2017-10

『機動戦士ガンダムAGE』第15話から第18話の感想(その2)

『機動戦士ガンダムAGE』第15話から第18話の感想(その2)

 第16話『馬小屋のガンダム』

 第15話で“UE(ベイガン)への復讐に燃える男”であるグルーデックが物語の舞台から退場したかと思ったら、25年後の舞台に“ベイガン殲滅に燃える男”となったフリットが再登場。
 かつて、グルーデックから“復讐を志す者同士”としての握手を求められても応じなかった少年が、まるでグルーデックの分身のような存在になってしまっている。これも“連なっている”という意味では、“憎しみの連鎖”と言えるのかも知れない。
 先ず前話までの主人公であるフリットを登場させ、彼に息子(新しい主人公)のことを思い起こさせるという導入部には、アセム編のスタートに相応しい流れを感じる。
 
 フリット編のスタートには、コロニーの描写にファーストガンダムへのオマージュや、ファーストガンダムを超えるという意気込みを感じた。それに対し、アセム編のスタートには『Ζガンダム』へのオマージュを感じる。意気込みという部分では、『Ζガンダム』を超えるというよりも、そこでは描かれなかった部分を丁寧に描こうというところだろうか。
 『Ζガンダム』の主人公であるカミーユが、プチモビルスーツ大会の優勝者であったことは、彼の過去の経歴として僅か1枚の写真と簡単な台詞で説明されただけである。“アセム編”では、正にそこにスポットを当てたところから物語が始まるのだ。

 しかも、アセム編で初めて登場するガンダムは、ガンダムAGE-2ではない。ガンダムMk-IIならぬ、ガンダムAGE-1のMk-II版(性能を向上させたAGE-1)なのだ。これは勿論『Ζガンダム』で初めて登場したガンダムがΖガンダムではなく、ガンダムMk-IIだったことを踏襲したパターンである。
 ガンダムが馬小屋から姿を現すのは、『ガンダムAGE』のガンダムが救世主として語られる伝説のモビルスーツであることを示す演出であろう。同時に、『Ζガンダム』でカミーユが乗り込んだガンダムMk-II(3号機)が、天井の低い倉庫で無理矢理立ち上がって発進したシーンに対するオマージュにもなっている。もっとも、アセムの操縦するガンダムAGE-1は馬小屋を壊さないよう、天井を開けてもらってから発進しているのだが。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。