2017-10

『機動戦士ガンダムAGE』第23話から第26話の感想(その3)

『機動戦士ガンダムAGE』第23話から第26話の感想(その3)

 『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第7巻に収録されると思われる、第23話から第26話までの感想を書いてみる。『AGE』が全50話だとすると、今回でちょうど半分。去年の10月から始まって、もう半分まで来てしまった。今年の冬を待たずして『AGE』が終わってしまうと思うと寂しくなるが、とにかく、ファンとしては観続けるしかない。そうそう、『AGE』の劇場版(映画化)もあるかも知れないし。

 第25話『恐怖のミューセル』

 フリット編で「Xラウンダー」という言葉が登場してから、ニュータイプに対する強化人間同様、「人工的に造り出されたXラウンダー」も登場するのではないかと思っていた。今回、それを意外な形で観ることになった。過去のガンダムシリーズでは、

 ガンダムのパイロット=ニュータイプ
 ガンダムの敵となるパイロット=強化人間

といった図式が見られたが、アセム編では逆となったのだ。
 また、ファーストガンダムでは当初、

 主人公=アムロ=ガンダムの性能に助けられながらも、シャアに勝ち続ける
 主人公のライバル=シャア=パイロットとしての技量では勝りながらも、アムロに負け続ける

といった図式であった。シャアがモビルスーツを新型に乗り換えることでガンダムとの性能差は縮んでいくのだが、アムロの成長によってシャアのパイロットとしての優越性が減じていってしまい、シャアはアムロに負け続けた。
 逆に言えば、もしもシャアが初めからゲルググに乗っていたとしたら、最初の戦いでガンダムのアムロに勝っていただろう。『AGE』におけるゼハートとアセムが正にそれである。
 更に、Xラウンダーではないことも加わって、アセムはゼハートに連敗を喫する。この点に関しても、アムロとシャアのモビルスーツの性能が互角になった後、アムロがニュータイプ能力の優位性でシャアに勝ち続けたのとは正反対である。

 ガンダムに乗る主人公と、仮面を被ったライバル。
 この絵面だけ見ればファーストガンダムと同じだが、実際の力関係は全く逆なのだ。

 更に今回は、Xラウンダーではないウルフが、純然たるパイロットの技量(心の強さを含む)で、Xラウンダーを倒してしまう。現状を打破するにはXラウンダーの能力を得るしかないという思いに囚われていたアセムに対して、ウルフは説得力のある答えを示した。そのウルフの頼もしい姿を見たとき、不意に私の脳裏にはスレッガーの姿が浮かんだ。
「ああ、スレッガーがソロモンで死なずにパイロットとして歳を重ねていたら、ウルフのようなパイロットになっていたのかな」
 この辺りも、ファーストに対するオマージュと言うか、ファーストに対する別の回答を観せてもらったような気がして嬉しい。
 『AGE』は、意図的に、あるは意図せず、ガンダムシリーズにおける原点復帰というテーマを、上手く消化していると思う。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。