2017-09

『アイアンマン2』

『アイアンマン2』
    2010年の映画館で観た映画:3本目
    映画を観た日:2010年7月3日(土)

 オッサン“変身”ヒーロー万歳!
 アイアンマンの何が良いかと言ったら、それは「オッサンが変身する」という雰囲気が濃いところである。バットマンも広義には「オッサン“変身”ヒーロー」の部類に入ると思うが、イメージとしては「紳士の変装」だ。『X-MEN』のウルヴァリンはオッサン度は高いものの、“変身”ヒーローではない。

 『アイアンマン』1作目が上映される以前の、ある出来事を、私は今でも鮮明に覚えている。映画館で『アイアンマン』1作目予告フィルムが流れているとき、私の直ぐ前の席に座っていた若い女性客が、
「えぇ~? オッサンが変身するのぉ~?」
と不満丸出しの声を上げたのだ。
 全く以て失礼千万! オッサンが変身して、何が悪いのか?!
 日本の変身ヒーローの元祖クラスである月光仮面はTV主題歌で「おじさん」と歌われているし、黄金バットも確かアニメ本編中で「おじさん」と呼ばれていた。初代ウルトラマンのハヤタも「お兄さん」ではなく「おじさん」だった。おじさん即ちオッサンこそ、日本の変身ヒーローの原点なのだ。
 そうそう、日本におけるメタリック系パワードスーツヒーローの嚆矢であるメタルヒーローシリーズの第一作『宇宙刑事ギャバン』の一条寺烈も、オッサンではないか!
 日本人なら、そのことを肝に銘じて尊重しなければならんのだ。プンプン。

 『アイアンマン2』では、もう一人のオッサンがパワードスーツを装着し、オッサン変身ヒーローが並び立つ。基本デザイン、基本設計が同じ変身ヒーローがコンビを組むというシチュエーションは、仮面ライダー1号2号の競演を思い起こさせた。

 映画を観終えた直後は、今回でアイアンマンの構造的弱点が解消されてしまい、ヒーローとしての魅力が減ってしまったように感じた。しかし、トニーの命がアーク・リアクターに依存していることは変わっていない。また、それよりも何よりも、トニー本人が優等生とはかけ離れた不完全な人間であることに変わりはない。アイアンマンは、相変わらず大きな弱点を抱えており、そこに面白味があるのだ。

 それにしても、『アイアンマン』の大ヒットを目の当たりにして、日本の特撮関係者、特にメタルヒーロー関係者の胸中は如何に? 原作はアイアンマンの方が先だけど、映像化したのは日本のメタルヒーローの方が遥かに早いからなぁ。カッコ良さでも、全然負けていないし…。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。