2017-10

コスプレイベントが「男性禁止」主流になった方が、男性レイヤーには好都合? ~ コスプレイベントにおける男性の規制に関する逆転の発想 ~

コスプレイベントが「男性禁止」主流になった方が、男性レイヤーには好都合? 
~ コスプレイベントにおける男性の規制に関する逆転の発想 ~

 女装(男性レイヤーが女装コスをすること)禁止のコスプレイベントが多いらしいことは以前から知っていた。コスプレイヤーズアーカイブの質問箱にも、それに関する質問( → こちら)が出されていた。私も回答に加わっているが、その件に関して、ここで改めて述べてみたい。

 もしも、男装(女性レイヤーが男装コスをすること)レイヤーが、男子更衣室に侵入したとして、コスプレイベントの多くが男装禁止になるだろうか?

 もしも、男装レイヤーが男子トイレに侵入したとして、コスプレイベントの多くが男装禁止になるだろうか?

 答えは否である。例え上記の問題が発生しようとも、問題を起こしたレイヤー個人が排除されることはありこそすれ、男装コスそのものが禁止されることは、現時点では有り得ない。
 何故なら、男装禁止にしたら、コスプレイベント自体が成立しなくなるおそれがあるからだ。

 極端な話、もしも上記の問題が繰り返し発生した場合は、コスプレイベントが男装禁止になるのではなく、男性の参加が禁止される方向で事態が推移するだろう。
 何故なら、男性禁止のイベントであれば、男子更衣室の問題は起こり得ない。男子トイレの問題も、会場を占有している場合は起こり得ない(通常のイベントでも、男子トイレが女子トイレに転用されているケースがあるくらいだ!)。

 男性が被害に遭うことを防ぐため、イベントから男性を排除する。
 本末転倒も甚だしいが、現実に起こったとしても不思議ではない。
 実際の話、レイヤーにおける男性の割合は10%以下。男性禁止(女性オンリー)にしても、コスプレイベントは普通に成立するのである。
 よって、「男性がいることで問題が発生するのであれば、最初から男性を排除してしまおう」いう方向に進む可能性は十分にある。要するに、マイノリティは排除され易いのだ。

 ちなみに、苦情の問題にしても、基本的には同様である。
 仮に、イベントに参加している男性レイヤーの50%が男装コスに苦情を出したとしても、その数はイベント参加者全体の5%以下にしかならない。
 一方、イベントに参加している女性レイヤーの11%が女装コスに苦情を出したとすると、その数はイベント参加者全体の9.9%以上となる。
 どちらが重要視されるかは、言うまでもないだろう。多数決では、端から勝負にならないのだ。

 しかし、そういう状況が返って良い結果を招く可能性もある。

 仮にコスプレイベントの多くが「男性禁止」になった場合、少数の「男性許可」イベントに、男性参加者が集中することになる。現時点でも、女装が許可されているイベントに女装レイヤーが多く見られるが、それと同じことが男性参加者全体に起こるわけだ。
 個人的には、むしろこの方が良いのではないかと思う。
 関東では東京で月に1、2回だけ「男性許可」イベントが開催され、男性レイヤー(女装レイヤー含む)と男性カメラマンがそこに集中するようになれば、いろいろなメリットが期待できるからだ。

 まず、単純に男性参加者の割合が増えることが期待できる。既に述べたように、現状ではイベントにおける男性レイヤーの割合は10%以下だが、この割合が20%あるいは30%まで上昇する可能性がある。
 男性レイヤーの割合が増えれば、男性レイヤー同士の交流がやり易くなる。
 男性主催の合わせも、やり易くなる(メンバーが集まり易くなる)。

 また、男性カメラマンも集中するので、男性カメラマンを歓迎するタイプの女性レイヤーも集中することが期待できる。過度な露出は規制しなければならないが、「男性の視線を集めてやろうじゃないか」的な気合の入ったコス自体は歓迎されるべきである。
 そして「男性カメラマンを歓迎する」わけではないにしろ、「男性許可」イベントに参加する女性レイヤーならば、男性が苦手だというタイプは少ないだろう。このことからも、男性主催の合わせにメンバー(女性レイヤー含む)が集まり易くなることが期待出来る。

 なお、男子トイレが複数ある会場を使える場合は、そのうち1つを女装レイヤー専用とすることも可能だ。私は、しょこたん(中川翔子)の武道館ライブの際、この必要性を強く感じた。
 しょこたんの武道館ライブでは、客の男女比が半々であるにもかかわらず、男子トイレの一部が女性トイレに転用されてしまった。そのため、男子トイレに長蛇の列が出来てしまい、そこで私はセーラー服を着た女装レイヤーの真後ろに並ぶことになってしまったのだ。しかも長時間。

 私も不愉快だったが、男子トイレの列に長時間並ばさせられた女装レイヤーも苦痛だったに違いない。その女装レイヤーが、ちゃんとした女装をしていたから、尚更そう感じた。
 女装レイヤーは、男子トイレでも女子トイレでもなく、“女装トイレ”を使うべきなのだ。女子トイレを転用するのがベストだとは思うが、いかに男性参加者が集中したイベントであっても、男性の比率が女性を上回ることはあるまい。よって、“女装トイレ”は複数ある男子トイレのうち1つを転用することになるだろう。

 かつて少数派だった男装コスが、今日多数派になっているのは何故か?
 それは、大規模イベントでコスプレが全面禁止されてしまった時期に、やおい(今で言う腐女子)系の小規模イベントに女性レイヤーが集中し、そこで男装コスが盛んに行われるようになったからだと考えられる。もしも、大規模イベントでコスプレが全面禁止されるという事態が生じていなかったら、今日のように男装レイヤーが増えていなかったのかも知れない。

 パラダイムシフトと言う程のことではないが、こうした流れで男性レイヤーの活動スタイルが変わってくる可能性はあると思う。経緯はどうあれ、少ないリソースの集中運用が成されるようになれば、良い結果が生まれるだろう。
 近い将来コスプレイベントが「男性禁止」主流になってきたとしても、むしろチャンスと捉え、悲観しないことだ。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。