2017-10

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『機動戦士ガンダムAGE』第43話から第46話の感想(その2)

『機動戦士ガンダムAGE』第43話から第46話の感想(その2)

 第44話『別れゆく道』

 嵐の後の静けさであり、嵐の前の静けさでもある今回。
 ゼハートはエデンプロジェクトの真相を知り、そこに含まれるイゼルカントの狂気も含め、全てを引き継ぐことを決意する。アセムとゼハートの和解と共闘という流れは観たいのだけれど、イゼルカントを“悪の枢軸”として描いた勧善懲悪展開は観たくないと思っていた私にとっては、妥当な落とし所である。

 1人の(或いはごく少数の)人間が、人類を2種類に選別する。一方は生き残り、もう一方は滅ぶという選別を。
 これは、SFでは古典的なテーマである。例えば、何らかの理由で地球が滅びるとき、ほんの一握りの人間だけが宇宙船に乗り込んで地球から脱出し、地球以外の場所で生き延びるという場合。その一握りの人間を、誰がどうやって選ぶのか?
 「人類を2種類に選別することなど出来ない」と言って選別を拒んでいたら、人類は確実に全滅する。例えごく僅かであっても人類を新天地へ脱出させる手段を持っていたのなら、やはり人類は自らを2種類に選別し、全滅を防ぐ道を選ぶだろう。

 こういうケースなら、「人類を選別する」ことが許される。
 では、それ以外のケースでは、「人類を選別する」ことは許されないのか?
 ゼハートは「許される」と決断した。その決め手は、「ヴェイガンが地球を取り返せば、それで戦争は永久に無くなるのか?」という問いかけだ。
 マーズレイから逃れ、死病の恐怖から解放されても、それと恒久平和とは全くの別物である。地球から地球種を廃除し、ヴェイガンが地球を占有したとしても、いずれはヴェイガン同士の争いが地球で行われるようになる。恒久の平和を願うなら、ヴェイガン同士の戦争を避けるシステムを、あらかじめ構築しておかなければならない。それが、エデンプロジェクト。

 ゼハートは、ギリギリのところでイゼルカントと別れる道を選ばず、同じ道を歩み続けることを選んだ。一方、アスノ家の3人は、別れる道、あるいは別れゆく道を選んだ。
 画として興味深いのは、フリット、アセム、キオの3人は、目の色は3人とも同じだが、髪の色は3人とも違うところだ。3人とも同じアスノ家であるという記号が「目の色」であり、3人とも別々の戦い方を選択するという記号が「髪の色」というわけだ。なお、ゼハートとイゼルカントは、同じような目の色、同じような髪の色をしており、これも一種の記号のように見える。

 オープニングでシルエット的に登場していたモビルアーマーは、てっきりヴェイガンの最終兵器(ビグザムとキュベレイを合わせた感じ?)だと思っていたが、違っていた。ゲームのボスキャラ的な機体だが、この機体を含めたEXA-DB の存在が“悪役”となるのか? EXA-DBを消滅させることを目的としてゼハートとアセムが共闘するという展開なら、観てみたい。

 コールドスリープ中の新キャラは、イゼルカントのクローンみたいなものかと思っていたら、これも違った。「ヴェイガン最強のパイロット」と言うからには、ジオングみたいな特別な機体が与えられるのか? それとも、ガンダムレギルスの2号機が用意されているのか?

 あと、ずっと書くのを忘れていたが、アセムの海賊船は、どう見てもラム戦仕様。TV版のアルカディア号みたいに、豪快に決めてもらいたい。ガンダム版のキャプテンハーロックとして、アセムには「ラム戦!」と叫ぶ義務がある…なんちゃって。
 まぁ、それはともかく、「3世代、100年の闘いを描く」という謳い文句を真に受ければ、戦争の終結は30年後、キオが40代になったときのことになる。キオが現時点ではモビルスーツ鍛冶ではないことも気になるし、あと残り6話程度でどうなっていくのだろう。『ガンダム00』のようなパターンなら、劇場版で完結というのも良いのだが。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。

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