2017-06

『機動戦士ガンダムAGE』第31話から第34話の感想(その4)

『機動戦士ガンダムAGE』第31話から第34話の感想(その4)

 第34話『宇宙海賊ビシディアン』

 ずっと地球上だったキオ編の舞台が宇宙へと移った。そう言えば、フリット編は(スペースコロニー内の話も多かったのだが)全て宇宙圏が舞台であり、アセム編でも地球に降りたのは終末の局面だった。キオ編では逆に地球から宇宙へと上がるわけで、このところの流れは、ファーストガンダムのジャブローに入る前(『女スパイ潜入!』)辺りからの流れを思い起こさせる。

 宇宙に出たキオには、新たな、そして衝撃的な出会いが待っていた。
 父は、天国ではなく宇宙にいたのだ。
「やっと会えたな、キオ…力を見せてみろ、この父に!」
 まるで「ずっと宇宙で待っていた」と言わんばかりのアセムの台詞に違和感を覚えつつも、アセムの再登場には胸が躍った。戦う天使のように純白でスタイリッシュだった特務仕様のAGE-2が、真逆の黒い機体・ダークハウンドに生まれ変わっているのも興味深い。新武装も、グフのヒートロッドやドムの拡散ビームに似たトリッキーなタイプで、面白い。

 そういったトリッキーな新武装、そして本来持っている高速機動を駆使するAGE-2ダークハウンドに、初めて宇宙で戦うキオのAGE-3ノーマルは翻弄される。更に、ファントム3の生き残り達が仕掛ける、空間とスピードを生かした集団戦法にも苦戦する。キオが宇宙戦に不慣れな所為もあるが、パワーと火力重視のAGE-3ノーマルは、基本的に高速戦闘には向いていないのだ。

 窮地に陥ったキオのAGE-3を救い出したアセムのダークハウンドだが、その背後から敵が襲い掛かる。こ、これは、アセムを助けたウルフが戦死したときと同じパターン!
 一瞬見る者をヒヤッとさせたものの、アセムのダークハウンドは鮮やかに身をかわし、同時にカウンターを深々と突き刺した。
「スーパーパイロットを舐めるなよ…」
 機体の色は黒に変わっても、アセムの心の中にウルフ隊長が生きていることが伝わってくるシーンだった。

 気になるのは、アセムが家族を捨てて海賊になった理由である。海賊船に戻ったアセム自身がサラッと語ったことが全てだとは到底思えない。「戦争の行方を左右する秘法」こそが、真の理由に深く関わっていると思えるのだが…
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。