2017-06

『機動戦士ガンダムAGE』第39話から第42話の感想(その3)

『機動戦士ガンダムAGE』第39話から第42話の感想(その3)

 第41話『華麗なフラム』

 フラムとララァ。
 仮面を被った指揮官の直属の部下であり、特殊な才能を持つ女性という点ではララァと共通するが、それ以外は真逆に近かったフラム。そのフラムが、徐々にララァ的なキャラクターに近づいてきていたわけだが、今回でその立ち位置が明確になった。ヒロインである。
 キオ編は、ヒロイン不在とまではいかないものの、複数のヒロインが中継ぎをして繋いでいくようなスタイルをとっていた。残り話数から逆算すると、フラムは“最後のヒロイン”となるのだろう。

「ゼハート様は、たった一人で多くのものを背負っている…私は彼の力になりたい…」
 既にフラムは、自分の兄がゼハートを救うために死んでいったことを納得する境地に達していた。そんなフラムに、初めて邂逅する敵パイロット・キオの言葉が届かないのも当然である。
 キオとフラムは、お互いを全く知らない。
 キオは、フラムの兄がゼハートを救うために命を落したことを知らない。
 フラムは、キオがセカンドムーンでヴェイガンの人々と心を通わせたことを知らない。
 エデン実現の夢をゼハートに託して死んでいった兄のことを思えば、ゼハートと共にエデン実現の為に最後まで戦い抜くことがフラムの進むべき道である。火星圏移民者を見捨てたばかりか、その事実を隠蔽し続けてきた地球連邦が、今更話し合いで地球をヴェイガンに明け渡すはずなど有り得ないと断じるのも無理はない。

 相手を説得するということは難しい。
 青春時代を共に過ごした、アセムとゼハートの間ですら、そうである。
 アセムは、イゼルカントがヴェイガンを欺いていることをゼハートに伝えるものの、ゼハートは耳を貸そうとしないのだ。

 対立はどんなに醜くても強く、理想はどんなに美しくても弱い。
 そんな戦場に、また新たな対立が乗り込んでくる。その名は、ジラード・スプリガン…
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。