2017-10

『機動戦士ガンダムAGE』第39話から第42話の感想(その2)

『機動戦士ガンダムAGE』第39話から第42話の感想(その2)

 第40話『キオの決意 ガンダムと共に』

 前回、イゼルカントがプロジェクトエデンの真実を明かしたことに続き、今回はアセムが海賊となった真の理由を打ち明ける。

 ヴェイガンと連邦の間で力の均衡が保たれていれば、戦争は膠着状態が続き、大きな被害は出ない。そういった膠着状態を維持するため、両者が大規模な作戦を実行できないように、情報・物資の両面から妨害を行ってきたというのだ。まるで、どちらからも頼まれていないのに、二重スパイを強行しているようなものである。
 確かに、究極的な妨害によって全ての作戦を未遂に終わらせることが出来たとしたら、戦闘行為のない戦争が続くことになり、それは事実上の休戦状態となる。
 アセムは、「戦争を止めることは出来ない」という現実論に立脚点を置きつつも、「戦争の規模が小さくなるように双方に干渉する」という第三局からの戦いを自分に課したのだ。

 そしてキオもまた、新たなるガンダムを得たことで、自分の新しい戦い方を見出す。連邦側のパイロットという立場はそのままとした上で「相手を殺さずに戦う」という道を選択したのだ。

 これでアスノ家の3人は、それぞれ異なる道を歩むことが明らかになった。
 フリットは連邦に属し、ヴェイガンを殲滅する道を。
 アセムは、連邦にもヴェイガンにも属さない、海賊という道を。
 キオは連邦に属しながらも、ヴェイガンを殺さない戦い方をするという道を。
 一旦こうして別れた3人の道が、この先交わることがあるのだろうか?
 そして、イゼルカントやゼハートといったヴェイガン側の人間が歩む道とは、どのような交わり方をするのか、それともしないのか。極端な話、「多くの人間を切り捨てることで人類が平和を得る」という意味では、フリットとイゼルカントの考えは一致しているのだが。

 AGE-FXは、番組のCMに登場していたので存在自体は事前に知っていたのだが、それ以上の情報は何も仕入れていなかったので、新鮮に感じられた。

 先ず、AGE-1・AGE-2・AGE-3に関しては、それぞれRX-78・Ζ・ΖΖという過去のシリーズに登場している機体をベースにしてデザインされているというイメージを強く抱くことに対して、AGE-FXにはこれといったデザインベースが思い浮かばない。もちろん、ファンネル装備型ガンダムという意味ではνガンダムを連想するのだが、その点を除くとAGE-FXにνガンダムのイメージは無い。
 過去のシリーズのガンダムをベースにしていない、『ガンダムAGE』独自のガンダム。主人公が乗る4番目のガンダムでありながら、AGE-4ではなくAGE-FXという名が冠せられていることには、そういった理由もあるのではないかと思える。

 また、AGE-FXはカラーリングや脚部のデザインにおいて、いわゆるガンダムらしさが希薄である。言うなれば“偽ガンダム”であるガンダムレギルスの方が、パッと見では遥かにRX-78に近いイメージを抱かせるのとは対照的だ。ちなみに、ダークハウンドもカラーリングやドクロのディディールによって、“正統派ガンダム”とは言い難いイメージになっている。
 この3機のガンダムの中だと、連邦のガンダムよりもヴェイガンのガンダムの方が、一見“正統派”に見えるというのは面白い。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。