ。
 未だに成長を続ける先輩グループのベリキューとのスキル差を縮めることが出来ず、先輩とも同期とも言えない微妙な関係にあるスマイレージに実力で負けるようなことになれば、モーニング娘。は“ハロプロ内では実力最下位のグループ”となる。
 実力は最下位なのに、売り上げは最上位。実力は劣るくせにCDだけは売れる。そんなネジレ現象が明確になれば、ハロプロという組織自体がギクシャクし始めるだろう。

 このように、内外共に問題を抱え、まさに「尻に火が付いた状態」のモーニング娘。
 本人達は大変だと思うが、見ている側、応援している側としては、この危機的状態が面白くもある。
 小田ちゃんという明確な推しメンが出来たことも相まって、当分はモーニング娘。ファンを卒業できそうにない。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。