2017-10

『機動戦士ガンダムAGE』第15話から第18話の感想(その4)

『機動戦士ガンダムAGE』第15話から第18話の感想(その4)

 第18話『卒業式の戦闘』

 “学園もの”としての『ガンダムAGE』アセム編は、3話目にて結末を迎えた。
 第16話が“学園もの”としての「起」、第17話が「承~転」、第18話が「転~結」であり、必要最小限の構成になっている。その間に1年半の月日が流れており、アセムは18才となり、級友と共にハイスクールを卒業するのが、この回だ。

 ゼハートはベイガンであることをアセムに明かし、
「俺だと知って、お前は討てるのか!」
と問い質す。そして、「お前のような優しい奴は、戦うべきじゃない」と諭すゼハートの言葉がコロニーの青空に吸い込まれたところでこの回は終わる。そして、それに続くエンディングが、この回の一部のように映るのだ。

 エンディングはアセムの人生を振り返るような内容になっているが、今回のエンディングに関しては、ゼハートにも同様に振り返るべき人生があることを考えさせられる。
「お互い、違う世界に生まれてしまった」
と言うゼハートには、ゼハートの世界があるのだ。ゼハートは「俺には戦士として背負うものがある」と言った。アセムがアスノ家に生まれた男子としてガンダム(AGEシステム)を引き継ぐ宿命を背負っているように、ゼハートにも「譲ることが出来ない、戦う理由がある」のだと。

 3話をかけて、青春の1年半を共有した「アセムとその仲間達」(あるいは「ゼハートとその仲間達」)の物語の第一部は終了した。アセム個人にとっては、ここまでが“戦前”の物語であろう。ここまでは、アセムが乗り込むガンダムがガンダムAGA-1(『Ζガンダム』におけるガンダムMk-IIに相当)であったことも、アセム編のプロローグであることを印象付けている。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。