2017-10

『機動戦士ガンダムAGE』第27話から第30話の感想(その4)

『機動戦士ガンダムAGE』第27話から第30話の感想(その4)

 第30話『戦場になる街』

 キオが操縦するAGE-3は、初陣ながらヴェイガンのモビルスーツを次々に撃破していったが、ゼハートの駆るギラーガ相手では、さすがに防戦一方となる。状況を打開するため、フリットはディーヴァを出すようオリバーノーツの基地に連絡する。
 フリットの元部下であったアルグレアス提督の計らいによってディーヴァは出撃することになるが、非常事態下であったこともあり、ブリッジのクルーは艦長も含めて問題のある者ばかりを寄せ集めた集団となっていた…。

 戦力外の老朽艦扱いされているディーヴァが、寄せ集め集団によって戦線に復帰するという、ある意味“緩い”展開。これは、『ΖΖ』のアーガマが、盗みも厭わないジャンク屋集団であるジュドー達をクルーにしてしまう展開を思い起こさせる。軍属のようには見えないキオが、ガンダムのパイロットとしてディーヴァに乗り込んでも、何となく許せてしまう雰囲気があるのだ。
 もっとも、「非常事態下、民間人を、軍の最高機密兵器のパイロットにしてしまう」という始まり方は、ファーストガンダムやそれをベースにした『SEED』でも使われているパターンであり、ガンダムシリーズの定石とも言える。

 ナトーラが全くのダメ艦長として始まった点は上手いと思う。これによって、既に軍人ではなくなっているフリットが司令官のように振る舞うことが通ってしまい、当面は話をスムーズに進められるからだ。また、今後ナトーラが艦長として成長することで、フリットと対立するドラマも期待できる。
 キオ編は、ガンダムを授かった少年パイロットと、ガンダムの母艦を任された若きダメ艦長が戦いの中で共に成長し、フリットという大きな存在をそれぞれが別々に越えて行く、二重の意味での世代交代物語という面もあるのかも知れない。

 オリバーノーツでの戦闘が終わり、ディーヴァに収容されたAGE-3。その全身が細かい傷だらけとなっている(ビームライフルを把持していた右腕は特に酷い)絵は、激戦を無言で語っており、非常に効果的だった。ほんの4枚程度の止まった絵であっても、こうした説得力のある映像は、物語の空気を引き締めるのだ。

※注※
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。