2017-11

『機動戦士ガンダムAGE』第11話から第14話の感想(その1)

『機動戦士ガンダムAGE』第11話から第14話の感想(その1)

 前置き(→ こちら )が終わったところで、『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第4巻に収録されると思われる、第11話から第14話までの感想を書いてみる。


 第11話『ミンスリーの再会』

 UE要塞攻略のための戦力の確保と作戦の立案・決定、おまけにディーバの大改造。第11話『ミンスリーの再会』は、ストーリー上、決して抜かすことの出来ない重要な出来事が描かれた回であるにも関わらず、ファーストガンダムにおける『ククルス・ドアンの島』のような挿話という印象が残る。
 嵐の後の静けさか、嵐の前の静けさか。しかし、この回がそれだけではなかったことが、後で分かる。そう、例えるなら…

 あなたの家にある、定価数千円の花瓶。しかし、それはあなたの思い出のこもった大切な花瓶である。それを、家に進入してきた猫が割ってしまった。
 あなたが、たまたま立ち寄った美術商店。そこで売られていた花瓶に、1000万円の値札が付いていた。それを、店に進入してきた猫が割ってしまった。
 あなたにとって、どちらが悲しい出来事だろうか?
 第三者にとって、どちらが悲しい出来事だろうか?
 花瓶という物体が割れただけではなく、あなたの思い出が割れてしまったことを伝えるには、どうしたら良いのだろうか?

 あなたと第三者が同じ悲しみを共有するためには、あなたにとってその花瓶がどれだけ大切なものであったかという思いを、第三者と共有する必要がある。悲しみを伝えるうえで重要なのは花瓶が壊れた一瞬の描写ではなく、その花瓶にどんな思い出が詰まっていたか、その思い出がどんなに大切なものだったかということだ。
 つまり、「割れた花瓶をいかに描くか」ということよりも、「割れる前の花瓶をいかに描くか」。それは、「将来、その花瓶が割れることになるとは思ってもいなかった時間」を描くということでもある。

 アムロとララァの遅すぎた出会いは、悲劇的な別れを招いた。
 しかし、フリットとユリンは、充分に早い段階で出会っている。
 アムロとララァとは真逆とも言えるフリットとユリンの出会いを観て、私は二人の未来を無意識のうちに楽観視していた。ネタばれ無しで視聴していた私は、このミンスリーでの時間が正に「将来、その花瓶が割れることになるとは思ってもいなかった時間」だったのだ。

 第12話の感想は…、やっぱり記事を変えよう、うん。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。